Creator's Blog,record of the Designer's thinking

毎月、おおよそドローイング&小説(上旬)、フィールド映像(中旬)、エッセイ(下旬)の3部構成で描き、撮り、書いてます。

FCieldwork753. KYOTO BOTANICAL GARDEN/火恋し紅葉庭

2022年12月31日 | field work




 「火恋し」は朝晩の冷え込みで、炬燵をたてるほどではないが身近に小さな火桶が欲しくなるとする晩秋の季語だ。そう、このブログを書いている11月は火恋しの頃だ。
 そしてアップさせるのは大晦日の今年最後のブログである。ついにこの1年間、毎日書き続けることができた。一ヶ月ぐらい旅先だった事もあり、連載は難しいだろうと予想していたが、予約投稿で乗りきれた。
 予約投稿をしているから当然季節感はずれている。一ヶ月前に紅葉の映像といっても、まだ色づいていないから不可能だ。それにブログの秋のスペース上、既に原稿で埋まっている。従って今年最後の映像になる。このあたりが予約投稿たるブログの所以だ。V-logという近年の執筆方法も少し慣れてきた。それに例え紅葉の散り際が美しくとも、もうそんな映像をアップさせるスペースがないというのも心地よく、時間のプレッシャーから解放されたみたい。
 さて今年最後のブログの映像は、どこにしようかと考えた。
 最初に空間の大きなところが良い。三脚を心置きなく立てられて画面構成に配慮出来る場所だ。そうなると府立植物園。来てみたら、まだ紅葉には少し早いが、それでも映像になりそうな被写体が多いではないか。こうした撮影しやすい場所は好きですね。
 映像は、ツァイスの単焦点レンズとDJIPOCKET2で撮影した物を組み合わせて構成した。色味は少し違うが構成できそうだ。ただしDJIPOCKET2がちゃんと機能すれば、そのときだけは便利な機材だ。
 今年も大晦日が近づいてきた。思い返せば、コロナ、紛争、世界経済のリセッションと実に難儀な年だった。こんなくだらない・そして疲れる年は、早く終わりにさせたい。そんな意識が予約投稿を加速させたようだ。来年は静かに暮らしたいですね・・・。

KYOTO BOTANICAL GARDEN/火恋し紅葉庭

α6600、CarlZeiss PLANAR50mm/F1.4
DJIPOCKET2

追記
 京都に住んでいるわりには、番外地みたいな場所ばかり訪れた。京都の紅葉名所は人が多いし映像撮影する気分でもない。もちろん私の過去ログをひっくり返せば紅葉名所は数多く撮影している。だから興味がない。それでも街を歩けば市中に点在する紅葉が美しいと思う。そんな紅葉を、もう少し撮り歩きたかったと気がついた頃には大晦日だ。
 よきお年を!・・・・・
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Fieldwork752. 暮れの秋

2022年12月30日 | field work

 この撮影をしたのが12月14日。赤穂浪士が吉良邸に討ち入りをはたした日である。京都は、もちろん縁がある。大石内蔵助が通った「万屋」(関東の本では一力とかかれてある)の赤い壁が祇園の街にはえている。多分多少の行事はしているだろうが、私は感心すらわかなかった。
 この時期の日没が16時47分とすこぶる早い。いつものように16時をまわる頃家をでたら日没迫る。こりゃ清水さんまでは無理、いや三年坂もバスして、東大路から八坂道をあがって今日は二年坂からスタート。といってもほどなくあたりは暗くなり、早々に引き上げ時。
 四条のマック、といってもいつもの木屋町沿いではなく御幸町通りのマックにしよう。こちらのほうが冬は暖かいし落ち着くのである。スマホのLINEでMサイズのホットコーヒー20円引きをつかうあたりはけち臭いか・・・。
 沖縄へ出かけている間に、京都の紅葉は静かに去ってくれたようだ。これからの被写体は冬の京都!。冬を映像に撮るのは、難しいのだ。何が冬なんだか・・・。雪でも降れば別だが・・・。京都市内は朝雪がふっても太陽が上がれば溶けてしまう。それも出町柳以北のことだ。

