Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

Nikon Freak179. 月光荘の路地

2018年09月30日 | Okinawa

 昔はダイエーのスーパーが入っていたジュンク堂のビル裏の道から1mにも満たない路地を入ってゆくと、もうポロ屋といいたくなるゲストハウス月光荘にゆく。

 ナイクブ古墳群に面しているので、そこだけ緑が多い都心とは異なる空間だし、これに面して立ち並ぶ民家群が、もう台風の風雨と時間の経過で、次の台風で飛ばされそうなボロ屋ばかりである。その一角にゲストハウス月光荘がある。もちろんリーズナブルな料金で泊まれるゲストハウスだが、泊まるのには割り切りと覚悟がいる。

 月光荘の路地向かいに半屋外の居酒屋がある。半屋外はこの地方の気候を考えれば、適切な作り方であるが、やはり見事にボロだ。

 ポロ屋であるまでは我慢の限度だが、一気に幻滅したのは路地沿いに山積みのゴミが放置されていることだ。やはり衛生面では問題もある。こういうところこそ市はせっせとゴミ清掃に勤めればよいのだが、あまり行われておらず、なにかしらのいきさつがあるのだろうか。こうした不潔感にリュウキュウアオヘビが出没するだって!、もうやってられないよと思うけどな。

 沖縄は、台風が頻繁に訪れ湿度も高いので、概して木造の建築回りはジメジメしている。だから建物の傷みも早いし見事なポロ屋も多い。そりでいて人が住まなくなると、一気に旺盛な植物が建物を覆い隠してしまう。沖縄は、なんともワイルドなところだ。

 そんな那覇市街地の戦前の風景模型でも。こうしたジオラマは、結構昔の街のイメージがよく伝えられて面白い。いっそ全国の博物館でこんなジオラマ模型を制作展示したらと思う。というのも日本の大半の町は戦災で焼けてしまったので、精密な模型で往事をイメージできてる体験は貴重だと思われるが。

 さて昨日は、台風24号チャーミーの影響を、那覇市内琉球新報のライブ画像をYouTubeでつけっぱなしにしてみていた。まともにライブが見られたのはこれぐらい。後はアクセスが集中してパンクしたか?、それとも停電か?。それともカメラが飛ばされたか?。8箇所設置してある宜野湾市のライブカメラに至っては全く見られない。災害時には役立たない自治体WEBサイトだ。

 昨晩から台風の進路予報を観察していると、進路が東へ東へと微妙に動いていることがわかる。それは上空の偏西風と高気圧が西から東へ動いているためである。昨日22時時点では、紀伊半島あたりに上陸し大阪府、滋賀県を通過してゆくコースが予想されている。それは天気図にみる気圧配置が東へ30km位で移動しているから、予報よりもう少し東側に進路をとるのではないかと私は推測した。それは和歌山県から奈良県、三重県、名古屋を抜け長野県を袈裟懸けする伊勢湾台風コースだ。

 本来ならば大いに東へ押し流されて太平洋側の海上を進んで欲しいのだが、今朝時点の予報ではその可能性はなく東にも流されていない。つまり四国の一部、大阪府南部、滋賀県を通過する室戸台風コースに近い。つまり関西直撃コースが濃厚。伊勢湾か室戸か、あるいは関西か中部圏かとする微妙な角度のずれで進路が違うわけだ。

 スマホが京都市内に緊急速報を流し始めた。なんとスマホを手に取ると情報が消えてしまうではないか。全く役に立たない緊急速報だね。そんなときにiOSのバージョンアップだってさ。もう大笑い、バージョンアップ中だから、避難速報流しても届かんよ。

戦前の那覇の市街地:那覇市立博物館蔵

 

