Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

ドローイング657. 小説:小樽の翠581. 悦楽の極み

2022年11月22日 | Sensual novel

 

 ベーヤンからメールが来た。建築家の榊原さんも一緒らしい。翠は、夜勤だし、オーセントホテルのラウンジで宴会か。

ラウンジに上がると彼らは宴たけなわ。

「のりがいいですねぇー!」

ベーヤン「そりゃ、あの話で盛り上がっていたもん」

「アチャー下ネタ!。まあこんな時にお店はお客もいないしさ。そんなに盛り上がることかい?」

ベーヤン「つまり多くの女の膣は本来ユルユルだってことよ。発達段階の子供達を除けばね。それをさぁー、さも快楽の極みみたいに誘惑されてもねぇー、なんだよ」

「だって膣のまわりは沢山の小さな筋肉があって、体内の筋肉だからユルユルが当たり前なんだろう。体表面の筋肉のように鍛えても簡単には締まらないよ」

ペーヤン「だろう。美人でバッチリスタイルがよくて、私なら貴方を最高に満足させられますなんて言葉で誘われて、じゃあ一発やった。そしたら女はどう満足したでしょ!。アホか!!、お前の膣はいつまでもユルユルじゃん!!、全然締まらないじゃん・・・。この粗器女!!!、なんて事が多いんじゃないかなぁー」

「見かけほどには期待できない・・・」

(*^▽^*)

「多分、スポーツで鍛えなければ締まらないと思うよ。体内の筋肉だから、スポーツで鍛えながら体表面の筋肉と一緒に締まってくるんじゃないかなぁー」

ペーヤン「あそこだけ締まるというのはないの?」

「それは、ないでしょう。股間に負荷をかける筋トレぐらいかなぁー。体内の筋肉は、それぐらいしか鍛える方法が無いと思うけど・・・。精々腸腰筋を鍛えながら、ついでにまわりの筋肉も締まってくる案配だと思うけどなぁー」

ペーヤン「ついで筋かぁー」

「女の満足ってそんなものかぁー・・、でとまるんじゃないかなぁー、どんな美ホディの女が誘惑してきても、大概はユルンユルンさ・・・。それで女ってこんなものよといわれてお終い」

榊原「そんなのモノかぁー・・・。官能小説の作家達が盛り上げるんですよ。それでオオッ、締まる!!、悦楽の極み、なんてね」(*^▽^*)

「悦楽の極みは、作家達のクリエイションだよねぇー」

榊原「フィリピーナだってユルユルですよ。それで経験で締めるすべを覚えるかというと、そんな面倒なことはしないですねぇ。そのかわりに太るんですよ。結婚したら太るし、子供を産んだら太るし、さらに何もしなくても太るんですよ。そしてお腹がポコッと出て、横に広がって、やはり食生活でしょうね」

「女達の悦楽の極みは食生活にあり!、ですか・・・」

榊原「そうですよ。子供をつくったら目標達成。あとは横に広がるだけ。そもそもダイエットとかスポーツで美ホディをつくろうという意識が希薄なんですよ。そこがアメリカ人とは違うところですかねぇー。多分一般的な社会風潮がいまのところは、ダイエットには向かわないのでしょう。それよりは悦楽の食事!とパーティーですよ」

・・・

この話は続く。

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ドローイング656. 小説:小樽の翠580. 小樽も秋だねぇー

2022年11月21日 | Sensual novel

 

 リュウ君の話の続き

「インポでフィリピーナの奥さんから失望されない?」

リュウ君「あいつは、そんなことはどうでもよいことだって」

「それはまた優れた見識だけど、どうして?」

リュウ君「多分、彼女は苦労人なんだよ。両親が早く死んじゃったし、それで親戚達のベビーシッターをしながら、学校に通っていたんだ。それも高校ぐらいになると学校に行く時間がなくて、中退したから学歴はないよね。だけど小さいときから、いろんな苦労をして育ったてきたんだよ」

「苦労人なんだ」

リュウ君「苦労人だから、人の心が読めるんだろう。例えば僕がPCで仕事をしているじゃん。するとあいつは、済まなさそうにこう言うんだ『私の事で悩むことがありますか?』だって。でっ、僕がどうしてって尋ねたら『貴方は眉間に皺をよせているじゃないですか』というわけだ。まだあるよ、僕が朝仕事に行こうとしたら、解熱剤を持ってくるんだ。『あなたは熱がある。この薬が4時間効く』というわけだ。たしかにそのとき僕は熱があって仕事を休もうかなと考えていたときなんだ。ベビーシッターをしていたから、相手の状態が敏感にわかるんだ。そういうことがシームレスにできるんだよ」

