Creator's Blog,record of the Designer's thinking

毎月、おおよそドローイング&小説(上旬)、フィールド映像(中旬)、エッセイ(下旬)の3部構成で描き、撮り、書いてます。

ドローイング352. 小説:小樽の翆283. 年越し

2020年12月31日 | Sensual novel

 

 ついに大晦日まで来ちゃった。

鴎飛ぶ石狩湾。こんな風景を以前見たことがある。

それは、大西洋の塩の空気がするポルトの朝だった。鴎固有の鳴き声と街の雑踏が入り混ざり、少し特有の空気だった事を思い出していた。

今日は天気も良いので海へ出てみた。

・・・

陽も暮れようとする頃、海岸沿いを歩きチクコウのカフェで冷え切った身体を暖めよう。

美希姉ちゃんと彼氏がいた。

ここは、彼らのたまり場なんだな。

美希「オジサン、最近見かけないと思ったら、他所で絵を描いていたんだ」

「うん、この海岸線のずっと先で」

美希「オジサンとこ、もうじきおめでたじゃん!」

「はあ!、」

美希「何とぼけてんのよー、マサヒロ君の奥さんよ!、翆さんの孫!!」

さすがマタニティ・フォトグラファーは、出産事情に詳しい。

「そういえば、年末予定だったな」

美希「産婆さんでも呼ぶのかなぁー」

「美希ちゃんちみたいに人出がないから病院だろ」

美希「じゃあお姉ちゃんのとこだ」

「そういうことになりますなぁー・・」

美希「もう、オトコは暢気ねぇー、セックスだけは一生懸命だけどさぁー。多分、今晩か、明日だよ!!

「えっ、もう生まれるの?」

美希「そうよう、暢気に絵を描いている場合じゃないでしょう。多分翆さんは、病院へ行ってると思うな」

「大晦日のディナーは、なしか・・」

美希「ディナーより孫でしょ!。翆さんにスマホしてみなよ!!」

じゃあ、翆に尋ねてみよう。

翆「今、病院よ。お爺ちゃんも、マサヒロもいるよ。二子目だから奥さんと冗談言ってるところ。アチキご飯食べててね。私そのまま夜勤して帰るから・・・、玲香さんもきてくれたよん」

美希「でしょう・・。オジサンは、流行らないショボいそば屋で一人年越し蕎麦をたべて、翆さんちで一人寂しく紅白をみるのかなぁー!(笑)」

「そうなるのかぁー・・・、それはあまりにもわびしすぎる、よし!、そのしょぼい蕎麦屋をパスして病院へゆこう。病院で年越しですぅーー」

やっぱ人が沢山いるところで、年越ししたいよねぇー。

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ドローイング351. 小説:小樽の翆282. ルッコラ

2020年12月30日 | Sensual novel

 

 さて今年もあと二日になった。

 翆は夜勤だから、食事の時間を節目に、昼と夜の生活は逆転している。そんなわけで今週は、朝飯をアチキが用意しておく。

今日は、鮭と卵焼き。これじゃ旅館の朝飯と一緒じゃないか。タンパク質ばかりだ。

それじゃあというので、ルッコラのサラダを加えよう。ルッコラはカルシウム、鉄分、ビタミンCが豊富だが、昔から媚薬としても扱われてきたとする記述を読んだからだ。

WEBによれば、媚薬に効果がある食材、1位チョコレート、2位珈琲、3牡蠣、4位ルッコラとあるのだが、本当かよ。オキトキシンの刺激量が書かれてないか風評の域をでないな。

だが、ルッコラが媚薬効果以外にも、葉酸が豊富で認知機能の低下を予防し、妊婦は奇形児の発生を減らすとある。もう少し見てみよう。

 

◎脳のダメージやアルツハイマー病、心臓病を防ぎ、歯や骨へのカルシウムの吸収を助けてくれるビタミンKが豊富
◎葉は、十分なミネラルを含んでいて、銅、鉄分が特に豊富。
◎食物繊維が豊富で、消化運動を規則正しくしてくれる
◎抗酸化物質が豊富で、解毒作用あり

◎肺癌、大腸癌、乳癌、卵巣癌、前立腺癌、すい臓癌などのリスクを減らす抗ガン作用のグルコシノラートが豊富
◎インドール、チオシアン酸、スルホラファン、イソチオシアネートのようなフィトケミカルが、ガン細胞の成長を抑制
◎生理活性化合物のインドール-3-カルビノールとイソチオシアネートが、炎症仲介物質の生産を抑制して、慢性の炎症を減らす
◎コレステロールを下げ、血糖値のバランスを整え、心臓病のリスクを減らす
酸素ラジカル吸収能の価値あり
◎カビ菌の一種で発がん性物質のアフラトキシンからDNAや肝臓のダメージを防ぐクロロフィルが豊富
◎ほうれん草、スベリヒユ、マスタードグリーン、セロリよりショウ酸が少ないので、妊娠期や授乳期でも安心

 

ここまで書くと、スーパー食材かよ。だが他の食材と比較しないとわからないので、これだけじゃあね・・・。それに料理は、食べ付けないとわからないのだ。

そんな風に朝飯とはいえ料理のメニューは、悩ましいのだ。

翆が帰ってきてから一緒に朝ご飯に、お帰りセックスをして寝てしまう。そして精力的なことに午後遅くアチキは、路線バスで少し遠目の小樽郊外へ絵を描きにでかけた。

連日絵心がわいているのだ。しかも、晦日の日、巷の人々は、それぞれに忙しいので誰かに会うということもない。アチキだけは暇なのだ。

それに巷のお店が休みに入る。なにしろコロナ禍で2週間の正月休暇をとれ!、と国が言い出すぐらいだから、こういうときは、絵のたしなみがあってよかったぜ。

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ドローイング350. 小説:小樽の翆281. 年末だけど・・・ 

2020年12月29日 | Sensual novel

 