2018年9月4日、沖縄県那覇市沖映画通り裏

NikonF3、AiAF Nikkor50mm/F1.4、RDP2

デュープ機材:Canon EOS1DsMark3、EF macro50mm/F2.8

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Nikon Feak178.  ナイクブ古墳群

2018年09月29日 | Okinawa

 那覇で撮影したフイルムの現像ができあがってきたのでアップさせよう。

 ニコン F3+MD4で那覇の街を徘徊していた。というのもこの当時どうせ台風が来るだろうという見込みでダイビングを1日休みにしていた。数十年に一度の規模の台風は、沖縄はパスして本州に向かった結果、関空が閉鎖になり関西地方に打撃を与えたくれたわけであるが、沖縄にいた私はダイビングに没頭。

 沖縄で一番賑やかな国際通りのすぐ裏に200ほどの墓があるナイクブ古墳群がある。画像はその一つの亀甲墓だ。誰の墓かはわからない。

 今緑が丘公園整備事業で古い墓は開かれ、調査され、姿を消す墓も多いと街ガイド(注)には書かれてあった。そんな都心にハブは見かけなかったがカナヘビやリュウキュウアオヘビには出会ったとも記載されている。怖い物見たさで都心の路地を足早に進んでいった。

 まあ亀甲墓ぐらいは撮影しておこうといっても腰が落ち着いていないのだから流し撮りならぬ歩き撮りだ。すぐそばにはJALシティの建物が見えている。数多くの観光客が跋扈する国際通りからビル一つ隔てると、そこには古墳群のある異質な空間だ。それが沖縄だ。

 あまり関わりたくない街だと思いながら通り過ぎた。といってみないことにはなにもわからない。街歩きは、いつも快適とは限らないのだ。特に沖縄は・・・。

 国際通りの裏でさえワイルドなんだから、綺麗なビーチには猛毒のハブクラゲがおり、夜になれば岩の間からハブが出てくるし、それが亜熱帯地方沖縄の姿。貴方は、そんなワイルドな沖縄が好きですか?、住みたいですか?(笑)・・・。

 さて台風24号チャービーが接近してくる。

 今度は那覇がもろに台風の通過ポイントなので、ここにいればもろに台風の時間だ。ライブカメラで見ると既に風が強くなってきたようだ。その先のコースは、次第に東によってゆくとすれば太平洋側を北東方向へ、伊豆から房総半島の間に上陸するかもというのが私の観察なのだが・・・。

 さてその那覇市の戦前の街の模型が那覇市立博物館にあった。なにしろ暗い博物館の中でニコンF3は、ISO100のフィルムですから絞りはF1.4の開放しか使えない。だから前後の建築は見事にボケすぎてくれる。塔は当時の那覇市役所だったかな。

 戦前の那覇市街地:那覇市立博物館所蔵

(注)那覇まちまーいガイド文芸編:地元ガイドが書いた那覇まちまーいの本、ボーダーインク、2017年

 

2018年9月4日、沖縄県那覇市国際通裏

NikonF3、AiAF Nikkor50mm/F1.4、RDP2

デュープ機材:Canon EOS1DsMark3、EF macro50mm/F2.8

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

PEN LIFE1572. 閉塞的な現代の仕事場

2018年09月28日 | diving

 私が大学に在職中に、セクハラ問題が教授会で報告された。ペーパーが回ってきて聴取されたセクハラ過程が詳細に事務屋によって記述されてあったが、なんかこれって、事務屋が執筆を楽しんでませんか?、と私は受け流していた。

 それに他学部のことだし他山の石としていたら、次第に対応策の案内が回り、セクハラ、パワハラと議題はエスカレートして、つまり他人が不快だと思われる発言や行為をしてはいけませんというおふれまででてきた。私はえらく閉塞的な社会になってきたなと思っていた。

