通例は事件が起きると同時に画像も動かぬ物的証拠として世界に公表するというのが、アメリカあたりのやり方なのだが、日本ではどうもその公表がまずかったらしい。なにしろ事件の事実は発表したが、その物的証拠である画像は公表しなかったようだ。物的証拠がともなわない事件なんて、論拠がない論文のようなものだと思うが。
というか画像は、公表しないでおいて機密保持という大臣通達までだされ、公表した保安官は、守備義務違反で事情聴取されているようだ。つまり公表することが犯罪なのか?
今回の事件に対する政府の対応は、失策であるばかりか、世界の物笑いだ。全くリーマン内閣のくだらなさを、まざまざと見せつけられた思いがする。事件がおきたら、画像という物的証拠をつけて世界に発表するのが国際社会ではあたりまえだろう。実際には、それよりも二歩も三歩も遅れたリーマン政府の対応を見ていると、古くさい時代の人達のようだ。おかげて、近隣諸国から物笑いの種になりそうだ。
もちろん忘れてはいけない。議論の本筋は、守備義務違反ではなく、尖閣諸島の相互の領域をどうするのかが、最重要議題であり、今後両国で議論し検討すべきことなのだから、くだらない出来事で議題をすりかえないでよ!。やっぱ、リーマン内閣ではあかんなぁー。
京都市石塀小路、撮影日2010年7月9日
OLYMPUS PEN E-PL1,M.ZUIKO DIGITAL 9-18mm/F4-5.6
シャッター1/125,絞りf5.6,焦点距離9mm,ISO200,iFINISH