鈴鹿市議会議員 中西だいすけの活動日誌

鈴鹿市議会議員として年齢も含め5期目のベテランになりました。日々の活動や感じたこと、議会での動きなどをつづります。

地図で可視化すること

2013年10月29日 13時22分23秒 | Weblog
鈴鹿市は今後の地域社会のあり方を予想するために、住基台帳のデータなどからGISを活用して可視化する作業を行うべきだと思います。昨日は、そのことに関係して複数の行政窓口に電話ですが調査をしていました。

・・・GISって?
鈴鹿市地理情報
三重県地図情報サービス Mie Click Maps
M-GIS:三重県簡易携帯型GIS/トップ

可視化するデータについてはいろいろな切り口があると思いますが、例えば空き家も含めた現在の居住状況を色分けして可視化してはどうかと思います。
「空き家、40~50歳単身、40~50歳夫婦のみ、40~50歳家族同居、50~60歳単身、50~60歳夫婦のみ、50~60歳家族同居、60~70歳単身、60~70歳夫婦のみ、60~70歳家族同居、70~80歳単身、70~80歳夫婦のみ、70~80歳家族同居、80歳以上単身、80歳以上夫婦のみ、80歳以上家族同居」という地図データを作成すれば、単純にその地図をもとに10年後、20年後そのままスライドさせた地図を見れば、高齢化の状況から必要とされる支援のあり方や、空き家に移行する可能性などが考えられ、単に高齢化率の数字だけで判断するよりも、直感的に課題を把握しやすくなるはずです。ただし、詳細な地図については個人情報の兼ね合いもありますから、慎重な扱いが必要になると思います。

このようなデータをもとに考えられることは、福祉施策の面はもちろんですが、都市(地域)の将来像やリスク・課題について、公共交通のあり方、道路補修についての計画づくりなどなど、多方面に活用できるはずということです。
逆に言えば、地域づくり、オープンガバメントという動き、住民が積極的に地域に関わって自治を行っていくという観点から考えれば、このような可視化されたデータなしでは、住民間で客観的な議論を行いにくいのではないかということです。

私は、鈴鹿市はさっそく取り組むべきだと思います。

ただ、データの整理やGISを活用してのデータ作成などについては、応分に人でもお金も時間も必要にはなると思いますが、それは今かけるべきコストであって必要経費と考えます。
また、どのような情報を可視化すれば効果的な将来予測につなげることができるのか、それこそが職員の仕事であり、また議員の識見が問われる部分だと思います。なぜなら、どのような将来のまちを考えるかという作業がデータ整理のためにも重要だからです。
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