 だから例えば私のゼミ生が高知県出身ですといったら「土佐のハチキンだって!」、なんていっちゃアカンわけだ。

 幸い私のゼミには、大いにたくましく、大いに図々しく、おおらかに、したたかで、たくましい学生達ばかりだったのは幸いだった。おかげでこちらは振り回されたが・・・。

 興味深いプログ記事(注)があった。それを要約すると・・・

 いまの職場では、個人のプライバシーは語らないそうだ。例えば今度休暇を取るにしても、どこへゆくんだいなんて聞くのは個人のプライバシーに関わることになる。旅行後にお土産もらって、ああ海外にゆかはったとなるようだ。それに「ちゃん」づけもアカン、まして飲み会で下ネタで盛り上がろうものなら精神的苦痛を与えたとして裁判に訴えられる・・・・・。

 もちろんこの筆者は、不器用な生き方、すべてを訴訟に頼る嘆きかわしき時代に後退してしまったと評している。

 他方で三浦しおんの小説「神去りなあなあ村」(映画ではWOOD JOB)を読むと、山村集落を舞台として、木製の巨大な男根神体を女達がなでて安産を祈願するという性器信仰の祭が登場する。そんなおおらかなコミュニティが小説には描かれている。

 そうした閉塞的な現代の仕事場と、あけすけでおおらかなコミュニティとを両極とし、これを結ぶ成分軸をなんと呼ぼうかというのは文科系の仕事なので私は探らないことにして、三浦しおんの小説が現代に登場してきた理由もわかりそうに思われる。

 どちらにしろ不器用なコミュニケーションがあたりまえのようにばっこし、つまらない仕事場になってきた事は確かだ。

 私の都市開発の仕事の経験では、そんな形式的なヒトって難問に突き当たり多少は努力して無理とわかればポイッと仕事を放り出す無責任さがあったな。もちろんそこでその人の成長は止まってしまうわけだが、その放り出した仕事を無理無理と誰かが引き継いで行くなんてことは考えもしないんだな。だから、私はそんな能力がない人達とは大きな仕事をしないことを教訓としている。

 都市開発の仕事をしていてこんな経験もあった。ある時著名な電機メーカーから「企画が得意です」といって入社してきた社員がいた。その著名な企業の中では企画が得意だと、もてはやされたんだろうと私は推測した。そこで簡単な課題を1つあげたら1週間で首になった。あんたが考えている著名企業の企画なんて箸にも棒にもひっかからないのよ、世の中を甘く見ていましたね。そんなプロの企画者を目指すんです、といいつつ即やめた人間を私は沢山みてきた。つまりみんな意欲はあっても能力がなかった、勉強不足でしたね。

 本当は、そこからが出発点であり、回りからポロクソにいわれ、クビだとおどされ、そんなパワハラ発言にもめげず、目一杯勉強し、難問に悩み、斬新なアイデアを乾いた雑巾を絞り出すように考え、上司を追い越そうという努力と頑張りがあって精神的に大いに鍛えられ、そこを通過してみんなプロになっているわけ。

 今は、そんな努力をしない自称プロが安易に大量発生し、アマチュアに毛が生えた程度のワーカーが随分増えたと思われる。それをゆるす、あまーーい社会があるのだろう。そんなのが自分で簡単にプロですと称して恥ずかしくないのかなぁー。

 

(注)gooブログ:時事評論、私を"さとちゃん"と呼んでいいよ!、原左都子エッセイ集2018年9月24日 。https://blog.goo.ne.jp/4456hs/e/875a6618084d1141fd5d78c7fe7dd072

 

沖縄県渡嘉敷島カメパラダイス

OLYMPUS E-M1、M,ZUIKO DG FISHEYE8mm/F1.8

ISO200, 露出補正-1,f/8,1/160

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Nikon Freak177. できませんよ!、そんなこと・・・

2018年09月27日 | diving

 ヒトズラハリセンボンとログに記載してあった。フグを捕まえるときは、逃げられない岩のぼみに魚を追い込んでから、さて逃げられないと躊躇したすきに捕まえるというノウハウを教わった。

