Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

最近のドローイング12. ブラックマンデー

2011年02月28日 | drawing
 あまり仕事が片づかない、気分と疲労がいっしょくたにきたような、それでいて充実感のない日々が続いた。昨日は、格別に暖かくなった春の気候に攪乱されたのかもしれない。
 G5のクラッシュから立ち直り以後は、書き続けられるうれしさもありブログを毎日書き続けてきたが、最近では、いささか文章がマンネリ気味である。それ以前に意識がマンネリといってよいのだろう。しばらくどこかで、お休みしたいと考えている。
 3年以上ブログを書いていると、書きたくなくなる時がくるようだ。スランプといってよいだろう。そういうときは、休むに限るのだがと、昨日まではそう考えていた。
 今日なって、特に会議もないので大学に行かないで、家で仕事をしようと決めたら、頭の中からもやもやが消し飛んでしまった。そこで今日は、快適に論文の解析と執筆をしていたわけだ。
 サラリーマンには、ブラックマンデーというのがあると思う。精一杯仕事をしてようやくの週末は、家庭サービスで大いに疲れ果て、一体俺はいつ休日をとればよいのかと思いながら、月曜日の朝のつらいこと。そういうときは、仮病でも良いから休んでしまおう。そう考えただけで、頭がスカッとすると思う。そういう休暇のとりかたがあると思う。

2011年1月5日,F6,5分ポーズ.
OLYMPUS PEN E-PL1,17mm/f2.8
ISO200, f4.5,1/180, iFinish
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最近のドローイング11. 忘れてしまった

2011年02月27日 | drawing
 人間の手は、実際に見ている以上に大きいのである。例えば手を広げれば人間の顔が覆える位の大きさがある。そんな人間をハンズマンと呼んでもよさそうに思われる。
 さて昼間これをブログの話題にしようと思いながら、忘れてしまった。そんなことを考えた同じ状況を思い浮かべるのだが、思い出せない。そういうことって、ある日突然思い出したりして。
 それに今週は、いささか疲れた。その割には能率が上がらなかった。どこかむなしい一週間だったので、この辺で失礼する。

2011年2月16日,A4,10分ポーズ.
OLYMPUS PEN E-PL1,17mm/f2.8
ISO200,露出補正+1.5, f2.8,1/60, iFinish
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最近のドローイング10.  美術系の女の子

2011年02月26日 | drawing
 皆さんは、美術系の大学に進学する女の子ってどんなイメージを持ってますか?
 旦那は手堅く銀行員、奥さんが美術系大学の出身であれば家の中がアート文化で飾られて癒されるな!、と思ったらこれが大きな間違い。
 実は、美術系をめざす女の子は、先ず目つきが違う。例えば「なんか面白いモチーフないかなぁー」という慇懃な目つきでジローリと周囲をなめ回したり、突然「あんたのおちんちん、描かせてよ」といった無理難題も平気で言ってくるわけだ。それで脳天気な男は、その先のラブラブな時間を期待したら「バァーカ!!」とののしられておしまい。といった具合にとりつくしまがない。
 美術系の女の子は、得てして個性的で可愛いのが多いけど、人並みとかトレンドを追いかけることはまずしないし、目つきは人の内面をのぞき込むような慇懃な好奇心に満ちている。そういう慇懃な好奇心を、刺激できないと男失格である。従って男にも強烈なアイデンティティがライフスタイルとして求められる。イケメンなんて番外地ですね。またそのあたりの先端トレンディ情報ではあかんのですよ。
 家具を選ぶにしてもセンスより個性を尊ぶ。そこへ油絵の道具をひろげ、家の中は松ヤニ固有の臭いでみちあふれている。旦那自慢のアルマーニのスーツには、油絵の具がべたり。文句を言えば自分で買い直せば!とそっけない。その臭いが嫌いだといおうものなら、そく、さよならである。それが美術系の女の子の姿である。
 従って銀行員の奥さんになっても、彼女の個性で家の中が彩色され、凡人が癒されるというわけには、いきまへんな。まあ凡人なら文化系の良家の子女をお薦めしときます。選ぶセンスは良くても、何もクリエーションできない、あっ!人並みに子供ぐらいはつくれるか(笑)。

2011年2月16日,A4,5分ポーズ.
OLYMPUS PEN E-PL1,17mm/f2.8
ISO200, f4,1/180, iFinish
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最近のドローイング9. 春のもやもや