「人の心が読める・・、それは苦労人しか出来ないことだよね」

リュウ君「日本人の女性のように教養があって、セックスも旨くても、人の心がわからない女って沢山いるじゃないですか」

「仮面夫婦が多いからね。仮面というのは言葉だけの愛情ね。社交辞令といってもよいかな。心では愛さない夫婦ね。今は、そんなのばかりでしょう」

リュウ君「人の心が読めないから、みんな仮面でとりつくろうわけだよ。だけど僕の妻は小さいときからの苦労人だから、人の心を察する能力がおのずと磨かれてきたんだ」

「子供って大人の反応に敏感だよね、そこで苦労して、我慢して、そして人の心を読む力を成長させていった。今の日本の子供達には、まずない感性だよね」

リュウ君「それは、日本の教養ある女達よりも勝っていると思うよ」

「いい女だよね」

リュウ君「うん、僕には宝物だよ。おのろけかなぁー」

「いやいや。大切にしてあげてくださいね」

リュウ君の話は、心が温まる。

そんな午後の時間を過ごしてリュウ君は、最愛の奥さんの元へ帰ってった。

すこし心がホットな気分で、ナンタルの坂道を上がっていった。

・・・

小樽も木々が色づき初めてすっかり秋だねーーー。

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ドローイング655. 小説:小樽の翠579. リュウ君とボブさん

2022年11月20日 | Sensual novel

 

 毎月リュウ君は、小樽の病院へインポの治療にやってくる。といっても最近はED薬なんかをもらいに来る。そして帰りにアチキに午後のお茶を誘ってくる。

リュウ君「毎月、同じ外国人と診察待合で一緒になるんだよ」

「外国人が小樽へ!」

リュウ君「ボブさんというんだ。歳は僕より少し上かな!?」

「ああっ、以前日本人の恋人と一緒に来たって話を思いだしたよん」

リュウ君「それそれ!。毎月顔を合わせるから言葉を交わすようになったんだ・・・

ホブ『へい!、お前も上さんにせがまれてきたんか?』

リュウ君『おー、ザッツ・ライト』

ボブ『一緒かあー、じゃあわかるだろう!、女は子宮で世界を考えるんだよ!!』

リュウ『ハア!?』

ボブ『だってさあ、どんな女でも、男が来ると必ず最初に顔を見るだろう!、それから股間だ!!。お前そう思わないかい?』

リュウ『うん、未婚でも既婚でも男が来ると本能的に顔をみるよね』

ボブ『そうだろ!、俺はあの本能は何かと考えたさ・・・』

リュウ『でっ、?』

ボブ『それは、まず一発撃てるかどうかの本能的判断だと俺は気がついた。それに女の好みかどうも・・・』

リュウ『主婦でも一発入れたいと思うわけだ』

ボブ『そう、だけど恋人がいるとか結婚という契約があるからとどまるワケよね』

リュウ『だけど男が気に入るかどうかもあるよ

ボブ『俺は、男の値踏みをしているとおもうんだ。この男なら一発やってもよいとか、やめておこうとか・・・、誘われたら、えっアタシ・・・とんでもない主婦よ!・・なんていいながら・・・最後はズルズルと一発出来ちゃう事もあると思うな!』

リュウ『じゃ、家庭の仲が悪い奥さんとか恋人に遭遇したら、誘惑しても乗ってくるかい?・・・・』

ボブ『そうだよ。100%間違いない・・・、だからいつも最後は本能的な子宮の判断で彼女達の世界が成立しているんだよ』

リュウ君『男は?』

ボブ『胃袋で考えるんだよ。飯代を稼ぐのが男の仕事サ』

リュウ君『つまり一発やってもよい女と胃袋を満たす男がいれば、この世は成立するわけだ』

ボブ『人間の仕事は、それだけさ。だってさあ俺のKEIKOなんか英語がネイティブだし博士号をもってんだぜ。それで知的職業人の顔をしているけど、ベッドに連れ込みゃ女の本能むき出しだもんなぁーー

リュウ君『じゃあインポになったら大変だろう?』

ボブ『そりゃ世界大戦でも始まったような大きなショックでさ。病院に行け!、だよ』

リュウ君『そりゃ、うちも一緒だよ』

ボブ『だろ!!!、だから人間の生活はそれしかないさ。政治も文化も教養も全部関係ないのよねーーー』

という話をしていた」

「女の欲望は灰になるまで子宮思考で世界が成立する。生殖動物の使命かなあーー」

・・・

リュウ君の話は続く

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ドローイング654. 小説:小樽の翠578. 発情期の熊!

2022年11月19日 | Sensual novel

 

 晃子さんも、昨日は札幌の彼氏のところへ直行して小樽に戻ってきた。

つかの間の休日だった。

これからまたまた病院勤務だ。シャバの飯が食べられないかもしれない。文さんのところによってから夜勤にゆこう。

晃子「これから病院泊まり込みだよーーん。その前にシャバの飯お願い。健さん帰ってきた?」

文「夜中に帰ってきたよん」

晃子「おっ、じゃ夕べは文さんも燃えた!」

文「夜中に帰ってきたでしょう。もう一ヶ月まともな暮らしじゃないから、なんか熊の臭いみたいなのがしていてさ、夜中にお風呂に入れてゴシゴシ洗いまくった」

晃子「一ヶ月野生児だったもんねぇー」

文「熊と一緒だよん・・・・」

晃子「ウフフ!、それで激しく燃えた?」

文「だってねえ、お風呂でペニスをゴシゴシと洗っていたらさあ興奮してきちゃって、私を抱えて上にしていきなり入れてくるのよ。それって発情期の熊だよ」

晃子「熊が吠える!!!(*^▽^*)」

文「小さなお風呂場でグイグイと突かれて、感じるどころではなかったよ。もう性欲がはち切れそうって感じで」

晃子「健さんならそれだけじや、すまないよねぇー」

文「そう、私をタオルでくるんで上につれていって、もう即次よ・・・・。それで燃え上がって寝ちゃった。そしたらね、朝方になって舐められている気配するので眼を覚ましたら、また健さんがズブッといれてくるの。そんなんで寝ては入れて、寝ては入れて、の繰り返しで、まともに起きたのは、さっきよ

