鈴鹿市議会議員 中西だいすけの活動日誌

鈴鹿市議会議員として年齢も含め5期目のベテランになりました。日々の活動や感じたこと、議会での動きなどをつづります。

朗報 のち不安

2010年06月15日 21時35分24秒 | Weblog
今日は午前中に議会運営委員会と各派代表者会議があり、提案していた質疑と討論について、自分の分についてですが、ビデオ録画とネット配信が認められました。
さっそく明日、質疑がありますので録画し、配信をしたいと思います。

午後からは、議会改革特別委員会の正副委員長と事務局との下打ち合わせを行いました。7月8日に委員会が開かれますが、この際、講師を招いての勉強会を提案したいと思っています。その後、農業を考える議員の会に出席し、現在策定をしようとしている条例案の検討をしていました。

さて、今議会での注目点と考えているNTT西日本研修センタ跡地に関係する防災公園整備3議案についてですが、いろいろと話をしていると、どうも今のところの情勢としては、条件付き可決であるとか、付帯決議を行うとかであるとかの方向が、議員の中でも多そうな情勢です。

今回の議案に関係してですが、私は議会として調査としっかりと議論することが必要と考えています。防災公園ということ自体は否定するものではないにしても、あまりにも情報が少ないことと、本当に市民にとってよいのかどうかを判断するには時間が短いと考えます。
補正予算で19億円が算出され、その工事の施工に関しては、URの直接施工であることなど、議決には議論が必要であると同時に、市民の意見をどうくみ上げるかがポイントだと思います。

事業としては早期に着手するほうがよいと考えることもできるでしょうが、いくら早期に着手しても、結果として鈴鹿市にとって、鈴鹿市民にとってプラスの点がさほどでないのであれば、早期着手に踏み切ることは、長期的な視点から見たときにマイナスになることもあるからです。

平成16年にNTT西日本研修センタ跡地土地利用転換計画が策定されてから、市は計画策定の事業主体でありながら、「紳士協定」「民間の土地」を理由に、積極的には動いてこなかったことがあります。
(転換計画 → http://www.city.suzuka.lg.jp/kouhou/gyosei/open/shiryou/hakkobutsu/ntt.)
しかし、考えていただければと思いますが、その当時と社会情勢は変わっています。また、これからの子供たち、次世代のために私たちがなにをしていくべきかを考えたとき、議会が問われるものは大きいはずです。

その点が質疑でどのように取り上げられ、建設水道常任委員会でどのように審議され、予算決算委員会でもどのように議論されるのか、それに基づいて議場でどのような討論がなされ、どのような形で議決に至るのか、市行政と議会の説明責任は、ここの議員の説明責任は、議決に対する責任意識はなど、市民にとっても非常に重要なことになるのではないかと思っています。
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一般質問3日目

2010年06月14日 11時55分45秒 | Weblog
今日は、午前中の石田議員の質問に対する答弁で、物議を醸すものがありました。
内容は、生活保護費不適正支給問題について、市長が3月議会で自らの責任でというニュアンスの答弁を行っており、今議会で石田議員が責任の所在について再度質問したところ、松原副市長がその当時の答弁は市長の気持ちでのものという主旨の答弁を行ったことです。

市行政のコンプライアンスへの取り組みも含めて、市長には行政のトップであるという責任があることは、やはり否めないことだと思います。
しかし、そのことを答弁したにもかかわらず、場面が違えば、別の主旨だと答弁が出てくれば、やはり市民に対する説明責任も含めて、市の姿勢を疑わざるを得ません。

傍聴の市民の方々の言葉には、議会もしっかりしなければいけないということを話されている方もいましたが、まさにその通りだと思います。
議会が行政に対峙しながら市政課題に取り組むということが薄いため、良い意味での緊張感にも乏しくなっているのかもしれません。そのことについては、議会改革の取り組みの中でやはり考えなければいけないことだと思います。

取り急ぎ、休憩時間にこのブログを書きました。
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一般質問について

