Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

EOSな日61. 都市の中のひんぷん

2016年09月30日 | Okinawa
 ひんぷんがあるかられっきとした古い民家だ。この家が元気だった頃は周囲が樹林帯か畑地だったのだろうし、古来からの塀は道路拡張のためにブロック塀に変わってしまったのたろうと、かっての姿を想像する。
 那覇の市街地も本土復帰後急速に都市化してきた。この土地も広幅員道路が走りれっきとした市街地になってしまった。バス停には真和志小学校前と書かれてあり、看護大学前、寄宮中学校前という前後のバス停名も読める。
 バス停の小さな文字がちゃんと読めるところがフルサイズEOSである。私のEOSは、持ち歩く機材の重さの限度を超えている。 やはり重たいというのは、ハンディだろう。 だから使う場面が少ない。だがこれで撮影した画像をPhotoshopで修正しても変化しない位に、画像はしっかりしている。そこが取り柄で持ち歩いている。
 しかし一寸ブログには、地味な画像だな。これは研究用だが、今日は疲れたのでこのままアップさせよう。都市の中のひんぷんだ。

那覇市
EOS1DsMarkⅢ.EF16-35mm/F2.8 USM
ISO400,焦点距離35mm,露出補正+1/3,f9,1/320
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EOSな日60. 文化系のライフスタイル

2016年09月29日 | Okinawa
 いきなり沖縄からの帰り話になるが、ダイビングをしたあと18時間は飛行機に乗れない。だからいつも翌日の夕方便を予約してあるが、この日は午前中ゴザまでバスで出かけていたというのに、コザが予想外に近かったというのもあり時間は多いに余る。
 こういうときは本屋に飛び込み沢木耕太郎さんの246という日記を書いた文庫本を調達した。以後空港の待合室で、機内で、京都に向かう高速バスの中で読みふけり、まだ読み終わらない。暇なときに読むのには都合の良い本だ。短いパートで書かれてあるし、イラストも入っているから細切れで読んでも面倒がない。
 最初本を手にしたときは、また文化系の世界かと思っていたから嫌悪感があった。文化系というのは時間軸に沿うという一本調子でホントに文字とロジックの世界だ。僕なんか空間系だから、俯瞰できないと取り付けないし、第一表現するという行為が皆無だとあかん。たとえ表現行為があっても文字だけの文系の世界は、つまらんというわけだ。
 それにこの文庫本は、パソコンが登場する前の文化系が社会的に跋扈していた時代だから、いささかノスタルジックな昭和史でもある。そう出版社と新聞社と雑誌社が元気だった時代である。しかもワードプロセッサーが登場しだした頃という記述だから1980年代だということがわかる。こちらとしては時間つぶしには良いが、今時文化系は大学でも関心がなく他の領域と付けられたりして名称変更が頻繁に行われてきている。不人気学部だし、科研費もつかないから、大学人にとっても遠慮したい世界だ。
 沢木さんの記述に、毎朝仕事場にでかけ掃除をしてお茶をわかし紅茶をすすり、時には音楽をかけたりしてデスクに向かうが、肝心の文章は書けないというくだりが登場する。きちんと整頓してからデスクに向かうという発想がいかにも文化的であり、私のような芸術系とは全く違うなと思っていた。
 多分それは整理整頓しているうちに書こうとするプロットがどこかに飛んでいってしまうのだろう。そりゃ書けないでしょうね。なんか事務員あるいは、今では古典的な文化系の律儀なライフスタイルを見させられているようで面白かった。
 しかし、そうはいっても時間が迫る中で私も原稿が書けないことはあったから、身につまされる話でもある。そういうとき私はどうするかというと、執筆目標を多いに下げてかき始める。そしてさっさと終わらせて、旅に出ようという新たな別目標をかかげる。そうなると早くかたづけようという意識が働くのだろうか、まあ時間通りに終わるけだが、私が書くのは論文だから書き出す前に全ての解析が終わっているのでライターほど悩むことはない。どっちかと言えば理科系に近い世界なのだろう。