晃子「それで健さんは?」

文「夕方になって『さあ、冬支度の続きだ』といって意気揚々と出かけていった。何あれ!、だよん

晃子「つまりやるだけで帰ってきたんだ・・・」

文「そうよ、きっと我慢できなくなったんじゃない。私も火照った身体が静まったので今日はスッキリ」

みんなそうやって元気を回復してゆくのか・・・

・・・

小樽の秋の夜も長い。

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ドローイング653. 小説:小樽の翠577. 紐パン

2022年11月18日 | Sensual novel

 

 定点観測だ。いつも同じ時間に同じ場所から港の風景を描く。毎日続けているわけではないが、時折午後3時の定点スケッチが習慣になっている。そして放課後地獄坂を通ると、小春がやってきた。

「ユウ君のインポはなおったのかい?」

小春「もち!、三日後に回復したよ」

「そりゃなにより!!」

小春「あのねえ、明菜姉ちゃんが、制服の下が紐パンなの!」

「はあ!!!」

小春「この間紐パンをつけて、これで彼氏を興奮させるんだって。『さあ、子供を沢山作りましょう!』だって。でっ、エロいでしょう!、って自慢していた。それで7人子供を作る作戦なんだってさ・・・・」

「明菜姉ちゃんは細身でスタイルがいいから、似合うかもね。きっとここぞという場面で紐パンで迫る作戦なんだよ。少ない打撃で効率的に当てようというわけさ

小春「私は?、今じゃダメ?」

「オヨヨ!、無理にとはいいませんが。多分キャラクターがあると思う」

小春「ヒモパンって男の人にとって魅力的なのかなぁー?」

「多分、細身だったら似合うかもね」

小春「小春も、7人子供をつくる方法を考えなきゃ・・・。明菜ねえちゃんと競争だもん・・・。だってさあ男の人って飽きるじゃん。だから飽きさせない方法が必要だよね」

「だからといって、一度に7回もおねだりしてユウ君をダウンさせるのも、ちと違うと思うけどなぁー」

小春「排卵日に打つのかぁーーー。そういえば明奈姉ちゃん、毎朝体温計を唇に加えているのは、それかぁー・・・」

「それで排卵日を探っているのでしょう。それで排卵日が来たら、今日は一発やりましょう !、というわけで紐パンで誘惑するのかなぁー」

小春「少ない打撃で効率よく妊娠するわけだ!」

「まあ、そういうことになりますか・・・」

小春「ユウ君に栄養をつけさせなきゃ、スーパーへゆこうよ!」

生協のスーパーへ小春と並んで坂道を下っていった。眼前には、真っ青な海が見え隠れしている。

女達の打撃群かぁー・・・、そんな考えが頭をまわっている。

・・・・

木々の色が変わりだした。

小樽も秋だね。

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ドローイング652. 小説:小樽の翠576. 文さんの店で

2022年11月17日 | Sensual novel

 

 感染者も減ってきたので、晃子さんの病院泊まりも解放された。

晃子「翠ーー、文さんの店でビーフの燻製を食べに行こうよぉー」

病院の看護から解放されて文さんの店へ繰り出す。

・・・

晃子「あら、今日は健さんは?」

文「冬が来る前に馬喰の仕事をしておかなきゃちゅんで、原野に籠もって冬支度だよ」

晃子「野生児に戻ったんだ!」

文「戻りすぎだよ。ビーフの燻製で食べてゆけるのに、まだ馬喰の仕事をしてるのよぉー

翠「じゃあ、しばらく帰ってこないんだ」

文「そうよう、もう一月は家にいないよ。それでいて燻製が郵便小荷物でとどくんだ。いつも違う場所から送っているみたい。原野を走り回っている感じかなぁー。明日は帰ってくるといってた」

晃子「じゃ、寂しいじゃん!。でも明日が待ち遠しいか・・・」

文「そうなのよ。秋の寂しさに身体の疼きが納まらないよぉーー」

晃子「毎晩悶えちゃってるんだ・・・」

文「そうなのよ。身体の持ってゆき場がないよ。せめて健さんのおちんちんでも先に帰ってこないかなぁー」

(*^▽^*)

