日本の国はここがおかしい

将来の希望を失いつつある日本。国民が安心して生活できる国になるにはどうすればいいか

ワクチンの管理ができないのは当然、日本政府のITオンチはどうしようもない

2021-07-14 10:11:55 | 感染症
オリンピック直前のワクチン不足について、河野大臣はいろいろと言い訳し政府の責任ではないかのように強弁しているが、何と言い訳しても政府の責任は否定できない。

今回のワクチントラブルにはシステム面の部と運用面の不備が重なっている。システム面では接種完了の入力に手間がかかることである。

運用面の失敗としては、職域接種等でワクチン接種券なしでも実施した為、地域別の進捗状況が管理できなくなった。

その結果、接種が終っても接種完了入力がされていない者が多発し、その地域の該当者の内何人が接種したかを把握する方法がない。

それにもかかわらず、市町村に送付したワクチン数から接種入力された数字を差し引いた数だけワクチンが余っているはずだと主張している。

接種しても入力されていない上に、集団接種した者がどの市町村の者かも管理できない。こんなあてにならないデータに基づきワクチンの配布量を削減するなど正気の沙汰ではない。
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グタグタの緊急事態宣言の失敗は強権政治への布石か

2021-07-13 09:52:48 | 民主主義
東京での緊急事態宣言が開始されたが、テレビでの報道内容を見ると、要請を無視して酒を出している店や路上で回し飲みする若者たちがクローズアップされている。これでは真面目に要請を守っている店や飲食を控えている都民の間に不公平感が広がるのは避けられない。

マヌケな河野大臣がどんなに強弁してもワクチン接種が遅れていることは誰の目にも明らかである。
本来であればオリンピックを開催するなら、その前に国民の半分程度にはワクチン接種を済ませておくのが当然である。今頃になってワクチン不足を露呈するなどあってはならない失敗である。

結果的にオリンピック中には感染者は大幅に増加し国民の不満が爆発するだろう。そしてそれは私権制限を伴う強権的な政策を可能にすることを目指す勢力にとっては大きな追い風となる。

自民党のお粗末なワクチン対応が国民の不満をあおり、結果的に自民党内の右翼勢力を利するなど、国民にとっては踏んだり蹴ったりであるが、ここ30年の日本を見ているとあっても何ら不思議はない。政治は国民のレベルを上回ることはできないからである。
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習近平の二つ目の失敗で中国は覇権を握ることに失敗する

2021-07-12 10:01:40 | 中国
中国の一つ目の失敗は、国力がアメリカを上回る前に世界にその牙を明らかにしたことである。南シナ海での強引な覇権戦略や香港民主化の弾圧等で、中国は欧州やアメリカの自由と民主主義を標榜する国家とは明らかに異質であり、これらの国々にとってかってのソ連のような脅威であることを印象付けてしまった。

国力がアメリカを上回るレベルにまで達していれば、これらの国々を敵に回しても覇権を追及することが可能であったが、現段階で脅威と認識されてしまったことで、政治経済の両面で欧米各国からの掣肘を受けることになり、今までのように用意に成長することは難しくなった。

二つ目の失敗は自国のIT産業に対する締め付け強化である。中国共産党がソビエト共産党より優れている点は経済発展の成功にあった。

昔は独裁的な政治は経済にはマイナスであると考えられていたが、中国の成功によって民主主義より思い切ったことのできる独裁政治の方が経済発展に有効ではないかと考えられるに至っていた。

迅速な意思決定と特定分野への思い切った投資という点で独裁国家は民主主義国家よりすぐれている。指導部が有能でさえあれば、独裁国家はより急速に経済を発展させることができる。

過去、独裁国家が経済発展の面で民主主義国家に負けたのは、政府の誤った過度な干渉が経済発展の障害になったからである。中国は政治面では強固な独裁制を維持しながら、経済面では日本などの民主主義国家よりはるかに自由な経済活動を容認してきた。これが中国発展の一つの原動力であった。

しかし、今習近平はIT企業を締め付けることで従来の自由な経済活動を放棄した。これからは中国経済は今までのような発展を示すことは難しくなり、アメリカをしのぐ覇権国家になる道は閉ざされたと考えられる。
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パンデミックには全く対応できない日本のお粗末な感染対策

2021-07-09 09:45:27 | 感染症
今回のコロナ禍は日本にとってはむしろプラスだったかもしれない。日本の感染対策が如何にお粗末かを国民の目に明らかにしたからである。

これで、今後何の対策も打たないとすれば、この国はもう終わりである。さすがに何らかの対応はするものと期待したい。

今回のコロナはそれほど死感染力も死亡率も高くなかった為致命的にはならなかったが、これがもっと感染力も死亡率も高い感染症であったら、その結果は悲惨なものになっていただろう。

ワクチン開発能力が低いことは以前からわかっていたことだったが、感染が拡大しオリンピックの開催が危ぶまれる緊急事態になったにもかかわらず、ノンビリと平時の治験を行い、ワクチンの輸入が遅れたことは政府の無能さを再認識させた。

政府はかねてより、日本の一人当たり病床数は世界一だと言い、近年は病床を減らすことに注力してきたが、いざコロナがまん延すると、世界的には非常に少ない患者数にもかかわらず忽ち病床不足に直面した。結局のところ世界一の病床数などと主張してきた厚生労働省が信用に値しないことを証明した。

市中の感染対策においては緊急事態宣言下にもかかわらず、時間外のアルコール提供、路上や公園での飲酒が多発し、宣言の効果が無いことが明白にもかかわらず、実効ある対策をうてず結果的に感染を長引かせた。

事ここに至っても、アルコール提供禁止に何ら強制力はなく、これも守られる可能性はない。必要とあれば営業停止や警察による拘束を可能にする体制をつくらないと、今後のより深刻なパンデミックに対応することはできない。
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選挙での敗北確実な菅自民党に逆転の可能性はあるか

2021-07-08 10:12:28 | 自民党
コロナ禍の中でのオリンピックの強行、度重なる緊急事態宣言、ワクチン行政の混乱と、菅政権と自民党を取り巻く環境は極めて厳しい。

如何に野党に対する国民の期待が薄くても、このままでは自民党の大敗北は避けられない。

オリンピックを開催するにしても、国民にもっと説得力のある理由を説明すべきであった。また、緊急事態宣言をだしたのだから、もっと強制力を用いてでも実効性のあるものにすべきであった。規制に違反したら罰金ではなく営業停止にすべきだったし、路上飲みについては警察力を用いて排除すべきであった。

ワクチン行政でのチグハグな対応は致命的であった。ワクチン以外に効果的な手段はないと判断した時点で、ワクチンが途切れないように準備すべきであった。

菅政権と自民党に残された唯一の手段は、オリンピックが成功し、その期間中もその後も患者数が増加しないことである。

菅総理にはオリンピックでの日本選手の金メダル大量取得とコロナの収束を神頼みする以外に手のうちようはない。
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