2011年02月25日 | drawing
 京都は曇り空で時折小雨がふり、寒さはあるが以前ほどではなく、気候は春の始まりなのだ。
 先日もクロッキー教室へ出かけていた。個人的に少しマンネリ気味で低調である。普段からスケッチを描くぐらいの意識でないと、気分が前に進まないようだ。 少し書き方を変えてみるかなと思いながら、 A4サイズのクロッキー帳と鉛筆は、いつもザックに入れておくことにした。これで街のカフェーに居座り、クロッキーができると考えたわけだ。だが街に面して椅子があり、人々が一時立ち止まっている場所を考えると、意外に少ないことに気づかされる。
 そんな理屈をつけて描いていない。論文が忙しいという難題もある。デッサンもしない、論文もなかなか進まない、というのはスランプ状態だ。
 要は意識を立体的というか前向きに向かわせるまでに、時間がかかるようになった。そんな状態は、なんとなくもやもとして釈然としない今の春の気候のようでもある。春のもやもや、と読んでおこう。

2010年11月24日,F6号,5分ポーズ.
OLYMPUS PEN E-PL1,17mm/f2.8
ISO200,露出補正0, f4.5,1/180, iFinish
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最近のドローイング8. 美学的な堅い話

2011年02月24日 | drawing
 写真と私のクロッキー・デッサンとどこが違うか。おそらくそれを見る人の想像力を広げてくれる場合が写真の方が広いのだろう。草木の写真から、草食系ということばをイメージし俳句にしたためることもあれば、お姉ちゃんヌードからエロティックな妄想をかきたてることもできよう。
 だが私の感性というフィルターで立体と言う要素だけを抜き取ったクロッキーからは、俳句をつくるのも妄想をいだくのも無理筋ではないでしょうか。ここには、私が理解した立体しかありませんから、描いた私の存在感はあっても、見ている立場でイメージを膨らませるというのは難しいと思いますね。
 そう考えるとデッサンというのは、イメージも妄想もない、 比較的正確に伝達できればよしとする 立体に関する言語だと思うときがあります。私が捉えた要素が伝わればよく、そしてそれ以上でもそれ以下でもないというあたりに、デッサンの役割があるのかもしれない。
 などという美学的な堅い話を、たまには考えてみたりもするわけです。それって・・・なんのとことやら(笑)。

2011年1月9日,F5,5分ポーズ.
OLYMPUS PEN E-PL1,17mm/f2.8
ISO200,露出補正0, f3.5,1/125, iFinish
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最近のドローイング7. 年度末の忙しさ

2011年02月23日 | drawing
 どういうわけか、今の時期が忙しいといったら、巷は笑うだろう。年度末なのだから、この時期が忙しいのは当たり前。役所を見たまえといわれそうだ。
 当然私も年度末仕事もあるが、そういうのは要領よくやれば容易に片づくが、3月までに論文を5本と図書の執筆とが重なっているからだ。夏や秋の学会の大会発表用論文が、大方4月始め頃の締め切りとなるために、どうしても年度末の忙しさに追われるのである。
 こういうときは、山になっている一番ヘビーな論文を先にかたづけると、後が俄然楽になるのだが、やはり山になっているぐらいだから、容易に片づかない。今週こそ片付けたいが金曜日は終日入試の仕事に追われそうだ。
 いささか疲れてくると、まあそんな愚痴ぐらいしかかくことはない。このブログのトップ画面に公式HPへのリンクを張った。以前はあったのだが、忘れていたようだ。

2011年1月12日,F5,5分ポーズ.
OLYMPUS PEN E-PL1,17mm/f2.8
ISO200,露出補正0, f3.5,1/125, iFinish
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最近のドローイング6.  マイペース

2011年02月22日 | drawing
 昨日は、福岡まで日帰り出張だった。さて聞くところによれば、G5の故障から立ち直ってから以後、ウィンドウズでは、当該日付の画面で画像が大きくならないということを聞いた。もっと早くゆってくれれば、90日間サポートの期間内だったのに。もう手遅れ。
 今となってはこちらでは手のほどこしようがなくて、せいぜい小さな画像でもクリックしてみたら、というほかない。機会があったらウィンドウズで確認してみよう。
 クロッキー教室に通っていると、若い人たちの上達の早いこと。多分美大を目指しているという理由もあるのだろうが、昨年ぐらいは形になってませんなぁーと静かに見ていたら、今年になって良く描けているではないですか。それもかなり面白く。このあたりが年齢の差だと痛感した。まあ、描くテンションが違うのだろうと思った。
 こちらは、相変わらずマイペースで淡々と描いています。

