京都の紅葉は人が多いから出かけたくない、と思っていたら東京から客人があり、「なごり」と記した札の立つ天龍寺と、長蛇の列の永観堂へ案内するはめになった。京都の紅葉騒ぎも今週でおわり静かな古都に戻りそうだ。
さて画像は、なごりの地味目の紅葉なのだが、デジタル機材の高彩度の発色であでやかな姿に変わるあたりは拍子抜けする。まあ、つきあいの紅葉ツアーだからええか。
しばしば京都は、標準レンズ1本で十分だと思うことがある。画像に誇張のない方が、古都の風景には調度よいのだろう。そろそろ冬の光が美しくなるので、標準レンズを付けモノクローム・モードで冬の古都の街歩きをしようという季節である。
だから手元にある3本の標準レンズをボディにつけてみた。PanasonicのOEM LEICA SUMMILUX25mmは、使い勝手がよいが今一つPENには大きすぎる上につるっとしたデザインが難点だ。付属品のフードの大きさに起因するのだろう。
どうせ大きいのならばコシナのCARL ZEISS DISTAGON25mmをE-M1につけてみるが、これもいかつすぎる。E-M1のもさっと緊張感のない大きさは、どんなレンズを付けても似合わないデザインだ。余談だがニコンの50mmF1.4は、大変優れたレンズであり、望遠用にと思いE-M1に付けてみたが今一つ格好がよくない。
結局E-M5に本家LEICA ELMARIT28mmというシステムに落ち着く。本来が広角レンズだからパンフォーカスで撮れるし、マニュアルフォーカスだからバッテリーの持ちが良くなる上に、これが一番スタイルがよい。今年の冬の古都は、やはりこのシステムだな。これにパンケーキレンズか12mmを付けたPEN miniでも加えておこう、という結論になる。こんな風に、ボディとレンズをとっかえひっかえしながら、システムをくみ上げるというのもミラーレス一眼の良いところだ。
よく観光先で見かけるが、量販店の入れ知恵で、安価で非実用的な標準ズームレンズを付けた高価なニコンボディのシステムが1台!、などという1点豪華主義の選択肢のない機材はわわびしい限り。
であればグラフィックデザイナー等のように、EOS1に標準レンズ1本だけという潔い選択の方が実用的。つまり印刷で使うことを考えると、できるだけ高画素で撮影しておこうという専門家の意図が働く。それはそれで実用的で格好いいよな。
つまり撮影機材は、実用的であることが格好良さにつながるという結論になる。ズームレンズが必ずしも実用的とは言い難くオーバースペックなだけだろう。それにライツの金属鏡胴のレンズは、磨くと艶を取り戻すのが良い。みんながみんなiPhoneみたいな材質になるとわざわざデジタル機材を使おうという意欲はなくなるですね。
今日は支離滅裂の機材論になってしまった。
京都市 嵐山
OLYMPUS PEN E-P5,M.ZUIKO DG 17mm/F1.8
ISO200,露出補正+1/3,f2,1/80.
さて画像は、なごりの地味目の紅葉なのだが、デジタル機材の高彩度の発色であでやかな姿に変わるあたりは拍子抜けする。まあ、つきあいの紅葉ツアーだからええか。
しばしば京都は、標準レンズ1本で十分だと思うことがある。画像に誇張のない方が、古都の風景には調度よいのだろう。そろそろ冬の光が美しくなるので、標準レンズを付けモノクローム・モードで冬の古都の街歩きをしようという季節である。
だから手元にある3本の標準レンズをボディにつけてみた。PanasonicのOEM LEICA SUMMILUX25mmは、使い勝手がよいが今一つPENには大きすぎる上につるっとしたデザインが難点だ。付属品のフードの大きさに起因するのだろう。
どうせ大きいのならばコシナのCARL ZEISS DISTAGON25mmをE-M1につけてみるが、これもいかつすぎる。E-M1のもさっと緊張感のない大きさは、どんなレンズを付けても似合わないデザインだ。余談だがニコンの50mmF1.4は、大変優れたレンズであり、望遠用にと思いE-M1に付けてみたが今一つ格好がよくない。
結局E-M5に本家LEICA ELMARIT28mmというシステムに落ち着く。本来が広角レンズだからパンフォーカスで撮れるし、マニュアルフォーカスだからバッテリーの持ちが良くなる上に、これが一番スタイルがよい。今年の冬の古都は、やはりこのシステムだな。これにパンケーキレンズか12mmを付けたPEN miniでも加えておこう、という結論になる。こんな風に、ボディとレンズをとっかえひっかえしながら、システムをくみ上げるというのもミラーレス一眼の良いところだ。
よく観光先で見かけるが、量販店の入れ知恵で、安価で非実用的な標準ズームレンズを付けた高価なニコンボディのシステムが1台!、などという1点豪華主義の選択肢のない機材はわわびしい限り。
であればグラフィックデザイナー等のように、EOS1に標準レンズ1本だけという潔い選択の方が実用的。つまり印刷で使うことを考えると、できるだけ高画素で撮影しておこうという専門家の意図が働く。それはそれで実用的で格好いいよな。
つまり撮影機材は、実用的であることが格好良さにつながるという結論になる。ズームレンズが必ずしも実用的とは言い難くオーバースペックなだけだろう。それにライツの金属鏡胴のレンズは、磨くと艶を取り戻すのが良い。みんながみんなiPhoneみたいな材質になるとわざわざデジタル機材を使おうという意欲はなくなるですね。
今日は支離滅裂の機材論になってしまった。
京都市 嵐山
OLYMPUS PEN E-P5,M.ZUIKO DG 17mm/F1.8
ISO200,露出補正+1/3,f2,1/80.