Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

新年あけましておめでとうございます

2013年12月31日 | Kyoto city
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PEN LIFE826. RURAL SCAPE

2013年12月31日 | Shinkansen commuting
 今年の1月7日からアップさせた1秒間に70mは走る新幹線車窓からのルーラル・スケープも、雪の風景で始まり雪で終わった。
 1年間モノクロームで撮り続けていると、やまり季節毎の変化があり、それによって景観の見え方も随分違ってくるようだ。この沿線は、特に法律で地区指定されたエリアではなく、至極普通の日本の集落なのだが、それでも生活風土と日本建築の関わり合う美しさを垣間見せてくれた。
 そういう風土的日常の美しさは、刺激と変わりもの好きでオブジェクト志向の現代人が関心持つとは思われないが、まぎれもなく日本の生活風景なのである。
 そして東京人が京都にやってくるときに必ず眼にする風景であるが、京都の風景は愛でても、こうした風景が話題になることはまずない。そう彼らは、スマホで京都のお店の予約したり居眠りしている間に、通り過ぎてゆく風景でもある。
 司馬遼太郎の長編紀行「街道を行く」の始まりは滋賀県小松であった。伝統的な風景が点在する程度にしか残されていない京都と比べれば、マザーレイクをようする滋賀県にはまだ連続する景観、そして風土と生活とが関わり合う景観が残されているところが多い。
 また機会があれば、RURAL SCAPEを訪ねてみたいと、京都に棲む美意識がそう思わせるかなぁー(笑)。そんなことを思いながら、2013年が過ぎてゆく。

新幹線・京都-米原
OLYMPUS PEN E-P5, LETCA MACRO ELEMARI T 45mmF2.8
ISO6400,露出補正0,f3.2,1/8000
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PEN LIFE825. 神様のお供え

2013年12月30日 | Kyoto city
 町内の、新年拝賀式のお供え物の買い物が終わる。錦市場で全部調達できたで、予想外に容易であった。新年の朝にお稲荷さんとお地蔵さんの飾り付けをしていて、あっ足りないと言われたら、そんな時には買い出しに行けないので、そういうプレッシャーからようやく解放される。
 御神酒、葉付きみかんなどは一般家庭のお供えにもあるのでわかるが、それに加えお供え用の だいだいや昆布は良いとしても、くし柿!、何それ!、みたことないぞ、しめ縄にいたっては関東のように横一文字ではないのだよ、どちらかといえば簾に近い。とにかく神様は、変わったものがお好きだ。
 関ヶ原の雪は1日で終わった。今日は、新幹線も平常通り帰省客を運んでいる。だが旅慣れない人達で大変混んでいて、私などは立っていれば着いてしまうので、さして苦痛ではないのだが、通路まで帰省客が立っていると、煙草が吸いたいとかトイレに行きたいといった私の自由がきかない。ホームやコンコースではカート族がノロノロと、そして突然立ち止まり、邪魔で早足で歩く私には邪魔なのよね。
 さて正月は寒さも少し緩むのだろうか。 しばらく良い天気が続きそうだ。チェッ雪がないのか、つまんねえの。

新幹線・米原-岐阜羽島
OLYMPUS PEN E-P5, LETCA MACRO ELEMARI T 45mmF2.8
ISO6400,露出補正0,f3.2,1/8000
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PEN LIFE824. 冬の通勤風景

2013年12月29日 | Shinkansen commuting
 昨日は、外気温0°、 ついに平野部にも大粒の雪が降りだした。新幹線も徐行運転であり、立派な冬の通勤風景だ。名古屋も昼頃から雪が舞いだしたが、こちらはすぐにやんでしまった。そんな関ヶ原も今日は、晴れていた。あら1日で終わりかよ。
 いつもならば12月の初めぐらいまでは、コートなど着なかったのだが、今年は早くからコートをきるなど、防寒していたので、それが寒がりを促進してくれたようだ。従っものすごく寒さを実感する毎日だ。つまり身体が慣れていないまま、冬に突入した。
 それに今年は仕事場に空気清浄機などをいれ、空調をたっぷり効かせているので、もうどうしようもなく、冬に慣れない。毎日1リットルの水を消費する加湿器付きのおかげて、喉が痛くなることを防げたのは幸いだったかもしれない。
 そんなわけで、雪が積もったらフィールドへ出かけようという元気はなく、むしろ少しでも暖かいところへ逃げだそうという算段がはたらく。いや、今年は冬が早く寒いのだという昨今の気象事情があるのかもしれない。
 さてプレッシャーとなっている町内会の新年拝賀式のお供え物の買い出しをしなきゃ。これが終われば、ようやく京都を脱出して、正月休暇を堪能できるわけだ。
 人混みにまぎれて買物をしていたら、 寒さを感じなくなった。 身体のスイッチが寒冷地仕様に切り替わったようだ。どうも暖房に依存しすぎていて、身体が冬の寒さになれていないようだ。