 パソコンに関するサードパーティーのガイドは、いつも悩ましい。なんで悩ましいかというと、先ず1つのミッションに対して余計な記述が多い。例えばQ&Aの結果アプリを最新版にせよ!、といった具合にいいわけめいた解説が加筆され、それが次第に増えてゆき結果として長い文章になる。そうなるともう読まないと思ってほしいですね。

 例えばニコンW300とiPadが交信できるので試みたら、相変わらずインターフェイスの悪いニコン・ソフトだから当然つながらない。ニコンのWEBサイトをみても意味不明の文字が並び理解できない。そこで放置していたら次のミッションが勝手に示されたという具合だ。

 前提条件であるのか、これから行おうとするミッションであるのか、ミッション後の効果であるのか、まっていればよいのか、そのあたりの事が全く整理されずにWEBに同一に記載されているのが混乱の始まりだ。

 また時間軸という概念が理解されていない。操作は時間軸上で行われるから、待つのか次に進むのかがわからないことが多い。だから次のコマンドが出てこなくて右往左往することになる。しばらくほっておくと次につながるといった具合だ。せめて「お待ちください」の一言が欲しいのだ。というのもその一言が重要なのだ。

 つまりオペレータとサーバとが常に会話をしているという認識が欠落していると思われる。画面を開くと、いきなり「登録をいただいているお客様へ」とでて、こちらがびっくりさせられる。こちらは登録したっけ?。だから「貴方は登録されています」という一言が欲しいのだが、それがないと、私のMacを勝手にサーバが読んで登録者と判断したのかと不安になってくる。

 さらに、なんでもパスワードの世界なのだが、一体人生でいくつパスワードをつくればよいのだろうか。私の場合100は越えていて当然覚えていない。Macが覚えているのだから、これに依存している。そしてMacが記憶しているパスワードをいれても、キャンセルさせられることがあり、こちらがあわててしまう。こうした原因はわからない。

 オペレータの行為がパソコンとのやりとりの中で、何を行い、その結果どうなったのかということがイメージできないのが原因だろう。つまり「サーバはわかっているから省略!」というわけだ。しかしそのことを通知しないとユーザには全くわからないのだ。

 どこか人間関係とよく似たケースがサーバとのやりとりの中で多数発生してくるわけだ。さてそのニコンのデジカメは、スマホと一緒だから機内に持ち込むときは機内モードにしておかなければならないという面倒な操作が増えたな。

 そんなcloud型機材は増えるだろう。飛行機が動き出そうとしている時に、10個ぐらいの機材を機内モードにするなんていう慌ただしい操作が必要なときがやっくるんだろう。こちらとしては、できませんよ!、そんなこと・・・。

 

沖縄県座間味島男岩

NikonW300、NIKKOR 5X OPTICAL ZOOM4.3-21.5mm、F2.8-4.9

 ISO125,焦点距離5.1mm、露出補正0,f/2.8,1/125 

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Nikon Freak176. 達観モード

2018年09月26日 | diving

 これは個人的に好な風景だ。雨の合間に、海に落ちる絶壁と小さなボートとが空間の大きさを感じさせてくれる。画像は水中モードのままで撮影したので全体に赤みが差していたが、Photoshopで大いに後補正した。そんなことブログの小さな画面じゃ、みてもわからんしなぁー。

