教育に関係することについて、現時点で県教育委員会からは方針は示されていないということです。三重県では県立学校の休校を5月31日までと決定し、鈴鹿市でもそれにならって5月31日まで休校という判断になっています。今後、三重県での感染状況の推移などを踏まえて、制限の段階的解除の方針も含めて、休校期間の見直しがあるかもしれないと思っています。
そして、昨日ですが鈴鹿市から休校期間中のオンライン学習の考えが示されました。
使用するシステムも含めて、休校後も見据えて考えてもらっていると思います。教育委員会の担当職員の方々ががんばられた結果と思います。これをどう運用するか、機械に頼るだけではなくて、先生方がどう児童・生徒とつながりをもつかがポイントになると思います。
仮定の話ですが、5月31日まで休校期間が延長されるとするなら、期間中は暫定的に登校日を増やして取り込んではどうかと考えます。何のために増やすのかというと、小学校であれば2学年ごとに、中学校であれば1学年ごとに登校日を設定して、クラスを3分割する形で教室で密集することを避け、そうした上で自宅でのオンライン学習などに関する指導を行ってはどうかと考えます。
このようにすれば、1学年に対して2学年ぶんの教員の方々が支援に回ることが期待でき、手厚い支援が行えると考えます。そのように取り組むことで、オンラインを利用した学習だけでなく、児童・生徒の様子の変化を察知して、気がかりな児童・生徒の子たちへの心理的な支援や、場合によっては食事などの生活支援、虐待の抑止などを行うにも有効ではないかと考えるところです。
そのように考えると、5月31日までの期間中に、教員の方々がどのように取り組めばいいのか、子どもたちの反応や考えを知る機会を持ち、それらを含めてICT機器を使う教育の在り方を検討することは、十分に価値のあることと考えます。そして、このように登校日を増やすことは、本格的に学校を再開する前の準備段階としても意義があるのではないかと考えます。
もう一つ可能性としては、休校期間が若干短縮されることも考えられますが、その時は、通常の授業カリキュラムの中に、インターネットを使った家庭学習についての学びも取り入れ、再度感染症が流行する可能性の高い秋から冬にかけて備えることも必要になるだろうと思います。
ただ大切なことは、機器を使った教育がすべてではなく、実際の体験などリアルな人間関係を体験すること、今までの学習に置き換わるのではなく、今までの学習を拡張する可能性としてのオンライン学習という視点を持つ必要があるのではないかということです。その部分も含めて、これからの鈴鹿市での教育内容に期待をしています。
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