2010年06月12日 21時41分47秒 | Weblog
すこしブログの更新が止まっていました。

金曜日に、6月議会での私の一般質問がありました。
今回は「国保税の減税」、「鈴鹿市地域公共交通連携計画」、「NTT西日本跡地土地利用」の3項目を質問しました。

「国保税の減税について」では、3月議会で10%アップになった国保税率を、もとの税率に戻すことはできないのかという観点からでした。というのも、3月議会の中では、税率アップか、一般会計から不足分を繰り入れても税率維持か、の観点の意見を聞きましたが、どちらの意見にも一長一短があり、どちらかを選択するということではないと感じていました。
3月議会で私は賛成の立場をとりました。その際、この税率アップについては今年度の対応として、税率を下げるように動くべきと考えていました。残念ながら、3月議会では討論を行うことができず、この意見を出すことができなかったので、今回の質問につなげたということです。

「公共交通計画について」は、計画の説明会を行うべきという主旨で行いました。
実は医療を考える会の活動の中で、稲生地区の市民の方から公共交通についての意見を頂いたことを受け、3月議会の質疑でも問い、市は場面を通じて行うという答弁でしたが、5月に同様の会の活動の中で、若松地区の方から意見を頂き、再度市の姿勢を問いました。
しかし、市は同じ答弁を繰り返すだけで、本当に市民生活を考えているとは思えません。

「NTT西日本跡地」については、今議会で防災公園の設置についてが議案として関係3案出ていますが、残りの南側の土地に関することは出ていませんでしたので、過去の質問を踏まえながら再度質問しました。
計画については事業主体は市であるという答弁が出ました。
現在、戦争遺跡を保存する会から声が上がっている中、それにきちんと向かい合うこともせず、また、隣接の旭が丘小学校が鈴鹿市の中でも、児童一人当たりの運動場面積が一番狭い学校であるにもかかわらず、市はなにも動こうとしないことがはっきりしました。


今回の質問では、鈴鹿市の姿勢にいつもながら大きく疑問を持ちましたし、鈴鹿市行政の姿勢が変わっていないことも感じました。

が、一般質問の発言中、議員の中からヤジが出てきたことに対しては、多少であればさほど気にすることでもないのですが、しつこく、それも古い考えを言っていることに対して、議員の足を引っ張ることを議員が平然とすることに非常に憤りを覚えました。
NTTの質問の最中に語調がきつくなっているときは、行政に対してだけではなく、議場内でヤジをしてくる議員の言葉に憤りを覚えていたからです。

先にも書きましたが、旭が丘小学校のグランドは鈴鹿市内で一番狭い上に、生徒数が一番多い学校であることを考えれば、子どもたちのために良い育ちの環境を整備するという視点から考えれば、市議会議員としてはヤジの前に、そのあり方を真剣に考えるべきことではないでしょうか。それをせずに、その意見に対して不真面目なヤジを飛ばすことは、議場を冒とくしているとさえ思います。
いくら期数(議員在職年数)を重ねていると言っても、年齢が上だとしても、このようなことを平然と行うことは、議員として非常に疑問です。

そのようなあたりも含めて、私のHPに掲載している一般質問の映像を見ていただければと思います。携帯で見えるようになっていなくて申し訳ない上に、見ていただくことにもほんの少しだけお手間を頂くことになりますが、どうぞよろしくお願いします。
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開会日

2010年06月03日 23時21分48秒 | Weblog
今日から6月定例会が開かれました。今日は執行部からの議案提案と、一般質問の通告締め切りが主な活動です。また、午後からは各派代表者会議(市民に非公開)が開かれ、先だって提案したNTT西日本研修センタ跡地に関する議員間討議について、継続して議会で議論をするかどうかも話し合われていました。

議案のほうでは、やはりNTT西日本研修センタ跡地に関する補正予算を含む3議案について、非常に関心を持つところですし、議会としてもしっかり議論をすべきところと考えています。
しかし議員間討議に関して、話に聞くところでは、手続きなども含めて私たちに不手際があり、そのようなことも踏まえながら各派代表者会議で、継続的に議論する必要がないという結果になりました。