暮れの秋
SONYα6600、ZEISS Vario-Tessar16-70mm/F4.,0

追記
 年末だ。もう仕事だの掃除なんか面倒だ。年賀状も出したんだから一足早くお正月にしよう。手始めに簡単なお煮染めをつくっていた。若鶏のおいしい焼き方がYouTubeにあったのだが、勉強しそびれた。今日は幸福堂でお餅を調達して夜はお雑煮だ。京都だから昆布だしと白味噌だから作りやすい。昆布は羅臼昆布が一番出汁がとれると錦市場の乾物屋は言ってたが、実際調理してみた経験ではわからない。香りはあるけどね。それに里芋やほうれん草の入った関東風も用意しよう。我が家は30日からお正月モードだ。
 実はスーパーが正月三が日は休みだし、お昼のダイエット弁当屋も6日からだ。特別に料理をつくるのは、お正月でも我が家でもなく店が休みだという理由が大きい。
 京都だから、大晦日の八坂神社のおけら参りでも撮るのかなぁ。寒いから乗り気ではない。その神社のオケラ火を消さないように、回しながら家に持ち帰ってかまどに火をつけて、お雑煮をつくるのが昔からの風習。もちろん家から歩ける範囲に神社はあるけど、かまどがない。電車に乗るときはオケラ火は消してくださいと看板が出ている。なんだぁーの現代社会だ。


iPhone13pro

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Fieldwork751. 社叢・糾の杜

2022年12月29日 | field work

 糾の杜の紅葉は、市中のそれよりは少し遅かったと記憶している。だから少し早かった。それでもここは自然林だし世界文化遺産の杜だ。このあたりが京都人の好きなところだ。
 もちろん糾の杜は広いし、三脚など気遣いなくたてられじっくり撮影できる。そうした面倒や気遣いのない事は、良い撮影条件といえる。
 というのも先日、市川崑監督:KYOTO-日本の心,1968年のビデオを見ていた。竜安寺、西芳寺、桂離宮、祇園と撮影されたが、あるカットを見るとカメラが揺れている。それは手持ち撮影しか出来ない場所だったと推測。京都には、そうした制約のある場所が多い。だから心置きなく撮影できる場所選びが重要になる。
 そうなると糾の杜は、下鴨神社の拝殿なども含め被写体が豊富だ。だから好きなアングルから心置きなく撮れるところが、ここの素晴らしいところだ。午後3時をまわる頃出かけてみた。木漏れ陽が綺麗な夕方の光だ。
 最近、単焦点標準レンズを試みている。撮影では、75mm相当の画角になり、一寸望遠というのが意外に使いやすい。あのライツにも75mmという焦点距離があった。
 コシナのレンズ・プラナーは、少し冷たい感じもするがシャープな画像であり発色も綺麗だろう。これに気を良くして今年最後の紅葉を撮影しよう。さて、どこへゆこうかな・・・。

糾の杜751 4K
α6600、CarlZeiss PLANAR50mm/F1.4
DJIPOCKET2
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Fieldwork750. Noe best time to see fall color in KOUDAIZI-TEMPLE

2022年12月28日 | field work

 高台寺は、紅葉の時期にほぼ毎年訪れている。その理由は、京都人お勧めの場所というよりも、家から歩いてゆけるからなのだが。
 紅葉名所といえば京都市内では、真っ先に永観堂の名前があげられるが、銀閣寺道から哲学の道を南下するのが面倒だし、人出も多いし、そして紅葉の数は多くても境内が映像になりにくいと感じるからだ。それに昼間と夜間と拝観時間を分けているから薄暮時間帯なんていうのは無理であり面倒くさい。夜はならばなきゃならないし、遅い時間なら空いているけど、映像要素がすくないから、私は敬遠している。
 そんなわけで、高台寺は時間帯を別けておらず、そのまま薄暮から撮影できる。ただし三脚やジンバルは使えない。まあ手持ち撮影で頑張ろうか・・・。
 漆黒の闇に浮かぶ木々や紅葉は、綺麗だ。それよりも本殿の中庭でおこなわれるインスタレーションに力が入っている。これを見ているだけでも愉しい。
 今年は、夜だから明るい標準レンズでも付けてゆこう。それにDJIPOCKET2を加えよう。後で感じたことだがDJIPOCKET2が、この寺のパフォーマンスを撮るのに意外に便利だ。
 なによりも小さいし目立たないというのが大きな理由。三脚禁止といってもカメラの台座か付属品ぐらいにしか見えない。だから本殿縁側の床に据えて、あとは知らん顔をしていれば勝手に撮影されている。
 勝手に撮影はされていたが、隣のギャルのスマホのシャッター音まで録音されていた。音をたてるな!、といえば自分の声も録音されるから、ここはジッと我慢の子だ。じゃあ音源を消すか・・・。というわけでオリジナルの曲は削除。まあ音源は著作権が絡みそうだから、それでよかろう。
 あとは標準レンズ・プラナー50mmで遊ぼうか。