翠「健さん、絶倫系だからなぁーー」

文「秋なのに、女を寂しがらせるなんて憎いやつ。北海道の冬は、早いからしょうがねぇー・・・・だよ」

翠「でも帰ってきたら楽しめるじゃん」

文「毎晩、その妄想ばかりよ。帰ってきたら一日中布団から出さないとかね!」

晃子「抜かずに3発!!!」

文「うん、健さんならゆけるんだ。私が健さんに惚れたのも、そこかな!」

翠「男と女がくっつくなんて2つしかないよ。一つは顔、だって美男子や美女の子供が欲しいじゃん。次は抜かずに3発撃てる。これかな」

晃子「だよね」

文「健さん、早く帰ってこないかなぁー・・・・」

・・・

小樽も、そろそろ長い冬支度が始まる頃だ。

雪が降る前にかたづけなきゃ・・・、そんな気分で毎日が過ぎてゆく。

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ドローイング651. 小説:小樽の翠575. お帰りの挨拶

2022年11月16日 | Sensual novel

 

 秋の夕方日課のようにナンタルのマックで珈琲をしていると、また美希姉ちゃんがやってきた。時々実家に里帰りするようだ。といって札幌まで30分の距離だから。

美希「いつも、ここにいるねぇー」

「日課だよ。家に帰る前に一杯の珈琲。札幌じゃどんなん?」

美希「どんなん!?。アアッ!!、彼とね!!!。お互い学校だから時間通りに帰ってくるじゃん。それで『お腹すいたー』といって帰ってくるとベッドに連れていって、お帰りの挨拶かな!!!」

どんなん?、と曖昧な聞き方をしたら彼氏との性生活だと思ったらしい。じゃあ続きを聞こうか・・・。

「どんな挨拶?」

美希「服脱がせるのって面倒じゃん。でっ彼は『おないすいたよー』といってるけど、私もお腹がすいてる!、といって。だからそのまま彼の上にまたがって服をかき分けてグイグイと入れ込むんだ。それで腰をつかってこんな風にティクトクダンスみたいに(*^▽^*)。すると彼氏も乗ってきて頑張って腰を動かすんだ。それで二人で波長があったときに撃ちはなつという感じかな!。それが私達のお帰りの挨拶!」

「お腹すいたのにむごくないですかぁー」

美希「男の人って、綺麗な女の人をみたりして、毎日いろんな妄想をしているのよ。そういうときって精子もチャージされてから帰ってくるのよ。お腹すいていてもバッチリーチャージされて帰ってくるもん。だから帰ってきたときにスッキリさせてあげるわけ。だってお帰りセックスが一番マストかな。それからだよ、彼氏がぐったりしている頃に夕飯の支度をして、風呂に入れて、風呂上がりに彼氏はビールなんか飲んでご飯を食べているうちに寝てしまうわけ。だから朝はすっごく早く起きるよ。それで朝勉強してから学校にゆく生活かな

「早寝早起きの健康的な生活だねい!」

美希「だってえ、リーマンみたいに帰ってきたからご飯たべて、家族の団らんですごして、お風呂に入って、それからエッチじゃ、疲れ果てて元気でないもん」

「そりゃそうだ」

そんなたわいない話をしているうちに日も沈んできた。

秋の陽はつるべ落としとはよくいった。美希ねえちゃんと帰路が一緒なので、陽が陰ったナンタルの坂道をあがっていった。

・・・

小樽も秋の気配が濃厚だ。

 

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ドローイング650. 小説:小樽の翠574. 歌子の告白

2022年11月15日 | Sensual novel

 

今日も夜の看護師達のナースステーション

翠「今日も夜勤だ」

晃子「私24時間勤務。もうじき病院泊まりから解放されるかなぁー」

翠「解放されたら、文さんの店でビーフの燻製を食べにゆこうよ」

晃子「賛成。ところでこの間の台風の時の話の続きが聞きたい。歌子いるかなぁー」

そういって晃子さんがナースコールの受話器を取り上げたら、歌子さんがでた。

晃子「お茶しにゆきますって???」

・・・

晃子「台風の時の10発撃てというおねだりには笑えたけど、処女喪失場面がないじゃん」

歌子「あっ、それ!、特に色気もなんもないのよ」

翠「感激もないんだ」

歌子「感激ねぇー・・・、男の人の方が感激していたりして」

(*^▽^*)

翠「台風が来て小屋に避難したなんて、三島由紀夫の小説潮騒みたいだよ」

歌子「監的哨で待ち合わせの約束をした新治は、たき火に暖められているうちに眠ってしまった。ふと眼が覚めると初江が肌着を脱いで乾かしているのが見えた、ってあれね」

歌子「そんなにロマンチックじゃないよ」

晃子「だって雨でぬれて波音が怖いから抱きついたという話は、前に聞いた。そこだよ具体的にぃーーー」

歌子「抱きついているうちに彼の指が脇からブラを撫でていたのよ。それで『しようよ』というので、私もやっちゃうかと思ってインナーだけになって。そしたら彼の手が私のブラを抱え込むように撫でてくるのよ。なんかねぇー、最近のブラって形がいいじゃん。それに男の人は興奮するみたいなの。それでもみしだかれているうちに、私もフックを外して乳房をだしたの。そしたら、彼は、アラッ!て拍子抜けした顔してた」