新幹線・京都-米原
OLYMPUS PEN E-P5, LETCA MACRO ELEMARI T 45mmF2.8
ISO4000,露出補正0,f2.8,1/4000
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PEN LIFE823. 太陽が弱くなった!?

2013年12月26日 | Shinkansen commuting
 人にたずねても 秋が短かった故足が冷たく感じられ 今年は寒いという。私だけではなかった。昼の気温は10°近くまであるが、何故か外の空気がやたらと冷たく、寒いのである。
 冬の陽射しを思い起こしてもらいたい。縁側などの日差しのあるところでは、冬でも少し暖かく心地よい場所なのだが、今年は日差しに太陽の暖かさを感じることがない。日差しはあっても、むしろそれは弱いといえ、一息つくまもなく風の冷たさが勝る。だから身にしみてくる寒さなのだろうと推測した。つまり太陽が弱くなった!?、というような案配といったらよいのだろうか。
 今日は、朝一番から寒い実習室で終日授業だった。明日も続く・・・。

新幹線・京都-米原
OLYMPUS PEN E-P5,M.ZUIKO DG 75-150mmF4.5-6.7
ISO200,露出補正0,焦点距離75mm,f11,1/8000
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PEN LIFE822. 寒い師走の日

2013年12月25日 | Shinkansen commuting
 最近の京都は、外を歩くと底冷えのする寒さと冷たさ。それは昨年よりも随分厳しく、今年の冬は本気で寒い。ついにやってきたか。多分1月15日頃から節分までの一番寒い期間は、どうなることやら。
 明日から編集工学の集中実習で三連投。朝から晩まで続くので自分の研究は進まず、超ハードワーク、寒さ、単位が欲しいだけの15人の無気力学生達と三拍子揃っているから、こちらも嫌気がさす。実習の成果があがったという報告はないから、来年からこの授業は辞退しよう。
 明日は自分の担当する講義のダブルヘッダーなのだ。一つは他学部から先生を招いているので、なんとか消化できるのだが、それにしても朝一番で出かけるというのがつらいですねぇー。5時半起きだもんね、と自分でわらってしまう。外気温1°だからね。
 今朝撮影した車窓画像も朝の寒々とした風景でしょう。今日は、1日大学内を動き回っていた。愚痴が多くなりがちな、寒い師走の日です。

新幹線・京都-米原
OLYMPUS PEN E-P5,M.ZUIKO DG 75-150mmF4.5-6.7
ISO200,露出補正0.75mm,f4.8,1/8000
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PEN LIFE821. スケジュール

2013年12月23日 | Shinkansen commuting
 朝早く出勤すると、関ヶ原あたりは霞んでいることが多い。
 昨日が冬至だったので、これからは日が長くなり始める。そういう安心感のためか、気候のためかはわからないが、今日は氷のような空気も僅かばかり緩んだような気がする。といって寒いことに変わりはない。
 今週は、後半に実習の集中授業が連日あるので、終日忙しい日が続くのだろう。
 私のゼミで大学生向けに公開しているスケジュールは、私の研究活動がはいっていないのだが、この時間は邪魔されたくないぐらい多忙なのだ。それを暇な時間と勘違いしてスケジュールを入れてくるお目出度い学生がいる。こまったな。そこで研究スケジュールも入れて全部記載することにした。そしたら、学生達の相手をしている時間などないではないか。こちらは、それぐらいに忙しいわけだから仕方ないだろう。といって一部のスケジュールだけでは、情報開示に不足があるよな。面倒だけど、そうするほかない。
 スケジュールというのは、なんか強制力があっていやだなという気分がするけど、執筆などの仕事を効率的に終わらせるためにしゃあないか。
 スケジュールが気になり出すというのも、やはり師走なんだろう。

新幹線・米原-岐阜羽島
OLYMPUS PEN E-P5,LETCA MACRO ELEMARI T 45mmF2.8
ISO200,露出補正-0.3.f4.0,1/8000
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PEN LIFE820. 湘南海岸か・・・

