「あなたは、白と黒どっちですか?」と聞かれたらどう答えますか?
はっきりと白か黒かと答える方もいれば、その間にあるグレーのどこかの位置だと答える方もいるのではと思います。
「知り合いのAさんは、白と黒どっちでしょうか?」と聞かれたらどうでしょう?
はっきりと白か黒かと答える方もいれば、その間にあるグレーのどこかの位置だと答える方もいるのではと思います。
これがある社会課題だったらどうでしょうか?
その場合も、本来は色と同じような答えになると思うのですが、そうではない状況が見受けられることが多いと思います。
そんなとき、白と黒の中間くらいにあるグレーのあたりの考え方は、白が濃い人から見れば黒と考えられ、黒が濃い人から見ると白と考えられてはいないでしょうか。つまり、中間に居ても、結果としてどちら側からも反対だと考えられる状況があると思います。
極論に偏りがちであったり、不寛容な風潮が広まっているのは、中間を許容できなくなってしまっていたり、尊重できなくなってしまっているからかもしれません。
自分の考えを白の側において、自分の考えの極論を真っ白に設定し、それに対をなす考えを真っ黒にして、自分の立ち位置がどこかを考えてみたり、自分の立ち位置を考えて、他の人の意見がどこにあるのかを考えると、不寛容さが幾分でも緩和するように思います。
いろいろな情報が飛び交う世の中だからこそ、視点を変えて物事を考えて、まずは自分だけでも寛容であるようにすることが、混乱する世の中では大事と思うところです。
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