天気図をみると太平洋側に前線が中国から延々と東に延びているが、それって梅雨前線かい。これが停滞すると梅雨かとおもわせる天気図だ。このブログも書きため原稿に加筆している。天気の話だけは、加筆しないと書けないですから。その書きためたストックも早く消化したいのだが、あと1週間分あるぜよ。
さて標準レンズは。絞りを絞れば画面全体にピントがゆき、大変シャープな画像になる。それは広角レンズと同じ案配なのだ。元画像を解像度の高いモニターでみると、そのあたりの事がわかる。まあスマホの画像でもわかるだろう。
そうしたフィルムで撮影したモノクロ画像の綺麗さは捨てがたい。実際、昔の画像は手焼きプリントだから、全紙のサイズで自然の風景でもみていると大変綺麗だし部屋に飾っておけるアートだ。いまのデジタルの画像ではどうなのかなあー。そうした画像は、現代のインテリア空間の中でも十分に飾っておける。だから署名フォトグラファーの画像でも絵画や版画に比べれば、はるかに安く買いやすいと思われるが・・。
GoogleにLIFE photo archiveというのがあり、ライフの写真のごく一部が閲覧できる。以前はプリントサービスがあったのだが、いまは見当たらない。しょうがないので、手元のライフ写真講座全15巻を時折眺めている。それでもいささか古いライフの良い写真がちりばめられている。
実はこのライフ写真集は、高校生の頃に公立図書館で初めてみた。当時公立図書館では、受験シーズンになると受験勉強にやってくる多くの学生達の列などというのが当たり前のように報道されていたし、社会をあげて公立図書館の間違った使い方を認めていた時代だった。
そこで私は参考書を持って公立図書館に出かけたのが人生の間違いの始まりだった。受験勉強よりは蔵書されている図書を読むのが面白すぎて、こんな世界があるんだと乱読で読みふけっていた。だからキュルケゴールからハイデッカーに至る実存哲学なんかを読み始め、私の哲学もこの頃の知識である。でっ、そこでライフ写真講座なんか発見したモノだから、終日これのために日参した。そんなわけで、本を読むという図書館本来の目的に沿った使い方をしたおかげで、受験勉強などをすることもなく、当然浪人してしまった。
まあ私は、そのときの若い感性で写真の勉強をしたんだろうな。だから世界の優れたフォトグラファー達の写真を納めたライフ写真講座がテキストであったわけだ。その別冊という小冊子があって撮影のための機材や画像のコピーや収納方法などなど写真に関する技術的なことが書かれていた。そこにニコンFと28mm、50mm、105mmの3本のレンズが登場していたのである。おおっ、これだ!、当然私はその説に傾倒し、アルバイトしたり家から借金したりして調達しましたね、ニコンFのシステムを。
その後ライフ誌は休刊されたけど、ニコンFのシステムはいまだに手元にある。そのニコンFもそろそろメンテナンスから帰って来る頃だろう。
2018年5月2日、京都市中京区壬生御所の内町
OLYMPUS E-M1Mark2、LEICA DG SUMMILUX 25mm/F1.4
ISO250,露出補正-0.3,f/4,1/640