新緑の頃の話だが、映像編集ソフトもiMoveだけだと色が単調だ。そこでPremiere proがMacに入っているので勉強することにした。CM、テレビ、映像などで使われる標準的ソフトだ。
私が関心があるのは色域だけだ。映像はLog撮影と呼ばれる広範囲の色域で撮影することができる。そして編集方法でいかようにも映像の色を調整できる。調整どころか、現実にない表現までしてくれる。従ってこのソフトは多機能なのだが、オペーレーションが実に面倒だ。初心者攻略本を買い、adobeの初歩講座から勉強をはじめた。
しかし私は20分もすると飽きる。ならば20分でLut撮影で映像の色調整まで教えてほしいところだ。iMoveなんか5分のビデオですんでしまったから。基本を学べば、あとは応用でいくらでも自分で気がつくはずだし、今のソフトは、そのようにつくられている。
しかし本といいadobeのYouTube講義といい実にまだるっこしい。ふと思うのは、ビデオでてできたコマンドやテクニカルタームを随時右端にテキストで表示してほしい。そのテキストをクリックすると該当するビデオ部分に戻れるといった具合にだ。
まあ文科系がつくっているんだからリニアにしか進まない。リニアに順々におしえてゆくという昔からの教育方法は実に面倒くさい。もちろん工学系には煩わしい教育方法だ。わかるところは飛ばして次へゆきたい。だから、こんなソフトは20分ぐらいで覚えたいわけだ。
デジタルカメラには、sRGBと adobeRGBという設定がある。それは上図の色空間の可視領域で示せばブルーと黒の範囲である。映像ではS-Log撮影をおこない、編集でカラーグレーディングをおこなうと図のS-Gmanutの赤線や黄色線の範囲までの色が再現できる。つまり編集すれば映像の方が色域が広い。だもん私が色域の狭いデジカメを使いたくない理由もそこにある。
注)次のサイトから引用した。https://knowledge.support.sony.jp/electronics/support/articles/00145905