晃子「ブラに興奮して、生で醒めたわけ!?」

歌子「そうよ。なんか失礼だわって思ったもん。だから私、これが女の人のお乳よ!!っていったの」

翠「なまめかしさにたじろいだ!!」

歌子「それで彼が渋々とパンツを脱いで、私の中に入ってきたの・・・・・」

翠「それで、またあらっ!、というわけね」

歌子「そうよ。ペニスを入れたらスルッと入っちゃった。処女の私が痛がって悶絶の表情でもするとおもっていたらしいの。それで・・・」

晃子「拍子抜けした。でも痛くなくてよかったじゃん!」

歌子「そうよ初体験がこんなにスムーズにゆくなんて感激モノだわ。私は神に感謝よ!!。だけど彼氏は白けた顔をしていたの。それで『お前!、本当に処女なのか、俺を騙しているだろう!』っていうの。なんなの!!、せっかく大切な処女をあげたのに、最初から私を遊び女みたいに疑うのよ!!!、そんなのってあるーー!?」

晃子「ふぅーーん、それで10回おねだりは?」

歌子「波の音が怖かったのでずーーっとこうしていたかったの。それで彼氏におねだりしたわけ」

晃子「彼氏は、喜んだ?」

歌子「そしたら『えっ、またやるの?』だって。だから渋々と。2回目は入れたけどあまり出なかった。だから私も腰を使うことぐらいは知っていたし・・・、それから看護学校の課外授業で男の人のツボって教わったじゃん。そこをぎゅーーーと刺激したら固くなって勃起するでしょ。それでまた膣に入れたら彼氏はダウンして眠っちゃったよ・・・」

晃子「そこまでつくしたのにねぇー」

歌子「そうなのよ。私初めての経験のわりには頑張ったけどなぁーー。だってブラで興奮して生をみたら白けちゃって、それでペニス入れたら処女膜がない!、血が出てない!!、というのでまた白けちゃって、じゃあ男のツボを刺激したら勃起したまま眠っちゃって、だから私にとっては散々の初体験だったよ。初めてのわりには、随分と尽くしたけどなぁー・・・」

(*^▽^*)

晃子「男って先入観があるのよ。処女だからって膜があると思っているし、出血もするとおもっているじゃん。そんなの大人の女にはないよねぇー」

翠「生理の最後の頃に初体験すれば、よかったかも(*^▽^*)」

歌子「そうですよ!。わたしなんか高校のバレー部のアタッカーだったもん。そんなものすぐになくなっちゃうよ。でも処女膜の名残はあるよ。膣の出口がリング上に少し膨らんでいるの」

晃子「開通式みたいな話は、男の妄想でやっててねだよねぇーーー」

翠「男の処女妄想がタップリ被さってイメージが膨らむんじゃない。ただ未経験だっただけ・・・。それだけよねぇーー」

・・・

秋の夜半、地平線がしらずんできた。

小樽も秋である。

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ドローイング649. 小説:小樽の翠573. 幕間

2022年10月12日 | Sensual novel

 

 今日のブログを書いているのは7月26日。二ヶ月以上早書きをして予約投稿にしている。

 さてドローイングの回数を減らしたから、当然描く回数も減ってきた。そうなると下手になる。つまり絵具の配分量や描き方を忘れてしまった。

 その変わり手を抜くことを覚えた。イラスチレータで線書きする方法だ。こりゃ真面目に着彩するとリアルすぎ、またまた公序良俗違反になりかねない。そこで線書き。この便利さは手放しがたい。もっと抽象的な線書きにしようか・・・・。

 いつ小説のストーリーを思いつくか?。

 一番多いのは 朝の爽やかな空を見上げながらベランダで一服していると、テーマのアウトラインを思いつく。大切なことはどんな稚拙なアウトラインでも肯定することだ。これで「書いてみますか・・・」。それでブログに書きとどめておく。出かける30分前の時間で小説にする。そうすると官能小説1回分ができあがる。濡れ場を書いて仕事やジムにゆく。朝の頭の軽いストレッチみたいなものだ。そんな柔らかい頭で仕事をする。

 それに登場人物を沢山設定しておくと、ストーリーを書くのが容易だ。今日は小春の話にするか、明菜姉ちゃんの話にするか・・・、といった具合に。

 しまったということもある。小説のタイトルに地名を入れたことだ。当初は小樽に関わることはないと思ってタイトルにしたが、今思うと属地情報は入れるべきではなかった。というのも小樽で学術論文を書こうと考えたからだ。

 だが既に500回以上アップさせている。修正は難儀。例えば貴方のブログは、公序良俗違反が300カ所あります・・、などという指摘を受けたら修正するんだけど・・・。

 小説は、いつまで続けるか?。コロナが収束するまで。コロナが始まり家に閉じこめられる気配濃厚になってきたときから始めたから。感染症には官能小説で対抗する・・・何のことやら(*^▽^*)。