 さて今日は特に書くような話題がないから、WEBを探し回り、

会議は議論の場ではなく形式や手続きの場だよなとか・・・、

国家は徴税以外のことになると国民生活や個人情報には関心がないんだとか・・・、

経営学って経営者の基礎知識だけど雇われ人には関係ないよなぁーとか・・・、

ホワイトハウスと首相官邸のHPがなぜこんなにも違うのかとか・・・、

WEBは広告ばかりで、それを見てみんな一生暮らしているんだとか・・・、

いやそんな他所のことはどうでもいいじゃないかとか・・・、

それって全部情報受信ばかりじゃないかとか・・・、

お前の情報発信はどうしたんだいとか・・・、

あら一生word、excel、explorerだけですむの、私には信じられないとか・・・、

WinPCが6コア12スレッド?!、Macは数年前から8コア16スレッドだよとか・・・、

PCの24時間サポート?、そんなのいらないよ壊れたら買い換えるだけさ・・・、

それじゃデータが取り出せないじゃないか?、今時データはcloudだよ・・・、

無線LANなんか使わないよ!、遅いからとか・・・、

MacPro追加して3台体制にしようかなとか・・・、

何故2018年3月9日のブログが何回も読まれているのだろうとか・・・、

今日は代休日で話題がない、このブログは3日ほど早書きしているんだとか・・・、

SONYα6000とニコンF3、このマイ・システムが最近の定番かなとか・・・、

ツァイスレンズのついたSONYα6000、あいつにあげちゃおうかなとか・・・、

ニコンDf、もっと値段さがらないかなぁーとか・・・、

つまりテーマはあっても気分は達観モードだから、こだわりがないのはよいけど文章を書く気分ではないさ。

 

沖縄県座間味島知志

NikonW300、NIKKOR 5X OPTICAL ZOOM4.3-21.5mm、F2.8-4.9

 ISO125,焦点距離14.1mm、露出補正0,f/4.6,1/1250 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Nikon Freak175. うがん

2018年09月25日 | diving

 潜る前の打ち合わせでインストラクターの先生が、「次は△×◇-×です」。「はあー!、なんていいましたか?」、「名前なんかどうでもいいのよ!!!」(笑い)・・・。それが渡嘉敷島と座間味島のほぼ中間のあたりに男岩(うがん)と呼ばれるポイントであり、大きな岩はこの海域のランドマークになっている。WEBによれば、うがんは聖地という意味だそうだ。

 20mの海底からストンと起立しているので聖なるものという名前からすれば男根を意味するらしいのだが、日本の各地方によくある性器信仰ですかぁー。性器崇拝とは男女の生殖器をかたどって崇拝するというもので、よくある農本社会時代からの信仰であり祭だ。

 例えば愛知県小牧市田縣神社の祭では、男根を輿に乗せてギャル達が担ぎ回るし、まあ男根は女性達にパワースポット同様に人気シンボルなんだろう。つまり子宝に恵まれたいとする庶民の願望があるわけだ。だから神様の御利益は子孫繁栄なんだな。

 子孫繁栄、その子供は農家の労働力、労働力が増えるとそれによって作付面積も広がり米の生産力向上を目的とする農本社会の姿だったといえよう。だから神様には、お米とお米からつくられたお酒を献上しているわけだ。

 映画WOOD JOBをみると、最後にやはり性器信仰のお祭りが登場し、大木を切り倒して巨大な男根をつくり、わらでつくった女陰めがけて転がり落とし、ムラの若い女達が転がり落ちた男根をさすって安産を祈願するというシーンがあった。これは映画の中の話だが、似たような祭は日本の中には数多くある。

 それが後に都市が形成されてくると、今度は商売繁盛を御利益とする恵比寿様が登場してくる。神様の御利益も時代によって変わってくる。

 そんなわけで、沖縄にも性器信仰があったのか。実際潜ると直線でカットされた岩が海底に数多く見つかる。それは男岩に祠などがあったときの礎石ではなかろうか。つまり男岩の頂部には祠あるいは小さな社殿が祀られ、紙垂(しで)をつけた大きなしめ縄が岩の胴体に飾られた姿があったのではないかと想像すると、それはなかなか様になる風景かもしれないと思われた。いっそ復元したらどうだろうか?。

 それにしても男岩は、この海域のランドマークであることは確かなのだけど、これが男根というのには少し想像力が必要だと私は思うけど。昔のヒトはおおらかな想像力が豊かだったんだろう。

 男岩の海底

 

沖縄県慶良間諸島男岩

NikonW300、NIKKOR 5X OPTICAL ZOOM4.3-21.5mm、F2.8-4.9

上)ISO125,焦点距離4.3mm、露出補正0,f/2.8,1/1500 、下)ISO125,焦点距離4.7mm、露出補正0,f/2.8,1/320 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