那覇市
EOS1DsMarkⅢ.EF16-35mm/F2.8 USM
ISO400,焦点距離33mm,露出補正-1/3,f4,1/200
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EOSな日59. EOSな散歩

2016年09月28日 | Okinawa
 南風原の公文書館の仕事も容易に終わってしまった。さてGoogleをみると1時間で牧志の市場まで歩いてゆける。幸い曇天で暑くはない。ならば僅かに点在する古い民家の写真でも撮りながらのEOSな散歩であった。
 台風が頻繁に来るから、建築はRC造の住宅が圧倒的に多いところは本土の都市景観とは違う。それも風雨の跡を感じさせるように汚れている建築群ばかりだ。僅かばかり残されている木造建築には、人が住んでいないところが多かった。
 住宅街の隙間の迷路のような道をGoogleのままに歩いて行くと、なんなく農連市場に出てきた。その先は牧志の市場である。距離的には意外に近く、那覇の町がおもったほど大きい街ではなかったことを実感した。

南風原町
EOS1DsMarkⅢ.EF16-35mm/F2.8 USM
ISO400,焦点距離27mm,露出補正0,f8,1/1250
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EOSな日58. 米軍の地形図

2016年09月27日 | Okinawa
 先週火曜日の夕方、台風16号が中部国際航空付近を通り過ぎた頃、欠航かと思われた沖縄便は時間通り滑走路をジグザググに走りようやく飛び上がるとディズニーランドのアトラクションさながらに揺れに揺れ、沖縄へ時間通りに付いた。それから1週間私は那覇にいた。
 それは名古屋や京都の時間を完全に忘れさせてくれた夏期休暇だった。だが当然のことながら歩き回らなければならない仕事も持参していた。だが、それでもいつもの日常を完璧に忘れた那覇の時間であった。
 そう那覇に別宅でも借りるか。だがそれは思いとどまった。その瞬間から那覇の日常になってしまうのだ。やはり、旅という非日常的世界が時々あればよいのだと考え直した。
 さて私が訪れた沖縄県立公文書館の建築設計は、沖縄の国場幸房氏(国建)であるためか、どこか同じちゅらうみ水族館のデザインと似ているところがあるなと思いつつ、私が作ろうとしているのは14世紀頃の浦添グスクである。
 公文書館には琉球関係の文献が多々収蔵されているが、私が探しているのは米軍作成の地形図だ。それは1947年頃の沖縄が米国の統治下にあった時代の、そして今では過去の地形をかすかにうかがい知ることが出来るかも知れない地形図である。
 公文書館のテラスを通り抜ける南風原の風が14世紀の浦添グスク時代の記憶を呼び覚ましているようだというのは私の単なる思い込みなのだが、そう感傷的に思いたくなるほど建築史的調査というのは面白いわけだ。

沖縄県立公文書館
EOS1DsMarkⅢ.EF16-35mm/F2.8 USM
ISO400,焦点距離16mm,露出補正0,f8,1/250
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PEN LIFE1365. 夏の終わり

2016年09月20日 | field work
 今回のロシアの旅で撮影した私の好きな画像。旅の旅程をつくり終始我々をエスコートしてくれた筑波大の博士、私には特有の発音に聞こえる英語を話すスペインからの東大の留学生、我々を廃墟同然の教会の内部に入れてくれて説明をしてくれたロニ村のオバハン、それに我々を運んでくれた運転手。そんな光景に自然にレンズが向いていた。
 ロニ村を後にして、私達は帰国の途についた。さてまたインタンブール経由で夜には関空について、早速寿司を食べたが感動するほどの旨さではなかった。多分ロシアの味というよりも現代の食文化の味覚に慣らされているのだろう。
 旅は帰るためにあるといってもよい。機内で書かされる書類に、Go homeという項目がある。まさに家に帰るのである。それだけに、心も少し軽くなってくるようだった。いつもそうなのだが、仕事で海外へ出かけた時は大役を果たして一仕事終わったという感じがあり、帰るその瞬間がとても心地よい。旅は帰るためにあるといってよい。翌日は休みではなく朝から大学だった。
 ロシア・ウクライナから戻って丁度一ヶ月。 さて今日の夜からは、ようやく取れた夏期休暇だ。もう京都は夏が終わっているけど沖縄でダイビングをしてすごそうと目論んでいる。沖縄は、まだ夏だろうか。それに浦添城の想像復元に向けた地形図を公文書館で探さなきゃ。なんだよ、それって結局仕事じゃないか。そう仕事も少し抱えながらの夏期休暇だ。
 この間次から次へと雑用が続き、大変多忙な時間だったが、それはそれで充実していたのだろう。さて夏期休暇が終わったらやりかけの本の校正をしなければならない。目下年内刊行をめざしている。それに旅の記録ではないが、ロシアと浦添城想像復元の原稿もかかなければならない。
 今年は尋常な暑さではなかったという京都の夏も終わりだ。夏の終わりは、旅の終わりにも似ていて、どこか感傷的な時間に感じている。
 さて感傷にふけっている場合ではなく夏期休暇。つまりダイビング・・・台風で飛行機飛ぶかな。

