今日開催の文教環境委員会の審議で、もう一つ気になる点がありました。
本会議場での議案質疑で取り上げたのですが、中学校費と小学校費にそれぞれ計上されている教育施設扇風機設置事業費についてです。
中学校については、平成25年度事業として、2校約30室に総事業費143万円で整備の予定です。
小学校については、平成25~26年度事業として、5校約90室に総事業費995万5千円で整備の予定となっています。
この事業については、学校現場では夏季に熱のこもる教室もあったりすることから、必要な事業ということは理解できます。
ただ問題と考えるのは、中学校について残りの8校、小学校について残りの25校への整備をどう考えるのかということです。その中でも、PTAが独自で整備した学校について、どう考えるのかということがあります。
この論点についての教育委員会の見解は、既設の学校については維持・更新を市予算で行い、導入費用についての手当てをする考えはないということでした。扇風機を設置するという考えについて、方針の転換があったことで仕方がないという見解も答弁で出ました。
すこし考えると、現在の市の考えは、市民が自助努力で整備したものへの支援は最低限ということではないでしょうか。
各学校のPTAは会費を集めたり、バザーなどの事業を行いながら、活動費をねん出し、子どもたちの教育環境の整備を学校と協力して行っています。そのような中で設置した扇風機は、PTA会員としての市民の努力で行ったものであり、決して行政が出したものではないはずです。
しかし、今回の予算では、扇風機の購入と設置という初期投資から行政が行うことになり、その分のコストについて、その学校のPTA負担はないということになります。
つまり、公平性という観点からすると、各学校に扇風機が設置され、その維持・更新は市が行うという点ではたしかに公平と言えるかもしれません。しかし、初期投資の観点からは、はたして公平と言えるのでしょうか。
各学校にはそれぞれ手を入れるべきところがたくさんあることはもちろん、PTA・保護者も子どもたちの教育環境改善のために手を入れたいと考えていることもあるはずです。ですから、これまでに自助努力で扇風機の設置を行った学校に対しては、初期投資と同等の支援を学校予算の増額で対応するなどの取り組みを市は考えるべきではないかと考えます。
この点がどのように議論されるかも関心があるところです。
本会議場での議案質疑で取り上げたのですが、中学校費と小学校費にそれぞれ計上されている教育施設扇風機設置事業費についてです。
中学校については、平成25年度事業として、2校約30室に総事業費143万円で整備の予定です。
小学校については、平成25~26年度事業として、5校約90室に総事業費995万5千円で整備の予定となっています。
この事業については、学校現場では夏季に熱のこもる教室もあったりすることから、必要な事業ということは理解できます。
ただ問題と考えるのは、中学校について残りの8校、小学校について残りの25校への整備をどう考えるのかということです。その中でも、PTAが独自で整備した学校について、どう考えるのかということがあります。
この論点についての教育委員会の見解は、既設の学校については維持・更新を市予算で行い、導入費用についての手当てをする考えはないということでした。扇風機を設置するという考えについて、方針の転換があったことで仕方がないという見解も答弁で出ました。
すこし考えると、現在の市の考えは、市民が自助努力で整備したものへの支援は最低限ということではないでしょうか。
各学校のPTAは会費を集めたり、バザーなどの事業を行いながら、活動費をねん出し、子どもたちの教育環境の整備を学校と協力して行っています。そのような中で設置した扇風機は、PTA会員としての市民の努力で行ったものであり、決して行政が出したものではないはずです。
しかし、今回の予算では、扇風機の購入と設置という初期投資から行政が行うことになり、その分のコストについて、その学校のPTA負担はないということになります。
つまり、公平性という観点からすると、各学校に扇風機が設置され、その維持・更新は市が行うという点ではたしかに公平と言えるかもしれません。しかし、初期投資の観点からは、はたして公平と言えるのでしょうか。
各学校にはそれぞれ手を入れるべきところがたくさんあることはもちろん、PTA・保護者も子どもたちの教育環境改善のために手を入れたいと考えていることもあるはずです。ですから、これまでに自助努力で扇風機の設置を行った学校に対しては、初期投資と同等の支援を学校予算の増額で対応するなどの取り組みを市は考えるべきではないかと考えます。
この点がどのように議論されるかも関心があるところです。