 年末も押し迫ってきたと世間はいうが、餅と食材は一応調達したし、きれい好きの翆のことだから家の掃除は、いつもしているのであまりする必要がなさそうだ。何が押し迫っているのだろうか。

今朝は翆が帰ってきて、ただいまセックスをして寝てしまった。眼が覚めるともう午後を大きく回っている。横で寝ている翆は、そろそろ起きる頃だろう。

スウットの下の乳首をなでて、手を下に滑らせて股間を撫でていると、寝ている翆が次第に悶えてくるようだ。

翆「フゥーーん、おはよう、感じてくるぅーー」

絵を描きにゆくよ!、といって翆にキスして、暖かい布団から勇気をもってヌケだし、身支度をして、出かけた。さて今日も絵になるのは、やはり廃屋だな。雪の晴れ間が眩しい。そう思っていると陽が沈んでくる。その前に描きあげなきゃ。

ここのところ、同じような日課が静かに続いている。年末だけど、いつもと変わらない生活。お正月は向かうからやってくる、というべきか。

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ドローイング349. 小説:小樽の翆280. リセット

2020年12月28日 | Sensual novel

 

 絵を描きに出かけて、夕方帰ろうとしたらベーヤンから「仕事も終わったし、年末の一時を飲みませんか!」とスマホにメールがあった。

こんな夕方の時間に誘うなんて珍しい人だな。それも花園の寿司屋だって。ほならゆきますかー。

ベーヤン「もう、仕事納め。そんで暇になったからメールした。今年は、社員に手をだしたら、子供ができるし、子供ができたら儲けた金は持ってゆかれるし、さんざんな1年だったよ」

「だけどアチキは、1年のなかで年末のこの時間って好きなんだ。世の中どこにいっても空いているから旅に出たりするけどさ。なんかネタないの?」

ベーヤン「熊本の主婦の恋物語でもしますか・・・」

「ク・マ・モ・ト!、それで・・・

ベーヤン「インターネットができて、熊本の40歳の主婦の楓子さんと、まあオトコは所帯持ちで仮面夫婦のトシロウさんとが親しくなったわけ。昔は出会い系も真面目なサイトだったんだ。熊本のオンナだから、40歳でもチャーミングなんだよね。

楓子さんは、へび年の旦那と3人の子供がいて、まあ普通の家庭だった。子供は大きくなり子供達の野球大会のおっかけウーマンをしたりと、それまでは普通の主婦をしていたの。

でっ、ある時トシロウさんと熊本で出会った。出会うなりフィーリングがあってセックスをした。そして意気投合した。つまり元々相性が良かったんだよ。トシロウさんが牡牛座で楓子さんが牡羊座だって」

「その星座ってなんか関係あるの?」

ベーヤン「全然関係ない」

(笑)

ベーヤン「そんな経験は、楓子さんも初めてだったわけ。だって高校を出てほどなく、好きも嫌いもなく、まあこのオトコでいいんじゃないという軽い気持ちで嫁にいって所帯をもったわけさ」

「フゥーーん、楓子さんにとっては、40歳にして初めての恋愛だったんだ」

ベーヤン「そう、それで、楓子さんは『もう貧乏になってもいい!、一緒に暮らそう』、とトシロウさんに持ちかけた。よっぽどセックスの相性がよかったんだろうね」

「子育てが終わったからオンナの義務は果たした。これからは恋をしながら生きたい、というわけだ」

ベーヤン「楓子さんは、子宮筋腫で子宮をとっちゃったの。でも卵巣が残っているから性欲はあるのよね。それで二人は駆け落ちして東京に出てきて魚河岸で夫婦共稼ぎで働き始めて、一緒に魚河岸界隈で暮らし始めたわけ。その頃ってもう奥さんが可愛くてしょうがなかったってトシロウさんはいってた。それでこいつのためならってんで一生懸命働いて、何年か後に二人が魚河岸界隈に小さな寿司屋を開業できたんだって」

「駆け落ちして正解だったんだ」

ベーヤン「トシロウさんは、今でも恋乳房だよっていってた。それは、俺が東京へ出張したときに、いつも立ち寄る寿司屋の主のことなんだけどさ。だから奥さんはもう更年期を過ぎているけど、今も毎晩セックスするんだって。歳をとるほど、かわゆくなるんだってさ!」

「歳をとるほど疎遠になるっていうのが、今の仮面夫婦だけど。セックスの相性のよさって恋の始まりなんだろうね」

ベーヤン「楓子さんがいうには、母性本能なんて嘘だって。子供が可愛いのは小さい時だけだってさ。あとは世話がやけるばかりで、主婦なんてつまんないといってた。それより好きな人と一緒に暮らして、一緒に苦労して、一緒に将来の夢を持って働いた方が幸せだって、いってた」

子供を産んで、子育てして、子供を中心にして家庭生活が回るってのは、なんか違うように思うね。そんなところに幸せはないよ。だっていい年した大人がピカチューだ、ドラえもんだには、つきあいきれないでしょう。

やはり大人の恋をするために、それまでの人生をリセットして、好きなオトコと一緒に苦労しながら暮らしをつくりあげてゆくのに魅力を感じるわけだ。楓子さんは40歳でリセットしちゃったのね」

ベーヤン「さて・・・」

・・・

ベーヤンは、これから若い女の子とデートだといってベンツを転がして帰っていった。

懲りない奴だ!。

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ドローイング348. 小説:小樽の翆279. 年末のライフスタイル

2020年12月27日 | Sensual novel

 

 年末、翆が夜勤の時は、朝9時出勤が24時出勤となるから、普段の生活とは15時間のズレがある。だからといって生活を15時間ずらしたりすることはしない。朝飯は朝食べ、晩飯は晩に食べる。それに日勤と準夜勤と夜勤がやってくるので、一々ずらしていたら帳尻が合わなくなる。

じゃあ翆とのセックスはというと、実はやりたいときだから決まっていない。特に朝の光を感じながらセックスは、カーテン越しの明かりで翆のボディが眺められる発見があるから、決めない方がよさそうだ。そもそも決められることではない。

そんなわけで、午後遅く眼が覚めアチキは、絵を描きに出かける。

今日は、廃屋だな。寒さに耐え忍びながら、かっては人々の営みがあった家がうち捨てられている。おそらく何年もの雪の重みで屋根が崩れた廃屋は、格好の絵のモチーフだ。

陽が沈み街に戻るとすっかり夜だ。今日は19時に翆と待ち合わせてナンタルのスポーツジムへゆく日だ。翆は、準夜勤の日以外は、スポーツジムにくることができる。

なにしろ、アチキの体脂肪率が28%と、標準の23%より高い。翆から、放置すると高血圧間違いなしと宣告されて、通うことになった。

最近の主婦は綺麗だ。だから美ボディの主婦達を眺めるという目の保養もあるが、そんな主婦達は話し好きだから、いろんな話が耳をそばだてなくても聞こえてくる。

どうやって夫婦が誕生するかというと、「あんたも歳だから、ソロソロ身を固めたら・・」とまわりからいわれ、回りを見渡すと1人いた。他に好いのがないから、あれでいいかぁー。それでセックスでもして、恋愛気分にさせて、簡単に決まるようだ。

あとは、回りからはやし立てられ、結婚式場でも予約すれば、レールに載せられたトロッコのように、ほっといてもゴールイン。つまりお祭り気分で回りから騒がれているうちに夫婦ができあがる。

そして結婚すれば、子供もつくったし、家もできた。ダスティンホフマンが主演の映画「クレイマー・クレイマー」のように、育てるのは男に任せて、オンナの義務は果たしたから旦那を手放したい。というので、旦那よりはましな恋の時間をつくろうというわけだ。なにしろ仮面夫婦だから、旦那への愛情は最初から皆無なのだ。

オンナは、子供をつくらなきゃというのは義務感だが、恋をしたいという気分は恋をするまで納まらない。恋をして溌剌と生きたいわけだ。だからそれらは別々の感情なんだ。それが仮面夫婦なのだろう。何しろ日本は、そんな恋をしない義務感だけの仮面夫婦が多いのだ。

愛情度数は、セックスの回数と満足度できまる。仮面夫婦が多いのだから、セックスの回数も満足度も日本の世界ランキングが最低になるのもうなずける。

うちらは、仮面夫婦でなくてよかったぜ。

そんな話を耳にしながらジムでひとしきり汗をかくと、翆とディナーだ。夜勤前だから、さすがに房チャンのお店でお酒というわけにはゆかないが、海際のレストランで夕飯だ。痩せろといっておいて、美味しい物を食べたいというのがオンナの欲求らしい。

そして翆は、病院へ出勤。アチキは、夜なべ仕事だ。

それが年末のライフスタイルだ。

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ドローイング347. 小説:小樽の翆278. 晃子さんの彼氏

2020年12月26日 | Sensual novel

 

  病院のナースステーションの休み時間に晃子さんがやってきた。

晃子「ハーイ!、翆、一緒に夜勤だね」

翆「この時期、彼氏持ち、子持ち家庭持ちのために夜勤になるの」

晃子「うちも、同じでーーす」

翆「その明るさからすると、クリスマスイブは彼氏とだったんだね?」

晃子「父が、これどうかといってバツイチの医者を紹介してくれたの、そいつとイブでした」

翆「まあ!」

晃子「それで札幌で。最初に合ってから夜にはホテルでエッチよ」

翆「ふーーん、やり手なんだ!」

晃子「あっちの方だけね。普通の外科の医者だって。しかも救命救急の担当だから家庭を顧みなかったんだって。それで、サラリーマンの奥さんに逃げられたらしいよ」

翆「外科って手術担当の上に救命救急かぁー・・・。そりゃ超忙しいから、奥さんも逃げ出すよねぇー。サラリーマンの奥さんじゃ、そんなことわかんないよねぇー」

晃子「突然、病院から呼び出されるらしいよ。だからいつもスマホONだって。だってねえ、札幌のホテルでエッチしてたじゃん。でっ、明け方になってスマホが大きな音で鳴り響くのよ。でっ、お客さんですぅー!、といってタクシーで飛びだしていったもん」

翆「24時間体勢ね」

晃子「うち、そんなほうがいいと思う。夜になって毎日くっつかれたら、うっとうしいモン。だからねぇ、恋人のままで好いじゃんて思っているの。また突然逢いたいといってきて、それで急患発生で病院に帰る生活ね。なんか家に帰らないみたいだよ」

翆「エッチしている最中に、急患発生したら飛び出してゆくんだ」

晃子「そうなの。人間って太陽が昇る頃になると今日は生きられませんて身体が反応して、ポックリゆくんだって、と彼氏がいってた」

翆「急患でゆけば、いいんだ。今日したいですぅー、といって(笑)。医者とか看護師って不規則とかイレギュラーなライフスタイルを、楽しむぐらいの心の余裕がないと勤まらないよね」

晃子「もっかそのイレギュラーな事続きの病棟ですー。新型コロナの感染者が増えちゃったよーーー。アタシ10時間労働よ」

感染症看護師の資格を持つ晃子さんは、超忙しい正月を病院で迎えるのだろう。

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ドローイング346. 小説:小樽の翆277. 海へ続く道

2020年12月25日 | Sensual novel

 

 クリスマスイブが終わると、街はお正月への衣替えで忙しい。

朝、翆が夜勤明けで帰ってきた。

翆「アチキー、レロレロ、寒いよー」

といって布団に入ってきたから、抱きながら暖めているうちに、また寝てしまった。

午後遅く起きて、バスで石狩湾の海岸へ出かけた。

海へ続く道は、雪がしっかり積もっている。

絵を描きながら海岸へ向かう頃には、もう夕方だ。

この坂を下ると、翼君がバイトしている海の家がある。

寄ってゆくか。

・・・

「どうだった、彼女とのクリスマスイブは?」

翼「ここの海の家で、すごした。彼女がケンタのフライドチキンとハンバーガーを持ってきたので、コカコーラとノンアルで、朝までスマホ・カラオケではしゃいじゃったよ。でっ、そのまま学校へいって終業式。お互い寝ていたですぅー」

「でっ、もちろんエッチも・・・」

翼「もちろん!。波の音がバックミュージックだよーーん(笑)

「それは、いいクリスマスイブでしたね!」

 (大笑)

・・・

翼君が熱い珈琲を入れてくれた。

リュックから、昨日のチキンを取り出して、

「これを肴にしよう」

大きなガラス戸越しに、石狩湾を望みながら飲む熱々の珈琲は、湯気が目にしみるほど美味しい。

・・・

さて暖まったから、帰ろう。

「お正月もここ?」

翼「多分、ここにいることが、多いと思う」

「じゃ、また。バーイ」

・・・

雪がやんで冷えてきた。来たときの靴跡がまだ残っている。

冬だ!。

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ドローイング345. 小説:小樽の翆276. 恋人はサンタクロース

2020年12月24日 | Sensual novel

 

 朝、眼が覚めると、仕事に出かける前のマサヒロ君がやってきて・・・

マサヒロ「お爺ちゃんがつくった七面鳥だよーーん」

今日は、クリスマスイブだ。

ならばケーキとシャンペンを買いにゆこう。夕飯は、クリスマスパーティーだ。

昔地平を鉄道が走っていた頃、蒸気機関車が豪快な煙と音をたてて、花園商店街の隙間を通過していった。今は高架線になって電車だ。そんな花園通りと鉄道ガードの脇に、老舗スウィーツ屋"The Sweet's"がある。今日は、クリスマスケーキを買い求める小樽ッ子で店の前に行列ができている。

デザートにクリスマスケーキを買いにきた。うちらも少しだけクリスマス。

街にはベートーベン第九交響曲歓喜のメロディーが流れている。

「・・・すべての被造物は 創造主の乳房から歓喜を飲み、 すべての善人とすべての悪人は 創造主の薔薇の踏み跡をたどる。

・・・・

創造主の乳房から歓喜を盗み・・・か。F.シラーの発想はどんなんかなぁーと思いつつ。

アチキには、やはりユーミンの気分がピッタリだ。

・・・

恋人がサンタクロース

本当はサンタクロースつむじ風追い越して

恋人がサンタクロース

背の高いサンタクロース私の家に来る

・・・

そんなわけで少し早い夕飯で、七面鳥とワインで世界最高水準の我々の仲に乾杯。

ワインからウォッカに手を出す頃、心いい気分。

「翆ー、しようよ」

そういって翆を抱きかかえてお布団へ。

翆と熱いキスをしながら、柔らかい胸に手を回し、そして股間に指を回す頃には、熱く濡れている。そしていつもの通り熱いセックスをする。クリスマスイブだからって何かが変わるわけではないが。

ふとイブの晩って疎遠なカップルのためにあるのかもしれないと思った。イブの晩ぐらい愛せよというわけだ。まあ、うちらは世界最高水準だから、格段の変化はないけど。

翆の身体を激しく燃えさせ、それ自体が日常の普通の景色の一つなんだけど、早々と寝付いてしまった。夜半に目覚ましの音で眼が覚め、翆はシャワーを浴びて、着替え、夜勤に出かける支度をはじめた。さっきまでセックスで激しく燃えた股間を抱えながら、すれて膣が少し痛いよーー(笑)といってた。それは愛している証ですよーー。

翆「今日から夜勤続きでぇース!」

そういって熱いキスをして、すれた膣を抱えて病院へ出かけていった。

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ドローイング344. 小説:小樽の翆275. 生唾が出そう!

2020年12月23日 | Sensual novel

 

 さて今日は、霧霞む小樽の雪山か。

さて今日は、どこを描こうかとハンティングする。霧が立ちこめ風景は霞む。誰も来ない自然の中で、一人黙々と絵を描く。吹雪いているから寒い。もう少し我慢、我慢と自分を欺しつつ描きあげる頃には、すっかり身体は冷えている。

さっさと画材をリュックに仕舞い込み、街へ降りる。駅前にも珈琲屋はあるが、やはり、いつものコロンビア珈琲まで足を運ぶのが、我ながら頑固だ。あの赤いソファーで画材をひろげて絵をみていると、もう少し描きくわえたほうがよかったとか、いや、描きすぎないうちに、やめといた方が正解とか、自分でも逡巡としている。

すると「こんにちは!」と声がする。なんだ明菜姉ちゃんか。

明菜「画材屋にいたら、イーゼルさげた叔父さんの姿を見かけたので追いかけてきた。といっても隣にいたんだけど」

「まあ、どうぞ。じゃあ、好きな物でもご馳走しよう」

明菜「やったあ。叔父さん絵を描きにいったんだ」

「うん、霧の山へね」

明菜「よく山へゆく気になるよね。怖くない?」

「はい、怖いです。このまま霧で道を迷い山の中に迷い込み帰れなくなったらどうしようと考えながら描いてます。スマホをナビがわりにしているけど。冬の景色も捨てがたいよ。この時期なら雪崩はない思う。どこか描きにいった?」

明菜「学校の近くの丘かな。私、夏の景色が描きたい。青い空と入道雲とか」

「夏にスケッチしたでしょう。それを元に冬の美術室で夏を描くとか・・・」

明菜「雪の小樽の街を見下ろしながら、夏の空を描くかぁー」

「絵の中で私の夏をつくってゆくんだよ」

明菜「そっかぁー、見たとおりに書いても今一。私の夏をつくればいいかぁー。夏の写真があったなぁー」

「美希姉ちゃん、写真やってる?」

明菜「彼氏のカメラ担いで、マタニティフォトに走り回っている。明菜も早く私のモデルやれよ!、だって。早く妊娠してお腹膨らませろっていうわけ。無理よ!といったら、じゃ裸体でも撮っとくかてんで、お姉ちゃんのモデルやっちゃったよ」

(ゴクンと生唾が出そう!。それって綺麗だろうなぁーーーーー)

・・・

明菜「叔父さんってば、起きてる!」

「ウトウトしちゃった。山の寒さで絵を描いていたのでドッと疲れたんだよ」

(本当は、明菜さんの裸体の妄想が加わりウトウトしたのだが、今度、美希姉ちゃんに明菜さんの裸体画像でも見せてもらおっと)

さて帰りますか・・・。

陽も既に沈み夜の街だ。家路を急ぎ帰り着けば、お帰りセックスで翆の温かい身体を愛でて、それからお風呂か・・・。いや今日は頑張って神佛湯の温泉にしよう。

翆に電話して神佛湯で待ち合わせにした。

家族風呂で翆のボディを愛でてセックスして、それからたっぷりお腹も空くから夕飯。寒いから夜は、翆を抱きかかえながら寝てしまう。それで幸せだと思わなければ、雪が積もれば陰鬱な毎日が、いやでも続くから・・・。

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ドローイング343. 小説:小樽の翆274. お帰りの挨拶

2020年12月22日 | Sensual novel

 

 小樽も寒気団が居座ると、雪が降り、曇天か、晴天か、なのでアチキには退屈な風景だ。だから今の時期は、せっせと山へ絵を描きにゆくのが、日課になってしまった。当然こちらは飽きやすい性格なので、長くは続かないのだが・・・。

今日も翆は、日勤なので夕方には病院から戻っていた。

自然の酷寒の世界から戻ると人間の温かさが恋しくなる。

キッチンで支度をしている翆の熱い唇が暖かい。

翆「ううっーー、また燃えているんだ・・・」

翆の前掛けはそのままに、スエットをずりおろして、ショーツの間から指をいれる。

翆がお鍋の火を止めている。

そのまま、翆をキッチンにうつぶせにして後ろから股間を撫でてゆく。

翆「ウウッ、ウウッーーー」

固い股間も柔らかくなり、指が滑らかに動いて、膣液が潤いつつあることを感じている。

閉じている膣が次第に開いてくる。

そのままズルっと膣に入れてしまう。

翆をキッチンに押しつけて腰を動かしてゆく。腰に翆の体温を感じている。

翆「ハア、ハア、ハア・・・」

こういう時に、逆らわないのが翆の身体だ。

翆「アアツ、もっと突いて・・・」

翆の膣壁にこすりつけるように、挿入を繰り返す。

翆「ウッ、ウッ、ウウウーーー」

後ろから指を回して、翆のオサネを撫でる。

翆「ハアッ、ハアッ、ハアッ・・・・」

翆の身体がビクビクとしている。

翆「アチキー・・・昇ってユクぅーー」

翆の腰の動きが次第に激しくリズミカルになってきた。

翆「アチキー、イッてぇー・・・・・」

二つの腰がリズミカルに一緒に動き出す頃が頂点かなぁー・・。

翆「アウッ、アウッ、ハア、ハア、ああっ、熱いのが欲しい・・・」

翆の膣が痙攣し始めた。

一気に精子を流し込む。

翆の膣が、そこだけ別の生き物のようにヒクヒクと痙攣している。

そのまま翆は「ハアッーツ」といって床にへたり込んでしまった。

翆「最近の、お帰りの挨拶だよねぇー」

「うん、帰った時って興奮するんだよ。もう何日も見ていないように、久しぶりに見たような気がしてさ」

翆「今朝も顔を合わせたのに不思議だね」

・・・

「翆、お風呂であらってぇー」

背中を流す翆の乳房が柔らかくあたる。

そういって翆がお湯をかけて、「さあアチキのここは綺麗にしなきゃね」そういって口に含んでくれる。

「もう精子はでないよぉーーー」

咥えた翆の頭を抱えながら、寒い世界から戻った時の、至福の時間がすぎてゆく。

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ドローイング342. 小説:小樽の翆273. 世界標準

2020年12月21日 | Sensual novel

 

 最近アチキは、絵づいている。

上空で寒気団が激しく悶えているような天気だから、絶景を呈するかもしれない。冬型気圧配置が安定すると曇天の退屈な毎日だから、この気候の変わり目を逃す手はない。

といって山でじっと留まって絵を描くのは、さすがに寒く、足早に街へ戻る。

花園のコロンビア珈琲で暖をとる。

今日も翆は日勤だ。これがクリスマスや正月になると夜勤が続いたりする。やはり彼氏とイブは楽しみたいといか、どうしても帰省したいという看護師がいるから、そういうときは翆が夜勤の役割になる。そうなると、人とは違うクリスマスやお正月の時間が新鮮だ。規則正しい生活では得られない、生活の時間が心地よい。

さて翆は帰っているかな・・・。

翆「あっ、今日も絵を描きにいってったんだぁー・・・」

寒いと人肌が恋しくなる。そういって翆と熱い抱擁をする。

そうしていると、手は自然に翆のスウットの下の乳首を撫でている。乳首を撫でていると、もう片方の手は翆のスエットをさげてお尻をむき出しにし、独特の心地よいカーブを愛でながら、股間へ手が伸びてユク。昨日と一緒かぁー。一緒でいいじゃないですかぁー。