ウクライナ・ロニ村
OLYMPUS OM-D  E-M1, Leica DG Macro-Elmarit 45mm F2.8
SO200,焦点距離7mm,露出補正0,f7.1,1/400
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EOSな日57. あらぬ方向で支持

2016年09月19日 | field work
 結局3連休の内二日間出勤するハメになった。それもアホなwordのお陰である。そのために夏期休暇ではなく代休で休まざるをえなくなった。まあどっちでも良いのだけど。
 wordを使いこなしているのは、学生達である。卒業論文で工学部系は、テキストの後に必ずと言って良いほど図表がはいる。その図表のサイズを適当な大きさにしておくと、1ページの1/3は空白のまま、テキストは次ページへ飛んでくれる。こうしてページ数が稼げるわけだ。 それは、編集されていないのだから、論文としては認めがたい。だが「しょうがないですよ、そういうソフトなんだから」といわれ、こちらは黙認するほか無い。
 卒業論文は、40ページ以上という決まりがあるのだからページ数稼ぎに、日本語wordはずぼらな学生達の見方なのだ。だからwordは、ダメソフトなんだよ。編集するという訓練をすっ飛ばしてくれるわけだから。
 そんなわけで手書き時代の発想から全く進化しない役人やサラリーマンとずぼらな学生達によってwordは、あらぬ方向で支持されているのである。
 さてようやく夏期休暇がとれたので、明日の夜から沖縄なのだが中途半端なところに台風があり、中部国際空港から飛行機は飛ぶかな。さて沖縄もダイビングのほかには、特にどこかに出かけようという意図は今のところないけど、今回はハウジング機材は置いてゆき、ニコンAW130だけで水中撮影に励もうという考え方だ。他に地上用にEOS1Ds mark3に16-35mm/F2.8ズームを付けてゆこう。まあフルサイズでゆったりとメンソーレ沖縄のランドスケープかな。

サンクトペテルブルグ
EOS1DsMarkⅢ.EF28-300mm/F3.5-5.6 IS USM
ISO3200,焦点距離40mm,露出補正0,f5,1/40
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Nikon Freak44. 手書き時代の書類形式

2016年09月18日 | field work
 マイクロソフトのなかでもexcelは、俄然使いやすいソフトだ。表計算を一気にかたづけてしまうなどその能力ははかりしれない。それにSPSSとのデータの互換性もあるので、大変仕事がスピーディーにはかどるソフトだ。
 それに引き替え日本語版wordで作られたファイルは、全く使い物にならない。大体PCで処理しているのに、何故履歴書のように1行毎にセルと罫線が必要なのだい。罫線が必要なのは手書きの場合であって、PCを使えば罫線をひく必要もなくテキストは横一列に綺麗に並ぶのだけど。
 研究業績書なんて簡単に言わないで欲しいね。A4版で80ページはあるのだから。それが一々罫線を引いたセルの中に納めるなんてアホらしくてやってられないよ。
 だって、1行毎に原稿用紙のマス目のように罫線を引くなんて言うのは手書き時代の書類様式だよ。PCを多様する現代において、いまだに古い書式を引きずっていて変えようともしない日本人の頭の悪さばかりが目立つけど。wordがまた、頭の悪い日本人の期待に応えようとしているわけだ。本来英語ソフトなんだから、日本語では使うなよと言いたい。
 もう日本語の手書き式書類形式を変えなさい、といいたい。だがいまだに国や自治体は手書き時代を踏襲し変えようともしない。今時手書きで書類作る人は希だよ。PCに合わせて書類形式も変えなさい!。そうすれば作業効率も格段に良くなるし、生産性がはるかに高い。そう断言しておく。
 ここまでくると文化の問題を通り越して、ようはPCらしく使いこなせる頭があるのか、或いはないのかの違いだろう。今は簡単に使いこなせる書類様式が必要なんだよ。
 さて台風接近による雨。まあ静かでよい。トロイwordをチコチコといじりつつ、二日目の休日出勤。さて明後日は飛行機が飛ぶのかなぁー。