2011年1月9日,F5,5分ポーズ.
OLYMPUS PEN E-PL1,17mm/f2.8
ISO200,露出補正0, f3.5,1/125, iFinish
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最近のドローイング5. 自己反省

2011年02月21日 | drawing
 クロッキーといっても、裸婦ばかり描いているわけではない。巷に出て車内で目の前の人などを描く場合もある。特にシニアのオジサンの顔などを描いてみると、意外に面白かったりする。
 最近、そんな巷のクロッキーをしなくなった。その原因は鉄道車両の椅子の構造にあると私は考えている。私が通勤している新幹線は、一方向を向くクロスシートだし、名古屋の市バスも同様だ。唯一お互いの顔が見える京都市営地下鉄は、僅か1分たらずしか乗らない。それでは、目の前の人を描く機会がない。概して関西はクロスシートの車両がおおいのである。もちろんそのほうがサービスは良いのだけど。
 そんなわけで、このブログも相変わらず裸婦である。だが若い頃に比べると精神の集中力がいまいちなのである。それではあかんだろうと思うのだが、多分歳をとったせいかもしれない。
 裸婦のフォルムを追いかける造形的な執念とでもいおうか、そんな粘りが最近なくなっているようだ。ああっ、ハ・ダ・カですか・・・と感性が動かず淡泊に描いていると、自己反省。

2011年1月16日,A4,5分ポーズ.
OLYMPUS PEN E-PL1,17mm/f2.8
ISO200,露出補正0, f4.5,1/180, iFinish
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最近のドローイング4. 咄嗟の判断!

2011年02月20日 | drawing
 この愛くるしい顔立ちのモデルさんは、妊娠しているのだろう。なかなかこのようなシチュエーションにお目にかからないが、このときはラッキーだった。最初は、はてどのように描けばよいのかと戸惑ったが、えいままよ、と描いているうちになんとか人体になったようだ。そんな予想外に咄嗟の判断を要求されるところが、クロッキーの面白さだ。
 まれにクロッキーをしない人から尋ねられるのだが、「モデルさんって大切なところを隠さないのですか?」という素朴な質問をいただく。私は、「大切なところってどこだい、顔?、それとも性器かい?」という意地悪な質問をするまでもなく、かって私が学んだ美術研究所でも、私が教わった国立大学でも、そして今の大学でも、隠したためしはないですね。
 特に隠されたら、男の人体などは描けないだろうと思うよ。「シンボルのない男!?・・・何それ!!、珍奇やなぁー」
という笑い話になるでしょう。まあ私は男の人体は描きませんけどね。 
 だからクロッキーの世界って即物的なんです。もし女性の性器ぐらいで興奮して素晴らしいクロッキーを描いている人がいたとしたら、その人はもう天才ですね。この台詞は、昨日も書いたですね(笑)。
 私は、凡人ですから、なんとか人体にするのがやっとですよ。

2011年1月12日,F5,10分ポーズ.
OLYMPUS PEN E-PL1,17mm/f2.8
ISO200,露出補正0, f4,1/125, iFinish
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最近のドローイング3. 即物的な世界

2011年02月19日 | drawing
 若くて綺麗な娘なのだけど、私は腰周りや足が描けないと思いつつ、時間が経ち別のポーズに移ってしまった。
 一寸おなかが膨らんでいるのが面白くて、ここに男より長い腸や骨盤や子宮が入っている・・・骨盤の形はどうだったか。体表面の筋肉がどうついていたか。股の切れ上がっているところが格好良いと思いながら、アッというまに時間がたってしまった。こんなに身体が細くてもケツは立派にでかいからね。
 個人的には、骨盤の位置がガシッと捉えられていて、そこから下腹部にかけて落ち込んでいて、性器のところで、股が切れあがっているというような、スタイルが面白いのだが。
 股間に存在感を感じるのは年配のモデルさんだね。もういろんな男達に一杯使われたぜ、という堂々とした空気がただよっているところが面白い。
 つまりクロッキーの世界というのは、即物的です。それでいて見ている人が興奮できるようなクロッキーだったならば、もうそれを描いた画家は天才でしょうね。