PEN LIFE1571. ジレンマ

2018年09月24日 | diving

 おごった言い方をすると、今日本で行きたいところがない。

 例えば、桜?。京都に住んでいるからね、特に他の地にゆきたいとは思わんよ。じゃあ紅葉?。北アルプス涸沢の紅葉を何回も見たから他をみたいとは思わない。じゃあアンダーグラウンドな街は?。アンダーグラウンドな街が今はないよ・・・・・。

 これまで仕事やフィールドワークなどで出向いたことがない県をあげると、鹿児島県、宮崎県、鳥取県、山形県ぐらいだ。大なり小なり一度は出向いたことがあるところが多い。狭い国土だから地勢的な変化が特に大きいわけではない。

 つまり不幸なことにあえて目的を持って訪れたいところがないわけだ。あとは人間的なつながり方だけだ。そうなると今度は突然ギュッと絞られてくる。

 でかけるモチベーションがないと、フィールドワークという話は成立しない。出かける意欲がなくなった背後には、街が変わってしまったというのが大きい。みんな小ぎれいにうまれかわり、歴史は観光イベントとして形骸化し、そしてつまらなくなった。そして社会の裏家業もどこかに隠れてしまってみかけることはない。つまり研究テーマが少なくなった。

 このブログにもかって仕事で通った青森のカテゴリーを設けているが、最近アップさせるような画像がすくないので、今だにアップさせていない。それが寺山修司がいた昭和の頃の青森だったら、中古のペンタックSPと複数の単焦点レンズをリュックの中に入れて、夜行列車で青森に出かければ町中に被写体があったかもしれないが、残念なことに今そんな青森はすでにない。

 そうなると、こちらの考え方を変える必要がありそうだ。WEBでは誰でもがスマホで撮影する日常の画像に軸足がおかれている。そのほうがリアリティがあって良いではないかということになっている。

 つまりWEBで発信したり、本で出版したりというモチベーションがあって画像も成立する世界だ。だから私などは水中の撮影機材があれば、あとはスマホカメラでいいじゃんと考えている。

 それでいて撮影機材が増えるているのは、どういうことだ。これはジレンマというほかない。

 

沖縄県渡嘉敷島アリガーケーブル

OLYMPUS E-M1、M,ZUIKO DG FISHEYE8mm/F1.8

 ISO200, 露出補正-1.7,f/6.3,1/80

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

PEN LIFE1570. 日がな一日

2018年09月23日 | diving

 画像は、一本柄だからハマクマノミ、太い赤白模様だとカクレクマノミつまりニモだ、全体に淡いオレンジ色のハナビラクマノミ、滅多に見ないセジロクマノミ、それに普通のクマノミと数種類いる。潜れば必ずといってよいほど海草を住処としてよくみかける魚だ。

 さてここ一ヶ月ほど前には最高気温38〜39度を記録した京都市内も、今は27〜28度程度で最低気温は20度を下回り雨模様の日が続いている。今は、いきなりのこの涼しさに体が反応しないが、来週火曜日まで京都市内はこの天気が続く予報だ。さては今年は冬が早いのだろうか。まして夏の沖縄から戻ったばかりだからなおさらなのかもしれない。

 話題は変わるが、オリンパスの水中撮影機材一式を某人に差し上げてしまおうと考え、付属品などの整理をしていた。E-M1本体に2本のレンズ、ハウジング、レンズポート2種、アーム、水中ライト、それに付属品一式やマニュアルを加えたら、W35cm、マチ20cm、高さ15cmの容量になった。つまり結婚式の引き出物サイズだ。

