寝床でぼんやり考えたことなのですが、私たちは、私たち自身で、自分自身で、コロナ禍について整理して考えることが求められているのではないでしょうか。誰かに求められるものではなく、自分ごととして。そして、そうして考えることこそ、これからの時代に大切なのだと思います。
ほんの少しコロナのことを考えてみます。
コロナウイルスは、もともと風邪症候群をひきおこすウイルスのひとつであり、その中で、SARS(重症急性呼吸器症候群)やMERS(中東呼吸器症候群)といった感染症の原因となっています。SARSとMERSについては、ワクチンや治療薬が存在していなかったのですが終息していきました。今回の〝新型コロナウイルス〟はそういったウイルスの中のひとつということです。
そのようにみると、変異を重ねているウイルスは、当初の武漢型といわれるそれと比較して、果たしてどのように変化していて、どれだけのリスクを持っているのでしょうか。変異に対して“新型”と表現するのであれば、それは私たちへのリスクが高い方向にも、リスクが低くなる方向にも、どちらも可能性があることなのに、そのことを客観的に分析するのではなく、「新型=リスク高」とイメージを紐づけて、いつまでも不安を煽られるのはどうなのかと思います。
今の世の中は、玉石混交とはいえネットで検索するとたくさんの情報に目を通すことができるので、公的なサイトから順に目を通していくことで、基本的な知識を持つことにつながると思います。
同様に、ワクチンについても今一度、厚生労働省で公開されている情報に目を通して考えて頂いてはどうかと思います。
■第25回資料から ・・・ 諸外国の考え方などが掲載されています
■第26回資料から ・・・ 副反応などの情報が掲載されています
このような資料などに目を通しながら、これまでの半年程度を振り返ってみてください。高齢の方々でたしかに症状が重くなるリスクは高かったと考えられますし、それ以外の世代でも低い割合ですが、入院を必要とされた方がいらっしゃったのも事実とは思います。
ですが、50代以下では、ワクチン未接種で感染し発症した人がいても、咳など呼吸器系の症状はあってもごく短期間の高熱で回復したということがある一方で、ワクチンを接種していても感染し発症、症状もそれなりにあった人の話も聞いたりされたのではないでしょうか。おそらく、症状がごく軽くで済んだ方が相当いたのではないかと思いますし、不顕性感染だった方も多かったのではないかと思います。また、ワクチン接種による副反応で高熱や強い倦怠感など、感染して発症するのと変わらない人もいたと聞きます。
・・・私たちは、ウイルスの発症リスクとワクチンとの関係について、自分なりに科学的に考えることがあったでしょうか?
・・・薬害のことや、DDTのようにある時期は夢の化学薬品と思われながらその後大きな被害を起こす化学物質もあったことを考えたりしたでしょうか?
〇レイチェル・カーソン:「沈黙の春」
ただ、今からいろいろな情報に目を通すことは、自分の認知との不協和に向きあうことになるかもしれません。しかしそれを含めて考えることは、混迷の社会の中で重要なことになると思います。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます