5回シリーズの最後は、うちの撮影可能か不可かわからない二眼レフとα6000のポジネガとデジタルによるハイブリッドシステム。こうすると広角から望遠までカバーし、しかもRolleiflexが高画質の標準レンズだから、ここぞというときに詳細に描写できる。どちらもカールツァイスのレンズだ。
Rolleiflexはリバーサルフイルムで使うのだけど、例えばEOS1Dsの4.3倍ぐらいの画素数が二眼レフでは得られそうだということは前に書いた。つまり現像後の6×6版のリバーサルフィルムを高解像度スキャナーにかけると8400万画素の機材で撮影したのと同等の解像力をもつのではないかという仮説をたてた。具体的なことは堀内カラーに尋ねないとわからない。
でっ、堀内カラーに尋ねた。この6×6画像1枚で最高画質でスキャニングするとデータ量が240MBになり約解像度4000dpiである。スキャニング価格は1枚2万円程度。おおっ!、という話だが、二眼レフの6×6フィルム画像のデジタルデュープは、それだけの情報量があるということだ。そんな画像情報がとれるデジカメはプロユース機材を調べても少ない。ちなみに6×6フィルム現像は中1日、スキャニングに中1日と小一週間時間程度の時間が必要だとのこと。
ここで知見を得た。個展を開くときには、やはり6×6フィルムのデジタル画像処理で行うか、最適なのはプロラボで直接ダイレクトプリントする方法がよかろうということ。つまり二眼レフは今でも十分使えること。もちろん他にはデジタル専門機材はあるが、ジナーなどは車が買える価格です。
そんなわけで可能性があるならRolleiflexのPlanarレンズ付などが欲しくなる(私のはTesser)。今は中古でプラナー付き20万程度と昔よりは安くなったと記憶している。そうなると、このSONYと組み合わせたシステムが生きるのかもしれない。しかしこの理論てホントかなー、まあ自分でも半信半疑なんだけどさ。
6×6ポジがスキャニングできるニコンスキャナーは大学に置いてきた(OSが古いから動かないという判断で)。ちなみに昔のCanonなどの一般用スキャナーでも2400dpでネガフォルダー付きでしたから、とっておけば自分でデュープが簡単に作れました。当面は手元のE-M1あたりでデジタル・デュープするほかない。撮影画面の正方形部分しか使わないから画素数はおちるけど、ブログ程度ではこれで十分だろう。
要は、それだけの高解像度の画像で、何をするんですかという必要性が決め手。もし使えば迫力ある画像になるのかなぁー!?。このあたりは機械工学系の人間を訪ねない確証が持てない部分も少しある。
さて京都も、桜前線とともに花粉が非常に多い状態だ。幸い私はたいした被害もない。しかし過去を振り返ると、この時期なにかと体調の不調やら、コンタクトレンズをしていたときなど、眼に相当なダメージがあった。やはりあれは花粉の影響だったのだろう。花粉と桜で、なんか支離滅裂な京都です。来週には桜散って少し落ち着くのだろう。早く静かになれ、という気分です。
その京都の町会長の役も今日で終わる。伏見稲荷がやってくる、防災まちづくりマップだ、地蔵盆だ、盆踊りある、敬老の日の粗品くばらなきゃ、体育祭で町内のポイントかせげ、お火焚祭やら、拝賀式やら、総会やらと定例の行事を実施する他に、祭事用のたくさんの荷物の置き場がない、街灯が切れた、最近ではゲストハウスが進出し、やれ協定書の締結だ、珍奇な中国人掃除業者が対応にモデルガンを突きつけるなどという珍事までおこり、そのたびに走り回る日々が続いた。最後に会計報告などの回覧板を回し、預かった沢山の荷物を時期町会長へ引き継ぎ、お稲荷さんの賽銭箱から小銭を回収し、やっとお終いになる。ああっ、終わったぜ。
京都市内の町会長は、大変なんだよ。それに観光客がやってきて、お地蔵さんが掃除されていていつもお花がいけてある、なんと素晴らしい京都人の心遣いだと感激してくれるが、アホかいな!、それこそ観光客の猛烈な勘違い。昔からの習慣で仕方なく当番を設けてやっているだけ。そんなもんで勘違いせんといて欲しいなぁー。
さて目下の夢は、これらの機材を担いで雨の高台寺で、絵のような画像をゲットしたいわけだ。だから6×6版のリバーサルフイルムを調達したのだ。今の私には、それが最大の遠出の旅だよ。だったらタクシーで行けばいいじゃんという脳天気な輩がいるけどモノ知らないねぇー。桜の時期のあのあたりは渋滞なのよ。
OLYMPUS OM-D E-M1Mark2,LEICA DG MACRO-ELMARIT45mm,f2.8
ISO200,露出補正-1,f/4,1/20