2013年12月22日 | Shinkansen commuting
 今日は、最高気温7°にも関わらず風が氷水のように冷たい。京都は内陸部故、そして名古屋は関ヶ原を超えて日本海の気候がなだれこむので、どちらにいて空気が冷たい。まあ今年はよく冷え込んでくれること。
 他方で東京などは、名古屋などと温度差はあまりないが氷のように冷たい風というのではない。私に言わせれば暖かい方だ。時々東京よりも暖かく、あの光り輝く湘南海岸を思い出している。湘南海岸か・・・。
 そんなセンチメンタルな気分でいたら町内の新年拝賀式の買い物のリストが回ってきた。しめ縄だ、だいだいだの、くし柿だの、昆布といった具合にお供え物だ。やれやれここは京都だった。
 さて年賀状もまだ書いていない。書いていないというのは、絵柄ができていないので、さて筆だ、色鉛筆だ、画材屋へ紙買いに行かなきゃ、こちらも悩ましい。
 京都は、クリスマスがあまり眼中になく、お正月の準備が始まったと言うべきだろう。今年は、万事物事が早く進みそうだ。それも寒さが早くやってきたからだろうか。
 うーん、名古屋に逃げだそうか。

新幹線・米原-岐阜羽島
OLYMPUS PEN E-P5,LETCA MACRO ELEMARI T 45mmF2.8
ISO200,露出補正-0.3.f4.5,1/8000
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PEN LIFE819. 風土的景観

2013年12月21日 | Shinkansen commuting
 撮影したいがなかなか撮れない風土的景観がある。この画像も集落の屋並みの狭間に一瞬垣間見えるが架線に遮られて、新幹線からは撮影しにくい。
 風土的というのは、母屋の前に立てられた小ぶりな建物である。右後ろにも同様の建物が見られる。母屋より降るそうなこれらの建物は多分蔵なのであろう。通例京都などでは、蔵は敷地の奥に建てるのだが、この土地では母屋の前面、すなわち玄関や前庭、つまり通り沿いに蔵を設けているところが風土的たる所以だ。
 さてその理由はというと、この土地の風土や歴史を探らなければならないが、ここでは取りあえずメモしておくにとどめよう。Googleでは集落の地名が記載されていないので、国土地理院の地図でしらべなければならない。相変わらずWEBの地図は役に立たない。こんな地図では旅はできんぜよ。
 さて京都は雪が降りそうな寒さで雨が降っているのだが、こういうときが一番寒い。雪が降ると、開き直ったように寒さが緩和される。関ヶ原の雪ももうじきだろうか。今日も新幹線は遅れることなく平常運転。寒いだけの1日であった。

新幹線・米原-岐阜羽島
OLYMPUS PEN E-P5,LETCA MACRO ELEMARI T 45mmF2.8
ISO1600,露出補正-0.3.f2.8,1/8000
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PEN LIFE818. 最近の京都

2013年12月20日 | Shinkansen commuting
 冬の空が近づいている。早くも雪が降りそうなほどに寒くなってきた。多分ホワイトクリスマスだな。でも今年のイブの日は出勤日だもんね。年末に集中講義があるからまだまだ休めない日が続く。自分で自分にご苦労様と言いながら仕事をしているのだろう。
 来年は運が悪いことに共通・・・あっ、これは秘密だったか(笑)。こういうときに雪が降ったら悲惨だよねということを言いたかっただけなんだけど。
 今日は、松原通りの整骨院が廃院となった。なんでも和装学園などがはいっていた元呉服屋さんのビルを建て替えるらしいのだ。この整骨院の普通に明るい治療室に来ると、何故か京都にいることを感じる安らぎの場だった。あるとき患者さん達がうちの町内の人達ばかりだったという思い出がある。今では、治療院で鉢合わせした一件隣のお婆さんも亡くなったし、治療院も無くなるし、そえいえば美味しい食材を扱っていた地場のスーパーも随分前になくなって久しい。
 便利で昔から営業している良いお店が無くなるというのは、時代の変化だろうか。さて、あの内木のパン屋さんはまだあるだろうか。良いお店が次第になくなりつつあるというのが、最近の京都である。
 良いお店が無くなり、どこにでもありそうなチェーン店風お店が増えてきた。そんなお店がはやっているのだから、随分味覚も変わったと思うけど、やはりあの美味しい食材を扱っていたスーパーがなくなったのは、惜しいと思う。