 イラストと小説の文章とどちらが先かといえば、イラストが先に出来る。そもそれも描き溜まった3,000点以上の裸婦デッサンを素材にして小説を書き始めたのが動機だったから・・・。

iPhon13pro

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ドローイング648. 小説:小樽の翆572.秋の霞み

2022年10月11日 | Sensual novel

 

 翠は夜勤だったから、今日はお休みだ。アチキも夜なべ仕事だったから朝飯を食べたら二人でバタンと寝てしまった。起きたのはもうお昼を既に過ぎて台風が通過した後だった。

寝起きに翠の乳首を撫でていた。そのふっくらした形が男の欲望を誘うのだから、不思議なオブジェだ。次第に翠の乳首が尖ってくる。

翠「アチキー、したい?」

「もちろん・・・」

翠「溜まったら、抜かないと身体に悪いよぉーーん」

そういって翠はインナーをサッサと脱いで、股間を突き出してくる。

翠の股間は、せがむように息をしている。

翠が身体をすり寄せ来て、グッと入れ込んだ。

「じっくり女の快感を味わうんじゃないの?」

翠「そんなの若い子のすることよ。一気に燃えちゃおうよ・・・・」

「じゃ、お言葉に甘えて・・・・」

激しく突くと翠がウウッ、ウウッとうめき始めた。

翠の股間が前後に動き出して子宮の入り口をペニスの先端に合わせようとしている感覚。

それは女の快感というよりは、生殖動物の動きだ。

精子をタップリ吸い込むぞという体内臓器の前戯かな。

翠の骨盤が前後に動きつつ子宮が呼吸をしているみたいだ。

股間の動物、子宮で物事を考える動物。

次第に子宮口と向き合った瞬間に撃ち放つ。

城門を破った戦国の兵士のように精子という兵隊がドッと子宮内へ駆け込む。

子宮という迷宮のなかを大量の精子が怒濤のようにはい上がってゆく。

兵士達は果敢に攻めていったが、排卵日は過ぎているから城主は不在だった。

子宮内の戦をよそ事に熟睡していた。

・・・

翠「アチキー、夕方の散歩にゆこうよ」

そういわれて海沿いを魚港の方まで歩いていった。

使い込まれた漁船が、秋の霞の中に揺らいでいる。

そんなぼんやりした景色を見ていると、秋の予感を感じる。

小樽は、秋が早い。

 

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ドローイング647. 小説:小樽の翆571.野分

2022年10月10日 | Sensual novel

 

 秋は小樽の沖合を台風が通過することがある。

今日は、昼間から風や波が高く台風接近の気配が濃厚だ。夜半に沖合を台風の中心が通過してゆくようだ。

翠は夜勤で、感染病棟の晃子さんと真夜中のティータイムだ。

翠「風が強くなったきた。建物が揺れているよ」

晃子「今、まさに台風の目が通過中ですぅーー、今日はみんな早く帰ったから退屈だなぁー」

翠「新米の看護師がいるよ!」

晃子「新米じゃ話題に乏しいけど・・・、呼ぼう!!」

そういって翠がナースコールで新米の看護師を呼び出した。お茶しようというわけだ。

新米の背の高い看護師がガニ股でやってきた。

晃子「新米か・・・」

歌子「ウタコという名前がありますー!」

晃子「あら!、なんでガニ股なんだい?」

歌子「まあ、いろいろと・・・」

晃子「そのいろいろが聞きたい。骨に異常があるとか・・・?」

歌子「健康ですー・・・」

晃子「白状しろ・・・・」

歌子「笑わないでくださいね。実は昼間処女喪失したんですぅー」

晃子「おおっ!、二十歳を過ぎて今頃。奥手じゃん!、でっ・・・」

歌子「家が厳しいから、これまで彼氏と二人きりになる機会がなかったんですよぉーー」

翠「どこでぇーーー」

歌子「海岸の物置小屋で・・・・」

晃子「台風が来ているのに、海岸に行ったんだ!、でっ・・・・」

歌子「私も彼氏も風が強いから物置小屋へ逃げ込んだんですよ。それに波のドッと崩れる音が怖いから私、彼氏に抱きついたんですよ。そしたら彼氏の指がブラの隙間にはいってくるんですよ」

晃子「でっ・・・」

歌子「だ・か・らぁーー、私がインナーを脱いだら、彼氏のペニスが入り口をグリグリと・・・・」

翠「でっ・・・、その先ヨ!」

歌子「彼氏のモノがグイっと入ってきて、スルッと射して、奥まで入って、お終い・・・」

晃子「するっといっちゃったんだぁー」

歌子「はい、そうです。それで私は波の音が怖いから10回ぐらい続けて撃ってってお願いしたんです。そしたら彼氏はダウンしちゃった」

翠「痛くなくて良かったじゃん。でも10回は無理だろうよ」

晃子「そりゃ、無理・無理(*^▽^*)」

歌子「あらダメなんですかぁー。私なんにも知らなかったら何回も行くもんだと思ってて・・・・いろいろと・・・」

晃子「ハハハ!、女は10回燃えても男は撃ったらお終い。うん!、いろいろとって何!?・・・」

歌子「ハハハ・・・・」

晃子「あらっ!、途中を飛ばしていない?」

歌子「時間切れですぅー、次回ね」

・・・

建物を揺する大きな風が通り過ぎると静かになった。台風は小樽の沖合を通過したんだ。

野分の頃の小樽。

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ドローイング646. 小説:小樽の翆570. 大きな夢

2022年10月09日 | Sensual novel

 

