さて午前中のすいている時間に山市へ食材の買い出しに行こう。帰りしなに堺町通りのイノダ珈琲でランチ。近年ここもついに茶店になりはて、喫煙できるのは屋外のテラス席しかない。帰りしなに錦市場を横切ったが、もう人の塊であれじゃどうやって買い物をするんだろうか。
さて昨日の話の続きになるが、私は何故撮影することに熱心か。その答えは、私のブログのカテゴリー欄にあるドローイングのブログを開いてみればわかる。つまり私はもろデッサンを勉強してきた人間だから絵は描ける。だが面白い都市の光景を眼前にしてスケッチし、そのあとアトリエで油絵具などをもちいて創作しようとは思わない。むしろ画像にとどめておく方が都市の光景は面白いと思っている。だから私にとって撮影機材は、鉛筆や絵筆の代わりである。絵を描くのと同じ感覚で撮影しているわけだ。それに大学で建築を教えてきたから、フィールド資料を集めるという目的もある。そして作家が絵筆や絵具に関心を持つのと同様に、私の絵筆である撮影機材に対しても関心を持っている。
それに撮影機材は絵筆や画材に比べれば安い。絵画に金などを使ったら撮影機材どころの話ではない。分野は違うが書の世界だと1本100万円の筆があったりするのが芸術の世界だ。そんな副次的なメリットもあり、私は絵を描く代わりに撮影しておく。まあ画像の方が安上がりということになる。
だから私はフォトグラファーでもないしアマチュアカメラマンでもない。他人からプロですかアマチュアですかと問われると、どちらでもなく建築の研究者ですとさしあたり応えておくことにしている。
本を書いたときには、著作権の関係もあり自分の画像を使わざるを得ない。だから日沖宗弘さんのように、プロ並みに撮る写真術、ひとりで仕事をする研究者・ライターのために、というスタンスが一番近いのだろう。
さて画像は、アップしそびれた画像でも貼っておこうか。どこか水槽をみているような慶良間の海だった。10月末の6日間集中ダイビングの時の画像だ。やはり6日間続けてやるのが、いろんなことを覚えるのに調度よいことを実感した。その頃の沖縄はまだ夏だった。火ぶくれして病院に行ったダイバーもいたぐらいだ。また来年も、そんな集中日程を随所に盛りこめればなと考えている。
ああっ、もう大晦日ですか・・・。
沖縄県慶良間諸島アイダー
NikonAW130,ISO125,焦点距離11,f/4.4,1/100