ロシア・ギジ島
Nikon Coolpix AW130
ISO125,焦点距離8.5mm(47mm相当),露出補正0,f4.3,1/640
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Nikon Freak43. ミステリアス

2016年09月17日 | field work
 中央アジアは、小高い丘が連続しつつも全体としてはなだらかな平原が地平線の果てまで続いている。そのまっただ中でロングドレスを着た女性とすれ違った。バスなんか走っていないのに、どこへ行くんだろうか。ニコンAW130の硬調モノクロームもミステリアスだ。
 最もミステリアスなのが、wordというソフトだ。特に罫線で囲まれた表の中に文章をいれるという場合は、もう七転八倒。なにしろテキストの画面にセルというexcelの概念を同一平面上に持ち込んでいるので、もうセルは自由に動かないし、テキストが多いとセルが次のページに飛んでしまうという、とんでもないロスをしいられるソフトだ。
 といってセルに入れたテキストが次のページに自動的に飛んでくれるかというと、そうはならない。まったくもう、ちゃんと表をつくれよと言いたい。
 今日もこれに悩まされた。こんならIndesignで表組みから作り直した方がはるかに速かった。全くMS DOSの流れをひくWin系ソフトは、実に使いにくい。これで国や自治体や企業の多くは、仕事をしているんだろう。ものすごいロスタイムが多いだろうな。生産性が悪くて当然だろう。いつも思うがWin系は書類を全て画面に並べているなんて随分無神経なPCだ。私なんかファィルの数だけで千は超えるから、とてもWin系なんか使えたものではない。
 日本の文章固有の表の中にテキストをいれるなんて実に時間ばかりかかる。それならば、excelで作成すれば明解だろう。だが多くの組織は、wordでチコチコとやっているわけだ。もうアホらしくて付き合いきれない。そんなのは、パソコンではないですね。
 私は原稿を書くときは、Indesignオンリーだ。これが一番簡単だし、原稿が完成すると同時に編集も終了する。表組みにテキストをいれるなんで実に簡単だし、そのまま印刷原稿になる。
 そんなわけでダウンロードしたwordテキストファイルにかき回され明日も出勤になってしまった。もうこんなソフトを使うなよ。それにモリサワのフォントを積んだら、文字種の変換にやたらと時間がかかる。まったくもう、フォントにも無関心なWin 系ソフトは、捨てたらどうだいと言いたくなる。こんな昔のワープロみたいな珍奇なソフトで仕事なんかできるわけないだろうが。
 
ウクライナ・ロニ村
Nikon Coolpix AW130
ISO125,焦点距離7.2mm(40mm相当),露出補正0,f4.2,1/50
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Nikon Freak42. ハニーウォッカ

