昨日のブログでロシアの画像を使用したから、今日はウクライナの画像にしよう。というのも画像データベースのNASから今の紛争当事国同士を訪れたファィルを開いたからだが。
日本のメディアは、今のアメリカ経済は景気後退だと報道していた。
その理由は、FRBが金利を引き上げ続けている事で米国経済が低迷していること。さらにはシリコンバレーバンクと、主に暗号資産に資金提供をしていたジグネチャーバンクが破綻し、さらにヨーロッパに飛び火し老舗銀行クレディ・スイスも経営危機が叫ばれメガバンクUBSに統合された。次は黒字経営のドイツ銀行かと噂され・・・、金融危機拡大が報道されている事。こうなると実体経済を離れ、情報伝達が早いSNSを通じて人々の気分(センチメント)が素早く過敏に反応して世界経済が動いているようだ。
では何故FRBは金利を引き上げたか?、というとアメリカの消費物価指数が示すように高い記録的なインフレである。
何故高いインフレになったかというと、資源と物の不足である。これによって先進国のみならず開発途上国の経済をも圧迫している。
何故資源と物の不足を招いたかといえば、コロナショックとこれに続くロシア・ウクライの紛争で資源・流通が滞っているからである。
従って今の世界経済の混乱は、ロシア・ウクライナの紛争が原因である。
では世界経済が危機的状況にあるかといえば、私はノーと答える。今の世界経済危機は、ロシア・ウクライナ紛争によって引き起こされたのであり、金融構造自体に大きな問題があったわけではない。
ただしそのとばっちりは世界の人間が被ることになる。投資家達は欠損が続き、途上国ではインフレで高騰し食料が買えず、子供達は必要な栄養がとれないなどなど、多くの被害を世界規模で拡大させている。富める国と病める国という世界の二極化という望ましくない方向へジリジリと進んでいる。いやな空気だ。
(2023年3月27日記)
2016年8月17日、ウクライナ、レビフ
EOS1DsMark3,EF28-300mm/f3.5-5.6,ISO400,露出補正0,F8,1/200