さすがにペンライフというシリーズも80回続けると、この小さなオリンパスペン・システムについて書くことがなくなる。といってこのボディとソフトの全ての機能を使っているわけではない。
今日の画像のような風景だと、パノラマ撮影機能を試たいところだが、これは撮影後のオリンパスのソフトウェアで、各画像をつなぎ合わせるために、撮影時にはパノラマ形式のファインダー表示を使って複数の画像を連続して撮影しておかなければならないのだが、登山の疲労でそこまで思いつかなかった。
原則論をいえば、登山と撮影をするということを同時にしてはいけない。つまり歩きながら撮影するというのは、危険極まりないからだ。だから登り疲れて休息したときにザックをおろし、機材を取り出しておもむろに撮影することになるわけだ。それは疲れているときには、やりたくない動作だ。
そんなとき腰にコンパクトデジタル機材をぶらさげておくというのは、機材は限定されるのだが効果的な方法だとおもう。ただし歩くときに、プラプラ揺れて邪魔だと思われない小ささや、とりつけ方法であることが大切なのだろう。
北アルプスは概ね山頂付近に山小屋があるので、荷物を少なくして比較的撮影にでかけやすいほうだと思われる。そんなわけで今日の画像は泰然と構える槍ヶ岳。ここへくる大変目立つので、どうしても義理的にレンズを向けてしまう。逆光のポジションだが光が足りないね。そればかりは、登山の行程優先だから、どうしよもないことだが。
燕岳頂上、撮影日2010年9月19日
OLYMPUS PEN E-PL1,M.ZUIKO DIGITAL14-150mm/F4-5.6
シャッター1/200,絞りf6.3,焦点距離63mm,ISO200,iFINISH