2016年09月16日 | field work
 さて沖縄へ持ってゆく仕事も整った。実は浦添城想像復元で何かと準備が必要だった。それに夕方から2時間半の科研研修があり、ついでに高速道路で車の練習もあり、勉強ずくめの1日だった。
 というのもプリウスはディーラーの半年車検兼リコールがある。だから車が置いてある名古屋から京都のディーラーへ持ってゆかなければならない。しばらく運転していなかったので練習が必要だというわけだ。それで700キロメートルぐらい走ったのだが、「そんなに走っているならさっさと車検にもってきてよ、リコールもあるのだから部品交換せなあかんのですよ」、とディーラーの声が聞こえそうだ。名古屋から京都まで130キロメートルだもんな。
 でっ、高速道路を走るのは問題ないのだが、京都から名古屋へ行き、また車をもって京都に戻り、車検が終わったら名古屋にもってゆくとなると1日行程だ。それはアホらしい。そこでどうせなら湖岸道路も走りたいし、なんと国道421号線というのを見つけた。最近は三重県と滋賀県との県境を新しいトンネルで越えるそうで大分道も良くなったようだが、道路が新しくなる以前は我が国でも名にし負う酷道で難儀の峠越えだったようだ。
 さて、毎晩風呂上がりにウィスキーをなめながらブログを書いている。ウィスキーも今度は、ハニーウッカにしようかと思う。これだと次第に酔いが回ってやがて熟睡してしまうというのがよさげだ。さて週末は、ハニーウォッカを探さなければ。

サンクトペテルブルグ
Nikon Coolpix AW130
ISO125,焦点距離7.2mm(40mm相当),露出補正0,f4.2,1/50
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Nikon Freak41. 夢から醒める

2016年09月15日 | field work
 朝の雨のサンクトペテルブルグ。カフェも開いていないようだ。
 さて最近1~2年沖縄にマンションでもかりて住もうかと9月10日のブログで書いた。一週間のライフスタイルをイメージすると、まず二日ぐらいはダイビングで過ごせるが、残りはどうする。車で遠出するとしても島だから一ヶ月ももいれば全部いってしまうだろう。あとはどうする。
 あの暑い最中を家の中で悶々と寝て暮らすしかなさそうだ。実は沖縄は、そうした実にやるせない時間のすごし方が見えないと感じていた。そうなると暑い最中に家にこもってできる仕事をつくるほかない。それがないと、沖縄暮らしもものすごく退屈になる。
 でっ、仕事が出来る住まいのプランをつくっていた。広さは40㎡のワンルームでいいか。テラス沿いは暑いからインナーコリドール風にして、部屋の半分はベッドをおいて寝室スペースにしておいて家具で仕切り、残り半分は居室の横幅いっぱいのロングデスクにマックとスケッチブックでも置いとくか。
 そんなプランを描きながら、こんなマンションはないと思った。つまり1ルームのスタジオタイプなのだ。しかも奥行きよりも横幅の方が広いというわけだ。そうでなきゃ暑くて風が抜けないよ。
 あいにく沖縄は、本土のマンション業者が入り込んでいるので、やはり奥行きの長い鰻の寝床スタイルが圧倒的に多い。もうそろそろ、鰻の寝床スタイルのプランはやめたらどうだい。誰もこれが良いとは言ってないし、つまりは事業収支だけで作られたプランだから暮らせるしろものではない。最近の世代はがまんしないからね。脱鰻の寝床だよ。
 そこまで考えると沖縄で暮らそうという夢から醒めるのである。

サンクトペテルブルグ
Nikon Coolpix AW130
ISO125,焦点距離8.5mm(47mm相当),露出補正0,f4.3,1/30
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Nikon Freak40. 鋭角三角形