・・・

翆「デュレックスの調査に寄れば、日本人のセックスって満足度と回数で、ともに世界最低(注)なんだって。トップはギリシャ、クロアチアだって」

「クロアチアは、お姉ちゃんが綺麗だもん。デュレックスってイギリスのコンドームメーカーの老舗。1915年設立だって」

翆「クロアチアの平均は、年間134回やって満足度52%。日本人の平均は、年30回で満足度が24%、アジア諸国の中でみてもダントツに低いんだって」

「世界最低水準・で・す・か・・・・、そりゃ、性欲以前の問題じゃないですかぁー。平均値だから回数の多い人も少ない人もいるんだ」

翆「結婚以来セックスレスという話も聞いたことがある。それって障害だろうね」

「満足度が最低ちゅうことは、セックス以前に男と女が愛し合うという人間性に欠落してるんではないかい。偽善的なカップル集団が恋愛ゲームをして、子供をつくり仮面夫婦として暮らす。つまり日本は男と女が性欲処理と繁殖処理で終わり、それが既に当たり前になっている。そんなつまんない国だったんだ」

翆「そこへゆくとうちらは、毎日セックスしていて、生理の日をのぞくと年間300回はいってるよ。満足度も高いから、ええーっと、世界標準じゃん。うちら、すごーーい」

「うちらは、世界トップクラス!。官能小説が、はしたないなんていってる場合じゃないですよーー(笑)」

 

注)Durex社"2005"Global sex survey report

http://honkawa2.sakura.ne.jp/2318.html

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ドローイング341. 小説:小樽の翆272. 色と色の間

2020年12月20日 | Sensual novel

 

 色気よりは色彩だ。

最近アチキは、雪が降り始めた小樽の風景に没頭している。

午前中は、大学のリモート講義をおこない、コロンビアで遅いランチを食べた後、午後はクリエイションの時間だ。山は既に雪が降って、そろそろ積もって綺麗な頃だろう。天狗山の裏にいってみよう。

やはり雪の風景は、周囲の環境を一変させてくれる。ところどころに、地肌がみえるあたりが、枯山水庭園のようだ。

ひとしきり絵筆を動かすと、身体は寒さに耐えかねている。

さっさと描きあげて、そそくさと帰ろう。

今日は、翆の病院勤務は日勤だから、夕方には帰っているだろう。

・・・

家に帰ると、既に翆が病院勤務から戻って夕飯の支度をしている。

翆「今日はお鍋だよー」

翆「お風呂沸いているよぉー」

風呂!、風呂!

・・・

ようやく暖まり、キッチンで支度をしている翆のケツを撫でる。

翆「アッアーーん、割れ目を撫でると燃えちゃうよ!」

「なら、燃えちゃいましょう!!」

そういって翆を抱えて、布団に潜り込む。

翆の暖かい身体が、心地よい。

翆「病院から帰ってきたら、寒いから真っ先に風呂に入ったもん」

「準備よしか!、翆のスウットの下から手をいれて乳房を揉みしだく」

翆「アアーーン、今日は何処へ行ったの?」

「天狗山へ絵を描きに・・・

翆「寒い所へ、一杯抱いてあげるから暖まりな!」

そういって翆がアチキの股間に指をいれて、イチブツを揉んでいる。

それ、暖まるのとは関係ないが・・・。

翆の股間に手をいれ、指をショーツにかけて、翆の股間を揉みしだく。

次第に濡れて、股間の形が崩れてくる感触が心地よい。

翆「いれていいよー」

翆のウエットを半分堕ろして、後ろから入れる。指で翆のオサネを撫でている。

翆「ウウッ、ウウッ、昇ってユク・・・」

そう、そのまま昇ってゆけ。そして次第に腰が震えてきた。

バッと翆のスウットパンツを脱がせ正常位で、もう入らないという奥までいれて、一緒に腰が動き出し、次第に激しく動いて・・・。

翆「いっていいよ・・・」

そういって翆の骨盤が前後に激しく動いて、アチキの精子を吸い込む前触れだ。

「ウウッ、出る、出る・・・」

翆の腰が激しく動いて精子を残さず吸い込んでゆく。

翆の身体に吸い込まれて、そのまま萎んでしまうようだ。

しばらく、翆の呼吸を肌で感じていた。この瞬間が、可愛いと思う。

セックスの後でオンナを可愛いと思うか、何も感じないかの違いは大きい。前者なら愛しているし、後者なら仮面カップルか欲望処理の娼婦だ。愛していてよかったぜ。そんな風にまどろんでいると・・・。

翆「お鍋の支度ができているから、ご飯食べようね」

色彩ではなく、やはり色気だ。いや食欲もある。

色と色の間で、一日あけくれた。

・・・

小樽の冬の寒さを体感した1日だった。

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ドローイング338. 小説:小樽の翆269.  絶景

2020年12月19日 | Sensual novel

 

 天気予報をみると、低気圧接近。晴れ後雪、小樽は竜巻注意報が出されている。こんな天気の荒れているときは、絶景だし、破天荒な絵がかけそうだ。夕方を目指して入船のバス停からバスで東に向かう。

海岸に出ると、強い風が雪を吹き飛ばしている。

竜巻だ、オオッ!、すごい!!。

ひとしきりスケッチを描いて翼君がバイトしている海の家へ逃げ込む。翼君は学校から帰ったばかりだから、いるだろう。

ほどなく翼君が現れ・・・、

翼「叔父さん物好!。竜巻が来るから早くはいってよ!」

「竜巻はもうそこまで来てる。ここなら安全!

翼「ええーっ!?」

ひとしきり家を揺するような揺れが続き、納まった。いっちまったか。

翼「竜巻が来るのに絵を描いていたの?