高台寺 Noe best time to see fall color in KOUDAIZI-TEMPLE
α6600、CarlZeiss PLANAR50mm/F1.4
DJIPOCKET2
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Fieldwork749. 万松院殿の小庵 4K

2022年12月27日 | field work

 吉村順三、槇文彦さんに共通するのは、プロポーションの良い建築を設計する建築家である。そんな建築家達のデザインのヒントをくれるのが茶室だ。
 そのヒントの最たる要素の一つは、階高を低く抑える事。例えば茶室のようにである。
 建築基準法では最低の居室の天井高が2.1m以上と決められている。これより低くはできない。といって工務店やハウスメーカーの住宅建築のように2.4mを越えると建築のプロポーションに苦労することになる。
 例えば現代住宅は狭小な土地に高い天井高の家をたてたがるわけであり、基本的には縦長の家となり、そんな家の集まりが住宅街の景観を形成している。狭小な敷地に目一杯建てられた低価格の建売住宅は、その例。
 設計をすると感じるが、天井高を低く抑える方が立面のプロポーションが俄然良くなる。せいぜい天井高は2.2mぐらいがちょうどよいと思われる。そして庭の樹木に囲われた感じがあって、バランスが良い。わずかな数値の違いだが、建築や空間のプロポーションに大きな差がある。
 家は低く構えて、奥に行くと吹き抜けがあってどんと空間が広がる方が変化があって楽しい。村野藤吾の箱根プリンスホテルのエントランスがその例だ。 
 低く構えて威張らない、そこがシャイな感じなんだな。
万松院殿の小庵 4K
α6600、E18-135mm
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Fieldwork748. 冬紅葉 霊山観音

2022年12月26日 | field work

 冬紅葉というぐらいだから紅葉の散り際だ。
 今年は、早めに紅葉の撮影に出かけた。他方で見頃を過ぎた散り紅葉を撮りたい。多分街より少し標高を上げれば散り紅葉に出会えると考えた。ならば霊山観音だ。観光客とは逆の方向へ坂道を上がり続けた。調度この日は、曇天で明日は雨模様だ。まさにここだけは冬紅葉だった。
 Distagonのレンズを付けてきた。APSサイズの画角は37.5mm。準標準レンズだから手持ち撮影でゆけそうだ。上から見下ろす街の景観も欲しい。
 紅葉だけなら全国何処でも見られる。要は紅葉の背後にシンボリックなランドスケープなり個性的な街があって見応えが増す。京都もそうした街の一つだ。さて八坂の塔を上から見下ろそう。それも一興だろう。

冬紅葉 霊山観音 4K

α6600、CarlZeiss Distagon25mm/F2.8
DJIPOCKET2
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Fieldwork747. 色葉散る祇園建仁寺青い風

2022年12月25日 | field work

 このレンズなら綺麗に撮れるだろう。マクロ・プラナー100mm/F2.0で撮影してみた。ボディに対してアンバランスな大きさが悩ましい。このレンズの冷たい発色を活かし映像には青味を加算した。
 α6600では焦点距離が150mmになるので長焦点マクロだ。従って三脚が必須。しかし京都の寺は三脚・一脚禁止のところが多く、つまりカメラに足のついたものは、ジンバルや自撮り棒であっても使用禁止だ。そうなると撮影対象が限られてくる。
 祇園建仁寺(ぎおんけんにじ)は、まさに撮影者の心を察してか自由に撮影できる。三脚が使える大きな寺院は少ない。
 このレンズも意外なアングルが発見出来て面白いが、使い慣れるまで時間が必要。20年前に買ったにレンズにしては画像は綺麗だ。当時トレンドが変わりだしたデジタル時代対応のニコン用マニュアルフォーカスレンズである。もっと活用したいが重いし、ジンバルに乗らない。映像では無理筋機材だろう。
 それでも手元にあるから、一度は紅葉で練習撮影ぐらいはしておこうと思った。