2010年12月18日,F5,10分ポーズ.
OLYMPUS PEN E-PL1,17mm/f2.8
ISO200,露出補正0, f4,1/180, iFinish
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最近のドローイング2. 豪快な骨太の女達

2011年02月18日 | drawing
 最近の女子大生を観察していると当然背が高く、おおよそ身長165cmのアメリカ人女性の平均値まで到達している。そして足が太い。太いというのは、昔のようなずんぐりと皮下脂肪で太いというのではなく、それは骨が太いから、がっしりとしていてたくましいのである。豪快な骨太体型をした女達なのだ。
 この骨の太い足で回し蹴りなどを受けたら、私のボディは相当へこむだろう。だから強いのは女達だ。かよわい私は大切にされたいですね(笑)。
 そんな風景ばかり見ていると、こちらのデッサンが狂いそうだ。だからクロッキー教室で普通体型のモデルさんでバランスをとろうという意識が働いているのかもしれない(笑々)。普通体型の方が書き慣れている故もあるけど、首から肩にかけてこぢんまりしていてと綺麗だし、それでいて腰から下にはドンとボリュームがついているといった変化が面白い。
 裸婦は腰周りが結構難しくて、男より1mは長い腸が折りたたんで骨盤の上にのっかっていて、子宮があって、膣があって、その先に性器があって、夜は彼氏と楽しんでいるなどという生活感が感じられるぐらいまでに表現できればよいのだが、そんなことを考えるいとまもない5分間である。

2011年2月16日,A4,5分ポーズ.
OLYMPUS PEN E-PL1,17mm/f2.8
ISO200,露出補正+1.5, f2.8,1/60, iFinish
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PEN LIFE180. いかにもの日本旅館

2011年02月17日 | Kyoto city
 PEN LIFEも180回になってしまった。デジタルペンの新機種E-PL2も登場し、さてどうしたものか。何がって?、新しい機種をゲットするかどうかだよ。
 E-PL2を量販店でさわってみた。ポスターなどには写真写りの良いルックスである。ブラックボディなどはテクスチャーがもう一つという感じがしなくもない。もちろん性能は向上している。私の場合、値段も下がってからでも十分だだろうと思っている。
 今日の画像は、節分の移動の合間に京大の前で見つけた、いかにもという感じの日本旅館である。前面に多分旅館が経営する定食屋がありその脇が旅館の入り口になっている。京大の受験生は、こんなところにとまるのだろうと眺めていた。WEBでみたら室内は昔からあるしごく普通の旅館である。でも軽く泊まってみたいと思わせる建物の表情だ。
 デジタルペンシステムに落ち着いちゃって、よほど良いタイミングでない限り撮影に行こうという気分にはなれない。だから新しい画像のストックがなくなりつつある。少しクロッキー・シリーズで間をつなごうか。

春日上通り, 2011年2月3日
OLYMPUS PEN E-PL1,9-18mm/f4.0-5.6
ISO200,焦点距離12mm,露出補正-1/2, f8,1/180, iFinish
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最近のドローイング

2011年02月16日 | drawing
 今日は、ときどき話題にしていたクロッキー教室の日である。これはまあ描けたほうだろうというクロッキーを気まぐれ的にまれにアップさせてゆこう。もちろん作品ではなくデッサンを勉強している結果なのだから、下手でもしょうがない。
 この日はスタイルの良い体の綺麗なモデルさんなのだが、なかなか絵にするのは難儀でもある。こうしてあらためてみていると、 腰は強調して描いているが 、足が描けていない。我ながらなさけない足だと思う。
 クロッキーにも様々な描き方があって、私の場合は、線描きオンリーなのである。線だけで体の空間感を表現できたらと思っている。まあ胸のあたりの乳首はなんとか描けたが、足がきまらないのでは、まさに地に足がついていない。私は髪型は立体としてとらえるのが難しいので省略し、頭蓋骨の形そのままを描いている。女の頭も結構難しいのだ。
 このクロッキーは、5分ポーズなので、昔とったきねづかではないけど、私は描くのが早いほうなので3分で描きあげ時間があまってしまった。ただホーズが面白いと思ったので、鉛筆が進んだのだろう。
 モデルさんを見て精神がギュッと集中して鉛筆が走ってゆくような瞬間は、忘れたくないなと思って、ボケ防止のためにクロッキーを再開したわけである。
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PEN LIFE179. ライフステージ・シフト