2016年09月14日 | field work
 ニコンAW130は、当然のことながら地上でもちゃんと写ることはこのブログでも紹介してきたとおりである。ただし諸設定できる自由度は色味ぐらいか。まあこの程度写れば上等よ。
 さて住まいのある京都、仕事場のある名古屋、そして余暇の沖縄という鋭角三角形のなかで暮らしているとものすごく安定したライフスタイルになる。三角形だからあたりまえの話である。ここへ第四の都市が加わるといきなり不安定構造物ならぬライフスタイルになりさがる。その第四の都市が東京なのだ。それは私が生まれ育った都市でもある。何しろ新宿・神楽坂の界隈に今でも実家がありますからね。
 東京は複雑怪奇で地上からはみ出すぐらいの多くの人とビルで大変過密であり、息をするのも億劫になる。どこへゆくにもはるか地下深くを走る地下鉄で移動するなんて実に馬鹿馬鹿しいし、最近はオリンピック騒動でうるさいことしきり。街の形態は変われど本質は何も変わらない街だ。だから今では、私の嫌いな街になっている。だから箱根より先には行きたくないし、その先に街があると思っただけで疲れてしまう。
 そもそもオリンピックと街づくりとは全く関係がない。オリンピックは競技が出来る施設と選手村ぐらいがあればよいわけであり、そこへ道路をつくるだの諸々の施設を改築するだのと街づくりを持ち込んだのが、先の東京オリンピックだ。今度も同じような手法で東京では街づくりと言うよりは、街こわしを始めようとしている。
 オリンピック日本誘致の時に福岡市が候補にあがっていた。都市開発などを専門分野にする私としては、今でも福岡でオリンピックをすればよいのにと思っている。
 さて夜の京都の風は、風呂上がりには涼しくてここちよい。 今月も鋭角三角形の頂点を徘徊して過ごせるのは心地よい時間だと思っている。

サンクトペテルブルグ
Nikon Coolpix AW130
ISO125,焦点距離10.1mm(56mm相当),露出補正0,f4.4,1/50
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Nikon Freak39. 天気図

2016年09月13日 | field work
 少しだけ、雨の朝のサンクトペテルブルグをニコンAW130だけ持って徘徊した。
 この都市はもっと路地とか市場とかあってもよさそうなのだが、広い通りばかりでいささか退屈な街だ。ただし建築群は古色騒然としていて面白い。一応世界文化遺産の歴史地区ですから。どこかヨーロッパの街のようにも思われる。世界遺産の街を通り過ぎると四角いアパートメントが延々と建ち並ぶロシアの風景である。
 ブログに掲載する写真だから、ニコンAW130で十分。皮肉にも今本を作っているときに使った画像はフィルム時代の物だったりして。フィルムからデジタルに変わるとともに、あまり旅に出なくなったためかもしれない。
 さて今日はいずこも雨。涼しくてすごしやすい。最近気象庁の予報でも天気図がなくなってしまった。天気図の方がレーダー画像よりわかりやすいのだが。明日は晴れるのだろうけど。この調子だと秋が長いか、冬が長いかの天気になりそうだ。どちらもいやだけど。

サンクトペテルブルグ
Nikon Coolpix AW130
ISO400,焦点距離9.2mm(51mm相当),露出補正0,f4.3,1/25
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PEN LIFE1364. イエローのニコンAW130

2016年09月12日 | Photographic Equipment
 レビフの話題ではなく今日はこれ。Googleで「ニコンAW130 ブログ」と入力すると7番目に私のブログが登場する。そんなに読まれているブログとは思われないが。
 イスタンブールのアタテュルク国際空港でトランジットの合間にモールを徘徊していたら1台だけイエローボディのニコンAW130があったので迷わず購入した。ヨーロッパ・ロシア用のコンセントが内蔵されていたのは便利だった。
 実はニコンAW130の赤いボディが手元にあるが、既にダイビング時の傷跡が生々しく貫禄はあるのだが、赤ボディは私の機材ではないので、いつかはダイビング用に自前のイエローボディが欲しいと思っていたところだった。これは、海外でしか入手できない色でもある。
 私はダイビングでは、エンリッチ・ド・エアを使用しているから潜れる限度は水深は30mまでだからAW130の耐水限度と合致しており調度良い。それに水中では赤が最初に減色し黄色は最後まで認識できる色だ。だから水中では黄色であることに大変重要な意味をもっている。緊急時の市レギュレータであるオクトパスは深海でも目立つようにイエローが一般的である。
 ニコンAW130をロシア・ウクライナの徘徊でヤッケのポケットに突っ込んでおいたら予想外に活躍したのである。このプログ「ロシア・ウクライナ編」でもNikon Freakと記述したところは、すべてこのイエローボディのニコンAW130で撮影した。ときには重いEOS置いて、7-14mmの広角レンズを付けたオリンパスE-M1とペアで使用すると大変使い勝手がよい。薄く小さいのでポケットからスルッと取り出せるあたりは、iPhone感覚で好感を持っている。
 ロシア・ウクライナで使用した時の画像の写り・・・私は予想外によかですよという評価である。
 さて今日は京都では晴天、名古屋では雨という狭い範囲で天候が全く違う1日だった。そして日が暮れるのが突然早くなったように感じる。 6時ではもう暗くなっており秋の夜長にはいってきたようだ。まだ9月の12日なんだけどね。