 美希姉ちゃん達との会話の続き
美希「私さあー、高校の時にアルバイトでマタニティフォトを撮っていたじゃん」
「ああっ、その話ですかぁー、直人君の撮影機材で・・・」
美希「そう、それがさあ、最近生まれましたぁーってお知らせがママ達から来るのよ!」
「そっかぁー、今頃かぁーーー」
美希「だからねぇー、赤ちゃんの成長を映像に記録しよう。毎年記録して二十歳になるまで・・・・」
「ほう、それは面白い!」
美希「でしょう。だってママ達の数だけでも結構いるから撮り続ければ十分映像になるよねぇー。だからビデオカメラを回して直人が編集してYouTubeにアップさせてゆくの」
「おっ、それなら生まれた直後の1年間は被写体が多いぞ!!。ハイハイしていたら歩き出して、おっぱいが流動食に変わって・・・・・、ボヤボヤしている場合じゃない。即座に撮りに行けぇーーーだよ」
美希「そっかぁー、おい直人!、今週から撮影にゆくよ!!、ビデオカメラを大学から借りてこい!!」
直人「本気でやるんですかぁー、ええっと20人ぐらいいたとして20年間!!、すごいデータ量だよ」
美希「今じゃなきゃ撮れない画像が沢山あるじゃん。発表するのは20年後で良いからさ・・・・」
「たしかに、それは20年という時間がなきゃ撮れない面白い企画だ」
・・・
美希「おじさん、なにニタニタしているのよー」
「快楽の果てにベイビーが生まれる、その連鎖が面白くてさ・・・」
美希「女は美人に化けて、男を誘惑し、大きなケツを振り乱して精子を蓄え、子供をつくる!・・叔父さんらしい発想ねぇー」
「いやいや!、そこまでは言ってないけど・・・(*^▽^*)」
美希「おんなじよぉー」
「フツーの人間の営みですかねぇー・・・・、大きな夢だね」

美希「うん、ところで波が大きくなってきたよ。台風接近!、今日は里帰りでお家へお泊まりだな・・・」

「うん、明日は快晴だよ。きっと!」

・・・

次第に白波が立っている。

風が吹き込むナンタルの坂道を美希姉ちゃん達と上がっていった。
小樽も台風接近だな。

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ドローイング645. 小説:小樽の翆569. OKサイン!

2022年10月08日 | Sensual novel

 

 ナンタルのカフェでお茶をしていた。昨年のように美希姉ちゃん達はいないから、一服したら帰ろうかと思っていたら・・・。

美希「おじさん、やっぱりここにいたのね!」

「やっぱりとはねぇーー。札幌じゃないのかよ?」

美希「今日は里帰り!、旦那も一緒!!」

直人「亭主ですー、ご無沙汰していますーーーー」

「いつプロホーズしたん?」

美希「つきあい始めてまもなくかな?」

「どっちがプロポースしたの?」

美希「あたし!」

「へえーーっ」

美希「いっかー、彼でと思ったから結婚しよ!、と軽くいったらOKのサインくれたの。それで決まり!!!」

「その軽さがいいね!👍」

美希「それで軽く私の人生も決まり!。私達的でしょ

「多分人生を決める時って実は意外に簡単なんだろう。というか男と女がカップルでいたってしょうがないから、つきあい始めたらさっさと結婚が正解だよね。それで子供は何人つくるの?」

美希「うちは2人ぐらいでいいよ。だってさあ、聞いたでしょう。明菜が7人つくるって!、でっ、小春も7人よ。それで一太郎兄ちゃんは分別があるから2人かなだって。小太郎兄ちゃんは、成り行きだって。翼は、いいよ7人ぐらいやっちゃうだって。それで全部足すと2+成り行き+7+2+7+7・・・=25+成り行き!?。玲香姉ちゃんを忘れてた。産休がバッチリある看護師になったから7人コースかな。それだけで子供が32人だよ。小学校の1クラスになるよ。どっ!、どうすんだ!?。(*^▽^*)」

「小学校へゆくとクラスはツカモッチャン先生のファミリーばかりだったりして(*^▽^*)。それじゃ家にいるのと変わらないか・・・」

美希「だよね」

女がプロポーズしてきたら、逃げないうちに即OKサインを出して決まり!。そうやって大変簡単に人間のライフスタイルが決まる、少なくとも男と女は・・・。

・・・

小樽の山際が秋の夕焼け色に染まっている。

美希姉ちゃんとの会話は、まだ続く。
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ドローイング644. 小説:小樽の翆568. 技術立国日本・・・

2022年10月07日 | Sensual novel

 