新幹線・京都-米原
OLYMPUS PEN E-P5,LETCA MACRO ELEMARI T 45mmF2.8
ISO250,露出補正-0.3.f2.8,1/8000
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PEN LIFE817. 硬派な著作

2013年12月18日 | Shinkansen commuting
 雪が降るかのような寒い1日であった。私の行動範囲では、それに遭遇しなかったが。
 毎日、行き帰りの車中で文庫本を読んでいる。今日は石井光太:神の捨てた裸体、新潮文庫版、を読み終わった。
 あらすじは、アジア・イスラム世界の最下層階級を訪ねたドキュメントである。この地域は、岩と砂の山岳地形ばかりで農作物はあまり育たず貧民層の多いところである。さらには国家間、民族間の紛争が多発し、それにともない億単位の数の難民が発生し、そして難民から浮浪者へと転落してゆくのである。そこに登場するのは最貧困層の、レンタルチャイルドであり、子供の誘拐や売買であり、同性愛者であり、麻薬や性病患者である。 さらには、何故一夫多妻制なのかという風土的了解の姿も描かれている。こうした世界は、国連の援助やメディアなどがとうてい入れない世界、そしていかなる手段を持ってしても永久に救われることのない絶望的な世界がえがかれていた。
 随分踏み込んだ著作であり、久しぶりに硬派のドキュメントでもあった。こうした書物を読むと様々な出来事の判断基準が、すっと見えてくる。それは脳天気で我が儘な日本人を直撃する大変好書である証なのだが。
 最近の日本では珍しく硬派な著作だったので、しばらくこの世界から遠ざかりたいぐらいだ。次はソフトな読み物にしたいと思う。

新幹線・京都-米原
OLYMPUS PEN E-P5,LETCA MACRO ELEMARI T 45mmF2.8,ISO1000,露出補正-0.3.f2.8,1/8000
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PEN LIFE816. もう眠い!

2013年12月17日 | Kyoto city
 月曜日は6コマ分の授業を行い、ようやく今週も魔の月曜日、つまりブラックマンデーを乗り切った。明日は教授会の後教職員の懇親会、水曜日はクロッキー教室、木曜日はゼミの忘年会と続き、週末はデータの投入が待っている。わけのわからん最盛期だ。淡々とこなしてゆく他ない。
 今年は、しごく寒さを感じる。どこにいても寒気がするのである。身体が弱ったか。それで定食屋でお肉をたっぷりたべたら、少し寒さも薄らぐ。そうかタンパク質が不足していたか。
 もう眠い。明日も早い。もう眠い!、といってもう11時ではないか。やれやれの週の始まりである。
 なんか画像が季節にあわなくなってきた。いいか・・。

京都市・詩仙堂
OLYMPUS PEN E-P5,M.ZUIKO DG 35mmF1.8
ISO3200,露出補正-0.3.f1.8,1/60
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PEN LIFE815. フィルム・ライツ!

2013年12月16日 | Yokohama city
 古いデータをかき回していたら。フィルム時代の画像がでてきた。当然今はないニコンクールスキャンでフィルム画像をデジタル画像にしてある。
 デジタル機材とフィルム機材とどちらが綺麗な画質かと問えば、答えは明白である。後者のフィルム画像の方が、質感描写が優れ、立体的で空間感があり、画像としてみていても断然綺麗である。
 それにしてもデジタルの画質とは、どこか違う綺麗さである。やはり今でもフォトグラファー達は、フィルムで撮影するのだろうと推測する。
 何十年経過しても美しい画像が保持されていると言えば、 もちろん機材はライツを置いて他にない。こういうところに気がつくと、ライツM4-Pを持ち出し、ライツエルマリート等を付け、トライX等(今、あるかな?)を詰め撮影に出かけようかと考える。標準レンズのズミクロンは、売ってしまったから手元にない。残念なことをした。だが、今はライツレンズも安いのではないかと思う。つまり買い時か。
 大体フォトジェニックな被写体など、そんなにホイホイとあるわけではないのだから、一度に撮影できる枚数など36枚もあれば十分だろう。さらに家捜ししていたら、コンタックスT3迄出てきたのは一寸感激である。
 そろそろフィルム・ライツに戻る準備をしようかとさえ考えたくなる。それには、ボディのオーバーフォールが必要だ。これは関東カメラサービスだろうか。それにフィルムと現像所の確認をしなければならない。今ではないものも多々ありそうだ。しばらく課題になりそうだ。
 さて今週から2週間は大変忙しいので、ブログはまとめてアップである。
  