OLYMPUS OM-D  E-M1, Leica DG Macro-Elmarit 45mm F2.8
SO800,露出補正0,f4.0,1/15
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PEN LIFE1363.

2016年09月11日 | field work
 日曜日だからギジ島。ギジ島の教会は1986年から修復工事を行っている。その工事現場に入ってみた。
 その修復方法が独特で全部解体することなく、下から数メートル毎に外壁を外して工房で修復工事をし、その間教会の上部はジャッキで支えている。丁度数メートルのレイヤーだと思えばよい。それが下のレイヤーから次第に上のレイヤーに向かって工事は進められており、工事中の部分は画像のように部材を持ち出したので外部に抜けているのである。
 教会は世界遺産だから、大工、木の診断師、ユネスコ関係者の3人がコアとなり、どこまでを残しどこを新しい木材と取り替えるかという検討をする。ここの現場責任者もこの検討が一番難しい作業だと言っていた。
 さて最近の京都も朝晩は涼しくしのぎやすい。屋内に風が入ってくれば、幸せ感は心地よい風で決まると言ってもよい。やはり私の嫌いな秋がヒタヒタと近づいてくる。

Nikon Coolpix AW130
ISO125,焦点距離6.1mm(35mm相当),露出補正0,f4.2,1/1250
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Nikon Freak38. 憂鬱

2016年09月10日 | field work
 どこかキリスト教的憂鬱さを思わせるレビフの朝である。太陽が出てきたので旅の最後はようやく晴れた。
 さて物のないライフスタイル・イメージを少し掘り下げてみた。場所は那覇のスタジオタイプのマンションを借りると想定し海が見えたら申し分ない。部屋は広めの1ルームだから家具でリビングと寝室を区切ればよいだろう。寝心地の良いベッドは欲しい。そうなると建築平面プランのイメージが次第に頭に浮かぶ。
 さてライフスタイルでは、ユニクロの着つぶし(那覇はほとんど衣類がいらない)だが、やはり今の時代の生活の基本となるMacProは必需品だ。インターネットは不自由なく使いたいし制作だってするかもしれない。必要な制作データと3DCGソフトは入れておこう。次に特製のイエローノートとスケッチブックに水彩絵の具はいるだろう。洗濯はコインランドリーでいいし、多少の食事用と暑いから冷蔵庫ぐらいはいるだろう。あとはiPadとiPhone7があればいいか。ダイビング機材はお店で預かってくれているし、足用にプリウスを錆止め処理して持ってゆこう。代行屋に運んでもらうと5万位からあるらしい。それから部屋に置く大きなアートが1点欲しい。それですべてだ。後はまれに料理する綺麗なお皿と鍋が少々あればよいか。それらをプリウスに積んで移送すればよいことになる。
 さて肝心の撮影機材はEM1とEM1mark2に2本の proレンズと水中用のハウジングと魚眼レンズで決まり。
 つまり我々の暮らしは、寝るところ、食べるところ、クリエイションをするところがあればよく、その程度の暮らしだろう。そんな暮らし方を1~2年ぐらいしたいと思う。
 台風が来たら、スーパーで食料品の買いだめをして終日家にこもってMacに向かい映画鑑賞なんて結構乙ではないか。停電したら海を見ながら嵐の音を聞きつつ焼酎ではなくハニーウォッカをなめるのがよかろう。
 そこまでイメージしてきて、そんなスタジオタイプの部屋が都合良く那覇にあるかと思った。そこが憂鬱なんだな。

ウクライナ・レビフ
Nikon Coolpix AW130
ISO125,焦点距離6.1mm(35mm相当),露出補正0,f4.2,1/1250
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