さて、OM-DにMACRO ELEMARIT45/f2.8mm、そしてPEN E-P5にM.ZUIKO DG17mm/f1.8、この二つの単焦点レンズ・システムで日常の撮影をカバーしており、あるいは古い民家や集落などの撮影には十分といえる最適で軽量なシステムである。画竜点睛というべき標準系の延長にある17mmの準広角レンズを加えてシステム化しやすくなった。それに相互に仕様が類似していたりバッテリーが同じであるなど、互換性があるのは便利だ。解像度が上がりグリップの付いたEV4の存在も大きい。
そして12mm/f2.0が付いたPEN E-PM2とか75-300mmの望遠ズームを加え、LeitzやZeissの高解像度のレンズを使えばオリンパスのフルシステムが完成する。まあなんでも来いという気分だ。海外に出かける際に荷物が軽いというのは大変ありがたい。
さてこの2台システムを撮影するために、E-P2をひっぱり出してきたが、こんなだろうか思われる位に発色が古いようだ。やはりPENシリーズも日進月歩で進化していることがわかる。そういう点では、 売っちゃったけど E-P3は発色も上品なデザインもなかなかよかったと思う。一寸惜しい気分でもある。iPhoneと連携できるというので新しいボディに更新したけどね。
M.ZUIKO DG17mm/f1.8に変わりうるレンズは、PanasonicのLeica DG SUMMILUX50mm/f1.4だろう。こちらのレンズを加えるとファインダーが50mmからスタートするLeitz M3的システムのようでもある。今回の私のシステムは35mm相当のレンズがあるので、あえていえばLeitz M2的なシステムだろう。それだけ20世紀Leitzのシステムは完成度が高かったということだが、それをリーズナブルなマイクロフォーサーズ・システムで実現できたわけだ。
OLYMPUS PEN E-P2 M.ZUIKO DG17mm/f2.8.
ISO1250,露出補正-2.f5.6,1/100.