先日ブログに少し書いた7月8日の敦賀市での勉強会「予算をいじってみよう」ですが、その主旨は予算案に対して修正案を自分たちから出すことで、それを政策提案につなげようというものでした。
講師役は奈良県生駒市の塩見議員で、生駒市議会での減額修正の取り組みを取り上げながら、実際に減額修正案としたときの資料を演習問題形式に構成したものを記入するなど、非常にわかりやすく腑に落ちる説明を頂きました。また名古屋市議会の玉置議員からは名古屋市会における増額修正についての事例説明も聞くなど、非常に有意義な勉強会でした。
さて、予算修正の流れについて、塩見議員作成の資料から掲載させていただきます。
これは修正案に関係する流れの模式図になりますが、おおよそ鈴鹿市議会でもこの流れに近いと思います。
鈴鹿市議会では予算や決算の審議のために予算決算委員会を設置することになっていて、これには議長や監査委員をのぞいた全議員が委員となる全体会と、各常任委員会で担当する分科会があります。そこに通常の本会議に流れもあることになります。
定例会の流れでおおまかに書くと・・・
「 議案説明 → 議案質疑 → 一般質問 → 予算決算全体会(分科会付託)→ 分科会審議・採決 → 予算決算全体会(分科会報告・質疑・採決)→ 本会議最終日(予算決算委員長報告・質疑・討論・採決)」となります。
ということは議員として修正案を出すには、(1)予算決算委員として提案する、(2)3人以上の議員で発議する、の2通りがあり、以前、すずか倶楽部で修正案を発議した際は(2)の流れで行ったといえます。
今回の勉強会で考えたことは、自分で減額修正案を作成できるのであれば、一人の議員としてより直接的に論点を議会に投げかけられるのではないかということです。
ここでも塩見議員の資料から。
予算としてあがっているけれども事業に疑問があるとき、その予算をカットするということではなく一度財政調整基金などに戻す形を取り、執行部側に再提案を求めることは非常に意義があると思います。どうしても「修正」という言葉に抵抗感を持つ人もいらっしゃったりしますが、このような動きが普通になれば、その報が議論が深まりやすくなると思います。また、市民の方々にも論点がわかりやすくなると言うメリットもあるのではないでしょうか。
どのように自分の活動に活かすのか、また議会としての動きも含めて、しっかり検討しながらできる機会を見つけて実践したいと考えています。