色葉散る祇園建仁寺青い風

α6600、CarlZeiss Macro Planer100mm/F1.4
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Fieldwork746. 庭紅葉

2022年12月24日 | field work
 
 11月10日は、5回目のオミクロン株対応ワクチンの接種だった。一昨日申し込んだら即予約が取れた。そんなわけで午後から岡崎のみやこメッセで集団接種。展示会場だから開場は大きい。椅子が少なくとも500席以上並べられているが、接種者はその1列にも満たない数だから大変空いている。こりゃ待つことがない。
 帰りに神宮道を南下すれば家に帰れる。途中の青蓮院門跡寺院によってみた。青蓮院といっても紅葉名所ではないが、一株ぐらいはあるだろう。緑の中に紅一点。えてして寺院はジンバル・三脚禁止だから手持ち撮影で。
 寺の前の駐車場の紅葉は綺麗じゃないか。なんか京都の観光名所もなかなかええもんですね。といっても観光客は大変少ない。
 ならばじっくり撮影しますか・・・。あら!、ついにツァィスレンズのオートフォーカスの動作が鈍い。鏡胴の凹み傷が内部にダメージを与えている。こりゃサービスセンター送り。ならば明日からは18-135mmですか・・・。
 今年は、京都の紅葉アップで1年が終わるだろう。というのも大晦日の京都八坂神社のおけら火なんか一寸固有の空気があってブログものだが、第8波の感染の最中だろうから、行かないなぁー・・・。
・・・
 そんな撮影をトロトロとしながら、七条のマッサージ屋へ向かった。午前中のジムの疲れをほぐさなきゃ。
 結局この日は、まる1日原稿執筆の仕事をしなかった。そんな日もあるんだな・・・。

庭紅葉 4K
SONYα6600、ZEISS Vario-Tessar16-70mm/F4.0
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Fieldwork745. 名木紅葉(なきのもみじ)

2022年12月23日 | field work

 名木紅葉(なきのもみじ)、という言葉が目についた。Weblio辞書によれば、「紅葉の美しい木を一括していう言葉」とある。紅葉を表す言葉も手垢がついたように使いつくされているので、使いたくない。そこでこの言葉に少し気がひかれた。
 それはともかく、今日は編集作業が1時間で終了した。音楽を先に選んでから映像を貼り付けていったからだろう。音楽は2秒、4秒とリズムがあるから、それにあわせて映像を構成すればよい。
 映像と音楽がピタリと合えば正解だが、それは難しく、そのためのソフトもあると聞く。映画音楽ならばオーケストラが映像に合わせてライブ演奏するからピタリとあう。
 いつもの古都の散歩コースだが、毎日歩けば次第に樹木が色づいてゆくのがわかる。まだ紅葉の盛りというには、少し早い。それにしても今年は紅葉が2週間ぐらい早いと感じている。
 京都市内の紅葉も、大原、天竜寺、詩仙堂・・・と名所は数多い。出かけるか、やり過ごすか、それは目下執筆中の仕事次第だ。
 つまり静かに原稿を書くのには、晩秋はうるさい季節だ。冬にはいれば静かな環境になるが、その頃は既に原稿も終わっている。締め切り日が2月始め、冊子の発行が3月末ですから・・。だから紅葉の季節は、原稿執筆の真っ最中、まわりは浮かれていてうるさい、まして今日はクリスマスイブ。回りの環境を無視して執筆に専念するという確固たる意志が必要でしょう。もちろん周囲からは変人だと思われています・・・。

名木紅葉(なきのもみじ)
α6600、ZEISS Vario-Tessar16-70mm/F4.0
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Fieldwork744. FIRST AUTUMN LEAVES

