たった4街区復元したぐらいで、明治期は西欧様式、和風様式、擬洋風様式の多様な都市景観が小樽に存在していたといいはるのも少々図々しいが、必要最小限の作業の結果見えてきた明治期の景観であることは正しい。それは今、私達が見ることができない風景でもある。
そんな論文が完成し今年の仕事が終わった。書き上げてから10日間校正をしていた。結局10稿目で校了にできた。その直前迄は訂正すべき箇所が多々あって、これで早まって投稿しなくてよかったと胸をなでおろした。もう間違いは無いだろう。
さて、こうした3DCGデータをVUEなどのランドスケープソフトに移して環境を設定すれば見応えある3DCGになるが、学術論文はモノクロなのでここまでにしておこう。
世間受けするためには、もう少しお化粧が必要なのだが、そんなことはこのブログでも過去に散々行ってきた。以下に私が制作してきた3DCG画像でも貼っておこう。
version1.夜景の画像は、ペントハウスにフィギャーも入れてある。山腹もライティングしているので夜でも立体感を感じるだろう。
version2.の再下段の画像は、ヴァーチャルアイランドシリーズだ。それにしてもこれらの画像を私のブログにアップしたけど、アクセス数は一桁だったな(^_^)。gooブログ読者達は、どうせ私とはテイストが違うのだろう。だからいつも引っ越したい気分だ。そう思いつつ時間だけが過ぎていった。
そんなふうに世間の関心が薄いから、私も最近では3DCGをあまり使わなくなった技法である。因みにこの画像最下段の3DCGの制作過程(シリーズversion2.)は、下記の日にちのブログで55回連載しています。サイドバーで探せます。実はこれ私の自信作の一つですけど、だれからも評価されません。やっぱ研究者は学術論文でないとアカンですね。
1.ヴァーチャルアイランドver2.2009年3月15日〜55.ヴァーチャルアイランドver2.2009年5月29日
追記:もうあらへんでー!
今年の4月23日の昼前、京都・産寧坂の桜が折れちゃいました。ここは海外にも紹介された撮影スポットであり、いつも多くの外国人観光客が階段の上で列をなして写メを撮影している世界的に有名な京都のスポットの一つです。ランドスケープとしてみると、古い街並みを背景にして坂の上に桜が覆い被さるように枝を広げるなんて奇跡みたいな風景でしたが、今はアリマセン。
桜の寿命は25年ぐらいですから、ここの桜が樹齢数十年ときくと、よくもまあ今まで持ってきたと思うんです。それに根元の土の部分が大変狭いので横に根を伸ばすことが出来なかった。あとは構造力学であり、基礎が不十分で過度なキャティレバー、そりゃ倒れますよ。見通しは良くなりましたが。
2023年4月28日
2023年4月4日