2011年02月15日 | Kyoto city
 聖護院では、鬼も豆を撒きます。ホントの鬼は、私たちの後ろにいる現代社会のなかにいるのです。節分の行事を徘徊していると、そんな気配を感じさせてくれます。
 さて昨日の話の続き。従来のライフステージを変えて「高校出たら女は嫁に行け」と言う話。こう書くとえらく封建的!とおしかりを受けそうだが、ライフステージでみれば、案外これは賢い生き方だと私は思う。
 男は高校を出た位では、なかなか稼げないから、やはりもう少し勉強をしてもらわないとあかんのだが、女はそんな杓子定規にとらわれる必要はない。だから1日遅れだがバレンタインデーのチョコレートは、大いにばらまくと良い。それも義理ではなく、本気チョコで。
 高校を出てさっさと結婚し、るんるん気分も3年もすればあきてくるので、やはり勉強しようという気分になれば大学受験をすればよい。最近は大学も随分は入りやすくなった。あとは旦那の財布で学費を払い、おおいに違う社会を堪能すればよい。そのうち子供でもできれば、休学して出産と育児に専念すればよいだろう。大学は出産と育児という名目をだすと簡単に休学させてくれる。その簡単さは企業の比ではない。それに親も育児を手伝ってくれる体力はあるしね。
 大学を卒業し子供の手が離れたら、ミセスリクルーターである。共稼ぎならば、子供は親に預けるとか、寄宿舎付き学校にでもあずければよいだろう。日本では数が少ないが。
 それから仕事に没頭しても30年は働けるので、それだけの仕事をすれば、大概の分野のプロフェッショナルになれる。
 つまりこれはライフステージ・シフトなのである。従来の生活の順番を少し変えてみると、結構合理的だったりするわけだ。就活次に婚活、そして出産という順番ではなくて、この順番を変えてみるということだす。
 そういえば、私の大学院時代にも、出産と育児で休学していた女子院生がいた。最後は子連れで修了式に出席したが、先生達からは、立派な作品をつくったねぇーと大いにほめられていた。確かにしょぼいデザインよりは、立派な作品であるわいね。それから彼女は、デザイン事務所を経営しているわけだす。
 今度高校へ出前講義に出かけたら、そんな話をしてみよう。ひんしゅくと笑いを受けて信じてもらえなさそうだが。

聖護院, 2011年2月3日
OLYMPUS PEN E-P2,14-150mm/f4.0-5.6
ISO200,焦点距離150mm,露出補正-1/3, f7.1,1/800, iFinish
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PEN LIFE178. ライフステージを変える

2011年02月14日 | Kyoto city
 さて、今日は天気予報通り雪となるかと思ったら、また外れそうだ。みぞれまじりの雪ではあるが当然積もらない。夕方から少し白くなってきたが明日の朝は積もっているかもしれないという淡い期待もむなしいね。もしそうなっても明日は大学の会議があるから街の徘徊どころではなさそうだ。
 ならば画像は、節分の時の普段着の舞子さんでもアップさせておこう。地毛だから、普段でもこの髪型である。年の頃は十五六歳といったところだろうから、当然首回りは贅肉もなく、ほれぼれとする美しさだ。まあ女性の美しさは二十歳まで(笑)。それを痛感させてくれますね。
 世の中の結婚年齢がさがる一方という不思議な現代社会ですが(そんな二十歳過ぎのオバハンもろて何がおもろいの?)、嫁をもらうならば二十歳までにしておきなはれ、と余計なおせっかいを言いたくなる。磨けばとびきりに光る、それが十代の若さ故なのである。
 このように書くと普通の女性達から大学や就職ができないだろうと、批判されるだろう。だが嫁に行って落ち着いたらじっくり旦那の財布で大学に来ればよいのである。そのほうが何が必要かが自分でもわかるだろう。高校-大学-就職-結婚ではなくて、高校-結婚-大学-就職という風にライフステージを変えればよいのである。子供の手が離れてから大学で学び、就職しても30歳、残り30年はゆうに仕事が出来ると思いますが・・・。
 さて論文やら原稿などの締め切りなどに追われて忙しい日々である。今日も1件片づいた。次は論文か・・・、まあ我ながら本日の画像を見ながら、パソコンで疲れた目を癒している。

八坂神社, 2011年2月2日
OLYMPUS PEN E-P2,14-150mm/f4.0-5.6
ISO250,100mm,露出補正-1/3, f5.6,1/200, iFinish
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