2022年12月22日 | field work

  11月6日、京都市内は紅葉が始まりだしていた。例年より少し早いのではないか?。京都市観光情報のWEBサイトを開くと、盛りは比叡山、山間部だから当然。平野部は3分咲きがいいところ。なら桜は紅葉が早いから、足慣らしに市内の円山公園を冷やかそうか・・・。日曜日午後の散歩であった。
 最近ジンバルがいうことを聞かない。時々明後日の方向を向く事が多く、標準ズームレンズとのバランスがとれていない。やはり撮影直前にセッティングするのが良いかもしれない。
 それに長いレンズはジンバルのバランスを欠きがちだ。フラフラゆれる機材では目検討で撮らざるを得ない。動きながら撮影するときは頼りになるが、じっくり構えるとなると三脚だ。幸い手元に携帯用三脚があるが、三脚嫌いの京都の寺である。精々心置きなく撮れるのは下鴨神社の糺の杜ですね。
 年に一度は撮りたいと思うのが高台寺夜間拝観。ここはジンバルも三脚も自撮棒も使用禁止。手持ち撮影に慣れるほかない。
 そうなると撮影機材もFX30と考えていた。なによりも手持ちレンズがそのまま使え、裏面照射型のイメージセンサーだから一昔前のフルサイズ一眼レフあたりと同等の性能だからという理由で・・・。
 最近、裏面照射型イメージセンサーが3層構造で飽和信号量2倍でダイナミックレンジ拡大の新製品がSONYセミコンダクターソリューションズより登場した。さてこの複層型裏面照射型イメージセンサーをどの機種から積むのだろうか。多分次のモデルからだろうけど・・・。ならば最新型イメージセンサー搭載機種を待ちたいね・・・。それまでは、あまり投資しないでFX30の中古あたりを調達して耐え忍ぼうか・・・。所詮今の機種は4Kどまりだからね。
 さて私はすべて4Kで撮影し、YouTubeにはハイビジョンに低下させている。27インチモニターでハイビジョンYouTube画像を見ると、さすがに輪郭はおぼろげだ。だから紅葉ぐらいは4K映像でアップさせよう。YouTubeではデータ処理に相当数の時間が必要なので、まだ私は4K画像を確認していない。

FIRST AUTUMN LEAVES
SONYα6600、ZEISS Vario-Tessar E 16-70mm/F4.0
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Fieldwork743. Photoshopで操作的に表現してみた

2022年12月21日 | field work










 今年の冬、積丹半島と小樽で撮影したフィルムで撮影した画像をphotoshopでいじっていた。トップの画像以外はPhotoshopで空を置き換えてしまった。解像度が高いので画面を横一杯に広げると全体が見える。
 実はphotoshopの最新機能を無視していたが、これは少し勉強しなければと反省しつつ・・・。
 こんなことをしていると、写真そのものを修正程度にレタッチするというよりは、全く違う風景に仕立て上げてしまうプロセスも静止画像表現の一つだ。例えば2番目の画像は雲と地形がピッタリと合っているが、実際こんな低いところで雲は乱れない。3番目の画像は夕焼け空をはめ込んでみた。4番目は同じ雲を違う画像に張りつけてみた。面白いのは雲の光に合わせて海面を少し明るくして画面のバランスをとっているようだ。5番目は正面の島が認識されず空と認識されたしまったので虹を配してみた。6番目も夕焼け空をはめ込んだが、結果として屋根の雪が吹雪で飛ばされるところが倍増された画像になっている。いずれもカラーの空をはめ込みモノクロ化している。こんな表現の可能性もあるのか・・・。
 そうなると超デジタル画像の時代に、フィルム画像が蘇る。トライ-X400の不規則に荒れた画面はコンピュータでは作れない。ニコンF3+MD4の活躍する場があるわけだ。映像機材とフィルム機材という両極のシステム。雪の中でモータードライブの感触を楽しむ気分ではなく、要は低温でフィルムが寸断されることなく動きゃいいのさ。
 ちなみに7枚目の画像だけがデジタル機材で撮影した。粒子のないツルッとした画像だ。比較するとフィルム画像の良さがわかる。フィルムが今でも表現ツールとして十分使える。
 その小樽・積丹へ今年の冬もゆけるかな!?。雪の中に少し残る古民家達を眺めつつ、軒下まで届きそうな豪雪の街が大変魅力的だ。もちろん体は冷えるけど暖かい味噌ラーメンとホテルの銭湯が外気で縮んだ体を回復させてくれる、そんな落差を感じるのが冬の旅だ。もちろん蟹は美味しいけどね。
 今年も雪が多そうだ・・・。