「絶景だったよ」

翼君が入れてくれた珈琲が温かい。

一息つく。

「人と同じ事を考えていたら、人と同じ絵しか描けないでしょう。人とは違う事が人間の個性よ、今世界は、それが必要なのね

翼「つまり変わり者?」

「変わり者でも、科学の知識が必要ね。竜巻の進路予想はできないけど、直角に逃げるのが経験則。竜巻の進路を見て空間上に図を想定してみたら、この家は安全だとわかったのさ」

翼「ふぅーーん、そういうことかーー」

「もっというと、人と同じ事を考えていたら、人と同じ事しかできない。ツイッターなんかその最たるもの。最初からYES、NOとなるような記事の書き方をして、数値化しやすい環境ができる。みんな同じ意見ばかりだからカウント数という数だけが関心にされる世界。つまり収斂型ね。

だからそんなのは無視して、物事は構造で見ること、クリエイションできる力があること、これが大切なのです」

翼「構造とクリエイションかぁー。本のタイトルみたいだね」

(笑)

・・・

さて、竜巻もいっちまった・・・

翼「この頃から天気の悪い日が続くんだ」

じゃあ時々立ち寄って、ここで絵を描こう。

「また雪の悪天候のときに来るぜ!・・・」

翼「放課後は毎日ここでバイトだからいるよ。珈琲飲んでってよ」

「ごちそうさん」

・・・

街への道を、肌が痛い程の北風に吹かれながら、バス停に向かった。

 

追補

 昨日もブログの追補で書いたけど、現在77日先まで書きダメしています。ふと気がついたのですが、予約投稿日がダブっているところがありました。日付を後ろへ送れば良いのですが、77日分となると量が多く調整が大変面倒です。

 調整はそれだけではすまず、アップの順序を変えれば見出しの二つのNOも変える必要があります。もっというとデータストックしているファィルNOも。

 NOをうたなきゃよかったと思うも後の祭り。NOが飛んでいるのは公開予定のブログを削除したためです。NOも直すとなると77日分直さなきゃならないからです。だから今日のブログは、風景の試し書きだったから似たようなイラストが続いているところだし、このあたりで二日分削除。だから明日のブログNOは飛んでいます。

 補記ついでに、新型肺炎が猛威を振るっている。アメリカからのワクチンがいつ届くかはわかりませんが、本当に注文した数届くかというと、大統領が変わったのでアカン場合もアルでしょう。そうなると効果的な最適投与モデルなどをつくって配布するのかな?

  でっ、ワクチン接種が始まり、一定数が効果的に投与されると新型肺炎は終息に向かうでしょう。私が関心があるのは、投与せずに済む頃合いだよね。感染が終息に向かえば、ワクチン接種をする必要がなくなる。だって投与実績が少ないから、基本は治験の域を出ないワクチンだ。やだなぁーモルモットは・・・。

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ドローイング337. 小説:小樽の翆268.  ヒ・ミ・ツ・・・

2020年12月18日 | Sensual novel

 

晃子「翆ーー、シホさんが札幌の病院に入院しているんだって、お見舞いに行こうよ!」

翆「あら、なんでぇー、また札幌なの?」

晃子「あれ!、あれの撮影中の事故だってさ」

翆「あれ!、そうなんだ、縄から落ちた!」

晃子「それ、超秘密!」

・・・

札幌市内の病院の外科の片隅で

シホ「うん、いつものSMクラブのスタッフと一緒に縄で梁に吊されて撮影していたんだ。その時はとても乗ってて、私の股間なんかバッチリうつされて、それで全国の男性に、私の股間って綺麗でしょ、小陰唇もみてね、膣もみえるでしょ、バッチリ見て沢山抜いてねって、そんな全国の男性のシンボルになったみたいな気分ですごく乗っていたの。終わる頃に縄を下げたら、金物が折れてドンと地面に落下。それで首と腰に打撲だったの」

晃子「じゃあ、いつもの札幌郊外の民家で・・」

シホ「そうなの。それでスタップの人達が、サッと服を着せてくれて、救急車を呼んでくれて運ばれたの。裸じゃまずいよねぇー。1週間、検査と治療で入院だって」

翆「それって、病院内じゃないから労災はおりないよねぇー」

シホ「そうなのよ。だから年末だから親戚の家の屋根の雨樋のお掃除をしてたら、ハシゴから落ちたことにしてあるの。スタップの人達もそういいなさいって教えてくれた。よかったわ」

晃子「そうなんだぁ」

シホ「もう一つ秘密があって、撮影中に膣に張り型をいれてたの。それがズンと突き刺さって、膣の内側をこすったの」

晃子「オオッ、それ強烈ーーーーー、大丈夫なの?」

シホ「多分おちんちんの形だから大丈夫ね。だってうちの病院の事務長がお見舞いに来たけど、そんなこと言えないよねぇー。あいついろいろと細かく尋ねてくるから、もう、とぼけまくった」

翆「スタッフの人達が驚いたでしょう」

シホ「お見舞いに来てくれて、でもゴメンはいいから、あの撮影の時の写真集をだしてくださいねってお願いしたの。全国の男性が、私の股間を見て、沢山抜ける写真集をってね」

晃子「そしたら?」

シホ「表じゃ出せないけど、裏で豪華本にするっていってた。社長サントか、代議士さんとか、裏の世界の人達が、そんな本をこっそり買う人達がいるらしいの」

晃子「それ、みたーーい」

シホ「きっと1册はくるかも。楽しみかなぁ(笑)」

翆「あら、シホさん、インナー付けてない!」

シホ「今日は全身検査だったから、ブラもショーツも無しなの。病院の浴衣だけ。ウチの病院の事務長がお見舞いに来たときも、この格好だったのよ。まずかったかしらぁーー」

(笑)

・・・・

翆「なんかシホさんって、入院していても色っぽかったね!」

晃子「あの人見かけは地味だけど、ボディは綺麗なのよ。それに病人姿だもん、そりゃあ色っぽいよねぇー。それにウチの事務長が、コロナの時に人手不足でトホホの顔してたじゃん。それで、お見舞いにいったら、乳首が出ている浴衣だろ。どんな顔してたかねぇー」

翆「でも、ヒ・ミ・ツなんだ」

(大笑)・・・

 

追補

明日からは北国の風景のイラストが多くなります。

というのもこのブログは、現時点で77日先まで完成しています。イラストは想像デッサンですから、参考資料を集めたり、どんな風景にしたら北国らしいかなとか、どんなモチーフで表現しようかなと考えてゆくと、すぐには完成しません。そこで毎日アップさせるためには、描きためる事が必須になります。目下3月の小樽の話を書いています。

