マニラからブラカンに戻ってから、午後遅くの光が綺麗だった。ならばブラカンのカフェに出かけてみよう。NIKKAの家からだとトライシクルで20ペソ、徒歩だと15分の距離だ。
3軒ほどの屋台が並ぶ空きスペースを少し入るとブラカンで数えるほど少ないカフェの一つがある。
概してフィリピンではカフェが大変少ない。ある旅行誌によればフィリピン人は大の珈琲好きと書かれてあったが、それは限られた一部の人々や地域だけだと思われ、概して珈琲を飲む習慣はない。それより屋台の方が安いからというのもあるだろう。
それに味覚の違いがある。すくなくとも日本の珈琲で彼らが飲むのはMiloかネスカフェだ。甘くないと飲まないのである。だから日本の珈琲豆など苦くて飲まない。
カフェのメニューをみるとわかるが、僅かに小さく書かれてあるところに珈琲があるが、この店の主力商品ではなさそうだ。そのかわりアイスクリームやフレーバーがのったジュース類が主だということがわかる。
そんな人気のないアイスコーヒーを頼み、窓際のテーブルでMacで仕事をしようとしたらWIFIが来ていない。主に尋ねたら申し訳なさそうだった。
さて頼りにならないカフェ、叔父さんのトライシクルがないからフィールドに出られない、残るは水彩画でも描くほかない。いや早く日本に帰る手もありそうだ。
旅というのは意外に時間が余る。そんなときツールを持参していることが重要になる。
先ずMacはブログを書いて時間を潰せるし、持ち込んだ仕事も処理できる。つまり私のアトリエのデスクだ。
何をしようと考えていたかというと、フィリピンの建築基準法、"IMPLEMENTONG RULES AND REGULATIONS OF THE NATIONAL BUILDING CODE OF THE PHILIPPINS"のダウンロードを試みようとしたからだ。
そんな風に懸案の仕事でもかたづける、それもフィリピンで・・・。つまりPCは、現地・現場で仕事をする事を可能にしたわけだ。あとは他にもう1軒あるネットカフェを試みるほかない。翌日出かけたがやってなかった。ロシアにいるときは簡単だったWIFIも、ここでは少し未知数だ。場所によってなのだろう。
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