小樽・美国
NIKON F3、NIKON Df、CarlZeiss Distagon25mm/F2.8、Planar50mm/F1.4、Tri-X400

追記
 カラーならどうなるかも試みた。上がオリジナル、下が空を差し替えた画像。やはりモノクロ画像の方が写真的だ。函館本線の汚れた車窓からの撮影も後補正で作品的に見える。後処理の技が画像を成立させている。今のWEBサイトはそんな画像が多い。




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Fieldwork742.  京都人の日常

2022年12月20日 | field work

 11月は京都の伝統行事であるお火焚祭がある。
京都観光情報の公式サイトから引用しよう。
「・・・お火焚きは江戸時代から人々に親しまれてきた冬の火祭です。秋の実りに感謝し、厄除けを祈願するもので、その起源には諸説ありますが、宮中行事である新嘗祭に由来するとも、太陽の力が一年で最も弱まる冬至に合わせて行われることから、その復活を願ったことに起因するとも言われています。願いを書き入れた護摩木(火焚串)などが、焚き上げられ、炎と煙が立ち上る様子は圧巻・・・」
 そして神社ばかりではなく旧市街のほとんどの町内毎におこなわれる行事でもある。
 こうした話を東京ですると、「あら、京都の街は由緒ある行事があって素晴らしいですねぇー」。そんなお義理的返事が返ってくる。
 お義理である以上無責任発言だ。では誰がその行事を準備するかといえば、町内のお役のついた人達が準備をする。私もその一人だ。
 お火焚祭の準備で・す・か・・・。町会長からまわってきた予算書がある。神主さんへの初穂料が10,000円、お車代が2,000円、御神酒が1,650円。ああっ!小瓶で町内の人達が一口飲むだけだな。あとはお供え用に玉串用の榊と鏡餅にお火焚饅頭におこし、それから鯛に野菜に乾物・・・これは町会長が調理して供える。あとは焼きみかん用を10kgでしめて6万弱か・・・。郵便局の町内会口座から引き出さねば・・・。それもMac上では処理できないので窓口にゆかざるを得ない。
 10月末日の月曜日は、夜なべ仕事で昼前に目覚めた。先ずは文蛾のお弁当を調達せねば。というのもダイエットによいし、午後1時には売り切れる。
 そんなわけで2軒の銀行を回り郵便局でお火焚祭の預金を引き下ろし、ついでに私事の送金を抱き合わせにして・・・、道すがらの電気屋で町内街灯工事の代金を支払い、文蛾のお弁当を目指さなきゃ。
 いつも感じる!、郵便局の窓口カウンターは手狭だ!。20リットルのリュックが辛うじてひっかかる程度のサイズ。カウンターの上には、消毒薬、ギフトグッズ、意味不明の機器にデスクパッドが並んでいる。私はそれらの上にエイャ!とリュックを置き、マスコットのガチョウが転げ落ちていった(*^▽^*)。帰りにハロウィンの置物を蹴っ飛ばし、文蛾をめざした。お弁当が売り切れないうちに調達しなきゃ・・・文蛾!・・文蛾と!!・・・。
・・・
 夕方ジムへゆく前の僅かな時間で、新京極を回遊した。新京極といってもアーケードがある商店街ではなく、新京極公園に至るいくつかの路地から路地へ。そこはかって映画館が建ち並んでいた界隈である。ハロウィンの日、そんな賑わいはなく、小雨降るいつもの京都の街だった。

FROM ALLEY TO ALLEY・新京極


SONYα6600、ZEISS Vario-Tessar E16-70mm/F4.0、iPhon13pro
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Fieldwork741. 秋澄む頃・京都

2022年12月19日 | field work

 WEBの定説を引用しよう。「秋澄むは、俳句の秋の季語であり、秋の澄んだ大気のことをいう。この時期大陸上空に乾燥した冷たい空気が流れ込むため、遠くまで澄み渡る。ランドスケープだけでなく、音も澄んでいるように響くように感じられる」
 日本の仕事は年度末に終わることを節目としている。そうなるとこの秋澄む頃が仕事の佳境期。さて貯まった仕事に没頭しようとしたら、秋澄む空や紅葉狩りに誘惑される。そのままズルズルとお正月の行事に突入すると、もうアカン。だから心を鬼にして仕事に取り組む。そうして外の誘惑に負けない強い心が鍛えられるはずだが・・・。そんなわけで今日も、仕事をほかして秋澄む頃の街を撮影していた。
 明日こそは仕事に取りかかろうとデータをMacデスクトップに広げてあるが進まない。だから私にとっては秋は難儀な季節だ。いや年度末というのが曲者なのである。
 それでも最近映像編集作業も撮影後2時間以内で出来るようになった。こちらの方は進化したが、年度末提出の論文は一向に進まない。面倒くさい限り。