 さて新型肺炎の感染が勢いをましてきました。だからanalysisというカテゴリーで、多変量解析などを用いて、これについて追補を書こうと思いましたが、入れるスペースがありません(笑)。よってパス。

 前にもブログ、アナリシスのカテゴリーで書きました

(2020年05月02日 |

番外編432. 新型コロナウィルス(COVID-19)感染者数の推移について その7.日本と韓国の比較考察)

のなかで図4感染構造の仮説モデル)がそれです。潜伏期、有症状態とあれば、感染のピークが潜伏期にかかっている。つまり感染している人自身も感染しているかどうかが自分でもわからないままに、第三者へ感染させています。それが感染が納まらない理由です。

 解決方法は、ワクチン接種しかありません。それまで時間稼ぎとして、マスク、うがい、手指消毒、外出自粛を心がけるしかないでしょう。

 さらに国や自治体の対応は、構造的に後処理の世界です。ですから今回の新型肺炎の場面では、国や自治体の施策は効果が薄いでしょう。しないよりはましという程度のモノです。Go toトラベルの施策をする、しない、は議論に値しない。どうも焼き鳥屋の親父が塩にするかタレにするかの議論とあまり変わらないように思われます。

 それよりも、限られた検査・医療資源を何処にどれぐらい使ったら最適効果が得られるかとする数理モデルはできそうに思うけど。そんな数理モデルの数式の適切さと実行を巡って議論するならば、民主主義だと思いますけど。

 新型肺炎は、先手必勝の性格を持っていますから、後処理構造の政府や自治体の施策では効果が薄いことがわかります。私達が未来を予測できる数理モデルをつくり、それで議論ができる国会議員がいたでしょうか?。そんな官僚や自治体職員がいたでしょうか?。科学はすでにメタ科学へと進んでいます。少しはましな大人の議論ができるような社会でありたいですね。

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ドローイング336. 小説:小樽の翆267.  間抜け顔のパンチパーマン

2020年12月17日 | Sensual novel

 

小春「細い道の入り口に自転車が2台おいてあるじゃない。だから、来ないで!、かもしれないけど、小春は大人のセックスってどんなんだろうって興味があるじゃない。それでユウ君に、そっと見にゆこうといったの」

ユウ「そんなの、怒られるから、いいよぉー」

小春「そーっと、ゆけばわからないよ!」

ユウ「じゃあ、そーっとゆくか・・」

小春「それで、音をたてないように見にいったの」

ユウ「アッ、アレダ!」

小春「大きなツツジの植え込みの木の下に腹ばいになったのがみえるのよ」

ユウ「アンナフウニスルンダ・・・」

小春「大きなコートにくるまって、オトコの人とオンナの人が重なって、身体が激しく動いているの。大人の人って、あんなに激しく動くんだ。だから、しばらく見とれちゃったぁー。だってすごいんだよ!。オンナの人が大きな声をあげて、泣いているみたいなの」

ユウ「フーン、あんな風に激しくするんだ。こっちは股間が張ってさあ。地面にこすりつけると気持ちいいよ!」

小春「ほら何してんの!、ユウ君あんな風に腰を動かすのよ。オンナの人はパンツを脱いでるわ。入れただけじゃだめよー。私達って立ってやるばっかりじゃん」

ユウ「あんなに腰を動かすのかぁー・・・」

小春「しばらく見てたら、ユウ君がウウッ!、て声をあげて腰をブルブルと動かしているの

ユウ「気持ちいい、出ちゃったよーーー

小春「こんなところで出しちゃダメじゃない。あとでできなくなっちゃうよ。それでね、ユウ君のパンツの中に手をいれたら、いっぱい出ていて、ヌルヌルしてるの。ああっ、今日は、もうお終いかって思った」

ユウ「今日は、出したからお終い、帰ろうよ」

小春「そういって、ユウ君がスクッとたってガサガサと音をたてて帰ってゆくの。そしたら物音を聞きつけたカップルがピクッとして、激しい動きが止まったの。それで間抜けな顔をあげてクルクルしているのね。だから私もユウ君の後をおいかけたの。多分カップルは、子供かって思って、またセックスの続きをしていたの。そのパンチパーマの間抜けな顔がとてもおかしくってさぁー、笑っちゃったぁー」

「間抜け顔のパンチパーマンかよ!、ラブラブのカップルの最中に分け入る天使達!。その時のカップルの顔が見たかったねぇー」

小春「でしょう。あんな間抜けな顔をして子供をつくるんだと思った。帰りに雪が降り出したの。もうお外のセックスもお終いね」

・・・

間抜けな顔をして子づくりか!、そりゃできた子供も間抜けだろうな。間抜けが間抜けを育てる、それはそれでつじつまが合うか・・・。

小春「叔父さん、ソロソロご飯の支度ね!、一緒に帰ろうよ!!

そういって小春と腕を組んで、雪が積もり始めた道を家路についた。

・・・

少し前の日本なら、セックスをしている場面が登場するとテレビのチャンネルを変えたり、子供達の前ではセックスの話題を避けたりしていた。

でも子供達は、おとな達が何をしているかは、しってるんですね。話題を避けるその不自然な仕草の先には、セックスがあるんだということを。大概の子供達は、親がセックスしている場面は見たことがあるといってる。

だから、そんな親は、子供達からは、大いにズレていて馬鹿にされた存在だというのが内実なのだろう。まあ戦後、海外に比べれば著しく性教育の遅い日本だもんな。

これが戦前の日本だったら、セックスをするために逢い引きのお堂があったし、怠い家屋の中で声も上げられないセックスも今一だという気分が濃厚で、納屋とか青姦が当たりだったかもしれない。

幸い小春は、美希姉ちゃんから性教育をされたから、セックスの場面をみても驚かないが。

それにしても小樽も寒いぜーーー。もう青姦の季節ではない。街には雪が積もり始めた。

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