 昨日は小春の彼氏がインポになった。今日はインポの治療でリュウ君が青森からやってくる。改善しているんだろうか。

ナンタルのフランス料理のお店で・・・

リュウ君「薬を飲んでいる限りは起つんだよ」

「薬が切れると起たないの?」

リュウ君「元気は無くなるかなぁー」

「上さんは不満?」

リュウ君「上さんは、しょうがないですねぇーだって」

「不満じゃないの?」

リュウ君「私達には神に誓った愛があるから、それだけで幸せですだってさ」

「そこは日本人と違うよね」

リュウ君「つまり性欲以前に神との契約があって、そっちが重要なんだって」

「日本の女性だったら、『起つの』とか『固くなるの』とかが話題になる。それをいわれちゃうと『経産婦なのに締まるのかよ!』と反論したくなるけどさ・・・

リュウ君「技術立国日本だもん。技巧派なんじゃないですかぁー」

「技巧の先に何があるんだろう」

リュウ君「それこそアチキがいつもいっている農本社会でしょう。生産性の維持。子供の生産も工業生産も一緒」

「最近生産性がすこぶる低いから人口減少だよ・・・」

リュウ君「子供を育てるのが大変でしょう。だから親戚の力がいるですよ。いま核家族だから、全て家庭内で完結させなきゃならない。だから一家に負荷がかりすぎるんだよ」

「完全管理で少数精鋭を目指しているのか・・・」

リュウ君「それで優秀な若者になるかというと、ならない!」

「確かに博士号を取得する割合は先進国中最低」

リュウ君「するとタレントとかお笑い芸人かぁー・・・・」

「今じゃ、お笑い芸人が大統領になる時代だよ。ウクライナみたいにさ」

リュウ君「そっか・・日本が目指しているのはタレントなんだ」

「そうだよ。それで人気者になれば親がマネージャーをやって家庭は潤うという算段でしょう」

リュウ君「つまり親の都合!?・・・・」

「でも大方はタレントなりそびれて、リーマンじゃないですか・・・」

リュウ君「大山鳴動してネズミ一匹出ず・・じゃん」

「タレントやスポーツ選手を目指した。でもプロになれるのはごく一部だから、大半はお払い箱だよ。さもなくば幼少のみぎりから塾に通わせて英才教育。これも大学院の進学で教授の目にとまらなければで挫折して、普通のリーマンかなあ。教育を出世の手段と捉えだした頃からおかしくなった」

リュウ君「成り上がる根性がないんだ」

「そうねえ、貧しかったから塾にゆけなかった。それでも一流大学へ入った!、というのが今はいないでしょう」

・・・・・

そんな風にリュウ君との話は、長々と続いていた。

リュウ君は苫小牧から夜行のフェリーで青森へ帰る。

・・・

夕暮れ、秋の天気はつるべ落とし・・・。
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ドローイング643. 小説:小樽の翆567. 芸術の秋!

2022年10月06日 | Sensual novel

 

 "芸術の秋"、といっても画家達は秋に作品を描いていては公募展に間に合わないので、今年の冬頃制作に努めている。秋は公募展の搬入だけ。といってアチキは公募展に出典しないので、言葉通り秋にイラストを描いている。うつろいゆく秋は"芸術の小樽"だ。

 公園でスケッチを描いて地獄坂を下ると中学校の脇だ。今日は素通りしようと思ったら、小春が追いかけて来た。

小春「おじさん、待って!、待って!!、相談があるの!?

「そらきた、またかよ」

小春「ユウ君インポになったの!!!、どうしよう?

「ハア、突然ですかぁー・・・・、思い当たる事はないの?」

小春「この間、ユウ君のママが仕事で出張していたの。それでユウ君がじゃあ沢山しようというので、一杯したの。小春も賛成。もう子供が出来てもいい。幼妻でもなんでもするー・・・、そしたら翌日、起たないの!!!」

「何回やったんだよ?」

小春「・・・7回ぐらい・・・!!!」

「ハア!?」

小春「私も気分が乗っちゃって、今日はママもいないからチャンス。さあ精子をドンドンだすのよ!。頑張ってもっともっと出しなさいっていって何回もおちんちんをさすっておねだりしたの・・・・。そしたら翌日全然ダメなの。撫でても、叩いてもおちんちんがクネッとしているのよ!!!!!

「アチャー・・・、叩いちゃアカンでしょうよ。」

小春「それって、ダメ!?」

「や・り・す・ぎ・・・・」

小春「やりすぎ!?・・・・」

「精々多くて3発が限度じゃない!」

小春「そうなんだぁー・・・以外におちんちんはひ弱なんだ」

「ひ弱と言われてもねぇー・・・、栄養をつけて精力回復!!・・かなあ」

小春「何がいいの。お肉かなぁー」

「ブロッコリーとか疲労回復の野菜も」

小春「そうなんだ」

そういう小春と一緒に坂道を下りスーパーへ買い出しに出かけた。

「そんなにやって股間が痛くないの?」

小春「もちろん痛い」

とことんやるのは人間にとって必要な事。

まあやってみなはれだけどさ・・・7回はないだろうよ。

どこが芸術の秋なんだか・・・。

でも秋になると人々の気分が乗ることは確かだ・・・。

・・・

小樽も秋!

 

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