 
秋澄む
SONYα6600、ZEISS Vario-Tessar E16-70mm/F4.0

追記
 ワールドカップ、アルゼンチン対フランスの決勝戦を見ていた。アルゼンチンの最初に点を取って逃げ切ろうという戦略は、前半までは正解だった。しかし決勝戦まで来るフランスがただではすまないだろうと見ていた。後半同点に追いつかれて延長戦。アルゼンチンにとっては戦略が外れた失望感が漂う。延長戦は実力振り絞った結果互角だろうから、PK戦だろうと予測しながら見ていた。
 そしたら延長戦後半アルゼンチン・メッシが極めてきわどいプレーで先取。熟練の天才プレーヤーが決めたか。そしたらフランス・Mパペがペナルティキックでまた同点。予想通りPK線にもつれ込む。フランスの勝ちだと予想したら、優勝はアルゼンチンだった。ビックゲームだった!。
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Fieldwork740. 伏見・小春日和

2022年12月18日 | field work

 小春日和は10月の季語である。春のように暖かい秋の天気の事をいう。そんな伏見の街を撮り下ろして、裸婦をデッサンするためにクロッキー教室へ出かけた。
 今回はジンバルを外して手持ち撮影。こちらのほうがアングルが自由に切り取れる。ただし手ぶれがあるのはやむを得ない。iMoveで手ぶれ補正をしても限度はある。
 今回はピクチャープロファイルPP1を使用した。こちらの方が撮って出しに近く、しばらくはこのプロファィルを使おう。
 撮影機材はSシネトーンがない。そこが惜しい。やはり新製品SONYFX30を来年の候補に入れておこうか・・・。価格も上位機種の半額、手元にAPSレンズが揃っている。プログラムも進化している。こうなると憧れのα7S3が古くさく見えてしまう。映像機器の開発技術は日進月歩だから、すぐに陳腐化してしまう。
 秋の日といえる青空。翌日は曇り空。この気変わりの早いところが小春日和だ。
 

伏見・小春日和
SONYα6600、ZEISS Vario-Tesser16-70mm/F4.0

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Fieldwork739. 秋の暮・京都

2022年12月17日 | field work

 紅葉の時期に撮りだめた京都のランドスケープをまとめてアップしよう。先ずは、いつもの散歩道から・・・。
 いつもと違うのは、日没の時間が早くなってきた。清水さんの見晴台に上がる頃には陽は山の後ろだ。
 紅葉するのに、まだ3週間ほど早い京都。もちろん私も古都の紅葉を撮ろうと考えるが、そんな時間があるかな・・・。
 機材任せの映像だしiMovieで編集をしているから、カラー調整(カラーグレーディング)が私好みにならないようだ。Vログぐらいならあえて使う必要もないかもしれない。
 SONYの色は後処理をする前提で、ピクチャープロファイルがあるのだろう。ここではPP10を使用した。特に時間の変化が激しい夕方は、刻々と動画の色も変わる。といってシーン毎に色味が違うのも見づらい。出来る範囲で色補正はしたが、もう少し考える必要がありそうだ。このあたりは勉強と経験を積まないとわかりません。
 その代わり静止画ならばPhotoshopで簡単に私好みの色になる。これこそツァイスの色だと感激したり・・・。つまりカラープロファイルの設定次第でこうなるはずだが、iMoveの補正は限度がありそうだ。手元に映像用のadobe Premiereがあるが、オペレーションが怠そうだ。今はダビンチ・ディゾルブがSONYの推奨ソフトだ。
 最近新製品のデジタル機材の価格が上昇している。半導体不足の影響か。それに半導体メーカーが多数跋扈する台湾問題がクローズアップされた事も大きい。ウクライナ侵攻があらぬ方向で影響を受けている。

秋の暮・京都
SONYα6600、ZEISS Vario-Tessar E4/16-70mm ZA OSS
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