2001年 横浜
Leitz M4-P,Elemarit28mm/F2.8,
F8.1/500.トライX
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PEN LIFE814. メモリー

2013年12月15日 | Kyoto city
 原稿に必要なのでLacieのハードディスクを外して大学へ持参しようと考えていたら、手元に1テラバイトの小さなハードディスクがあった。同じ容量でも随分小さくなり、価格も1/3だ。私の作成したCG等のデータやiPhotoの画像が全部スマホ並みの大きさに納まってしまった。
 パソコンは、人間の一生のデータを軽く扱える性能になったと賞賛すべきなんだろうけど、「あんたの一生で行う全部の仕事は5テラバイト以下です」、なんて予告されて、生まれたら5テラバイトのハードディスクを与えられて、「はいっ! これで一生分です、終わり!!」なんて言われたら、生きる意欲が無くなるよなぁー。
 私は画像データを扱うからデータ容量は大きいけど、営業マンだったら、それははるかに小さい。「あんたはwordとexcelしか使わないのだからUSBメモリー1個で十分ですぅー」といわれて一生分使える小さなUSB1個を渡されてお終いと言われたら、さらに愕然とするだろう。「俺の人生の一生の情報がUSBメモリー1個かよぉー!!!」。
 実際に学生達が4年間で制作する作品とかレポートとか卒業論文や制作といった全データは、USBメモリー1個ですんでいる。彼らコンピュータ・エイジは、不思議に思うこともなく淡々と使用している。
 そのうちにデータを圧縮する技術が進化してチップはものすごく小さくなり、ウェアラブルを通り越して身体に埋め込んだりできるembeds タイプりメモリーになったりして。そんな風に考えてくると、なんかつまらん未来像だ。
 さて、今日は名古屋からの帰り、雨の関ヶ原の伊吹山では雪が積もっていた。「雨は夜ふけ過ぎに、雪へとかわるだろう~(^_^)」そんなメロディーが頭の中を流れていた。

京都市・詩仙堂
OLYMPUS PEN E-P5,M.ZUIKO DG17mmF1.8
ISO200,露出補正-0.7.f1.8,1/60
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PEN LIFE813. 女の子発想、男の子発想

2013年12月14日 | Shinkansen commuting
 天気予報では外気温3°~9°と寒い日。ヒートテックに身を固め研究室は空調と空気清浄機がはいっているので、暖かいはずだし喉を痛めることもないが、防御に身を固めすぎると、寒さへの抵抗力がつかないようだ。
 ところで最近日経MJを読んでいると、どうも今の私達の身の回りのありとあらゆる道具は、女の子発想ばかりではないかとと思わされる。
 それに朝のNHKニュースの中の街角情報室という番組なんかもその典型だ。どれか一つのアイデアに特化して、特定の場面で使ってみれば便利で面白いといった商品紹介の番組だ。つまり世の中のあらゆる生活商品がどれか一つだけの目的にアイデア特化した単機能商品ばかりなのだ。そんな単機能商品を便宜上女の子発想商品とよんでおこう。
 他方で一つの道具が色んな場面で使えて、使い方には智恵や工夫を要するといった汎用性商品が少なくなった。
 例えば、大型のよく切れるナイフだ。これ一つあれば、狩りや魚釣りもできるし、火をおこす薪を集めたり、料理ができる包丁にもなり、野生する果実の皮もむけるし、お酒のキャップを開けたり鉛筆を削ることもでき、そして野生の熊から身を守る武器にもなる。ナイフ1本あれば生活できると言っても過言ではない。こういった汎用性ある機能を持った重層機能商品を男の子発想と読んでおこう。
 実は、そんな男の子発想の商品自体が、身の回りであまり見かけなくなったのは寂しい限りだ。といっていつもナイフをホルダーに入れて持ち歩いていては、女の子達から警戒されそうだが、時代がいつのまにか女の子発想に迎合しているようであり、いつかそれは揺り戻されるというのが、マーチャンダイジングを教えている人間の視点だ。
 しかし、もし揺り戻せなくなったら超女の子発想の単機能商品が登場したりして。例えば理系女子がつくったプルトニウムさえ入れれば実用化できる、ペットボトルサイズの小型核兵器モデルとか・・・。

新幹線・京都-米原
OLYMPUS PEN E-P5,LETCA MACRO ELEMARI T 45mmF2.8
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