今回の流れでも感じたのですが、会派制をとっているからと、会派で報告を受ければいいという考え方は、非常に偏狭な考え方ではないでしょうか。各派代表者会議は会派長が出ているのであるから、会派長から報告を受ければよいとして、市民に非公開というだけではなく、議員の傍聴もできない仕組みになっていることになにも疑問を持たないことは、一人ひとりが選挙で選ばれた議員として本当にそれでいいのかと思います。
自分の目で見、自分の耳で聞き、その場の空気を感じ取り、自分で考察しながら考えをまとめ、一人の議員として判断することは非常に重要ではないでしょうか。会派制を前提にする以上に、議員としてはこのことが優先されるべきと思います。

また、多様な意見が議会の中にはある、議員はそれぞれ多様な考えを持っていることも確かなことです。しかし、多様な考えを議論することなく多様なままにしておくのであれば、それは議会として議論の場であるということを放棄してしまうことになるのではないかと思います。多様な意見や考えを議論でぶつけあいながら、議会としての考えとしてまとめていくということがこれからの議会に求められていることは、他市町の議会の動きの中にもあることです。議会が議決だけを行う場であるという考えがあるとすれば、そのことは考えなおされるべきではないでしょうか。

話を戻してNTT研修センタ跡地のことですが、過去私は一般質問で活用法を提案をしたり、問題点を提起したりしています。平成16年にNTT西日本研修センタ跡地土地利用転換計画が策定されていることから、計画についての再評価と検討も求めています。
あれだけの広い空間を一度手放すことになれば、鈴鹿市が人口の集中する地域でそのような空間を持つことは不可能でしょう。そういう意味では、鈴鹿市は全体を購入するという前提で考えるべきです。

議会はチェック機関であるという考えは大切と思います。しかし、それは受け身のチェックばかりではなく、積極的なチェックも考えに入れるべきです。今回、NTT研修センタ関連のことについても、議案として出されたから議会として考えられるという考えがあることは、まちがいではないと思いますが、それでいいのかという思いはどうしてもぬぐえません。

議員間討議の場がなくなり、NTT西日本研修センタ跡地の活用について、どのように他の議員の方々が市民にとってより良い形での活用を考えているのか、それともそのような議論は必要でないと考えているのかなどを聞くことができなくなったことは非常に残念です。

一般質問や質疑、委員会での議案審議と討論で、そのあたりがどう垣間見えるのかと思っています。

こういうことを考えている今の季節、鈴鹿は黄金色に実る麦と緑が深まる稲が、同時にある風景がきれいだなと思います。写真は13階から東側の景色、一ノ宮箕田方面に向けて撮ったものです。

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鳩山首相辞任

2010年06月03日 00時40分14秒 | Weblog
鳩山首相が辞任され、小沢一郎民主党幹事長も辞任されるとのこと。前政権から続く、政治の流動化はなかなかとまらないようです。たしかに、政権政党が大きく変わったということで、前政権からの移行がうまくいっていないことも考えられるでしょうが、国政自体の疲弊、制度が疲労しているのではないかと考えます。

ニュースを見ていると、他の政党の方々の中に「国民の信を問うために、衆参ダブル選挙を」という言葉も聞かれましたが、すこし違和感を感じます。
今は政権をどの政党が取るとかではなく、疲弊している社会をどのように建て直すのか、その点を真剣に取り組むべきときのはずです。

選挙で変わるのかといえばそうではないことは、今国会でも強行採決が行われたことからも言えることと思います。そのあたりの政治手法が変わっていないということは、政権与党が変わったと言っても、国会のしきたり、仕組みが変わっていないということと思います。

議院内閣制と二院制をとっている国会と、国会に対して法の上でもいろいろと違っている地方議会を同列に語ることは適切ではないかもしれませんが、地方議会が議会改革に取り組んでいる現在、国会もそのあり方を考えるべきと思います。

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