 贈呈機材一式をリュックに詰め、沖縄で梱包して渡そうというわけだ。それに船の上で渡すから水に強い紙袋であることが条件。もう一つ今日は、EOS1Dsをかついで古い民家があったら撮影行脚しようという根性だから、帰りの荷物になってはかなわんのだ。だから雨笠も置いてきたぐらいだ。そう最初からこちらの根性はズレているわけ。

 そこで京都市内の袋ものを扱う店をたずねた。先ず西大路五条のシモジマ。ジャスト仕様はあるが色気皆無の紙袋が20枚セットかよ。どうせ20枚ストックしても家では邪魔だし帰りの街行脚の荷物になるのはやだな。こりゃ問屋商売だとあきらめ、四条烏丸裏のストアデポに足を運ぶも、色気ある紙袋はあるがやはりここも問屋商売だ。そのまま歩いて東急ハンズへゆく。もちろんなんかあるが、ディズニー柄にするかなどと迷いつつ、大きさが入るかどうかが不安だ。あとは伊東屋とかイノブン!・、面倒になってきた。こういうのは、結構駅のキオスクあたりに丈夫なのがあったりするのだが。結局ならば家にある紙袋でよいか。

 そんなわけで紙袋問屋のマーチャンダイジング・リサーチになってしまった。こういうときでないと紙問屋などにはゆかないだろう。

 そんなわけで、解像度が高いオリンパスブルーの水中画像も今回の一連の画像でお終いである。あとはいつ登場するかわからないニコノスでも期待するほかない。

 そんなわけで京都の日がな一日が終わった。23日は秋分の日である。これから夜の時間の方が長くなるわけであり、それも少し寂しいなとおもう日がな一日でもある。

 

沖縄県渡嘉敷島知志

OLYMPUS E-M1、M,ZUIKO DG FISHEYE8mm/F1.8

 ISO200, 露出補正-0.7,f/3.2,1/250 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

PEN LIFE1569. 試論:子供をメカ好きにするにはどうしたらよいか?

2018年09月22日 | diving

 試論:子供をメカ好きにするにはどうしたらよいか?。

 私の小学校に入る以前の経験だが、親父がクイーンメリー号の木製模型を木を削って形にして制作していた。そしてペインティングし完成した姿は子供心にはスゲーの一言だった。その後この模型はどこかへ持ち去られてしまったようだが、そのモデルを制作して行くプロセスと立面の設計図とスゲーという3つの記憶だけがしっかり残っていた。なるほどものはこのようにしてつくりあげてゆく過程があるんだという経験的な記憶が残っていたわけだ。そのままゆけば工学科系コースだ。

 その後、模型は持ち去られたので、どんな形だったんだろうとその模型を思い出しながら絵を描いていた。そのとき模型のそばには精密な船の立面図の記憶があったから、そこで船のドローイングが始まる。それは立面で描けるモノに展開してゆく。やがて絵が好きというコースをたどることになる。そうなると芸術系コースかな。

 それがプラモデルとか東急ハンズなどで売っている外国製のメカ模型の完成品を与えたらどうか。そうすると世の中にはできあいのものがあるんだ。それを組み合わせればよいのかという経験になる。そうなるとメカ好きではなく、あるいはものをつくるのとは異なるコースをゆくだろう。

 さらにガンダムの玩具を与えたらどうか。なんだ楽しいことは買ってくればよいのかとなる。そこまでくると買うという行為によって満足が生まれる、そして自慢できるのだから、買うためにはどうすればよいかに関心が移り、もう立派な文科系コースだ。

 小学校の経験でもう一つあった。社会見学で新宿区の戸山団地に出かけた。そこにある箱根山に登った。標高60m程度の丘になった眺望台だったと記憶している。メカ好きは当然運動が苦手で途中でへたばっていた。そしたら しっかりもののS,Aという女の子が手をひいて頂上まで登らせてくれた。地味だけどおませなS,Aは、その後学校で私の体調が悪くなったときもただ一人面倒をみてくれた女の子だった。

 その女の子に手を引かれて山へ登るのは男の子としても格好がわるいよ!。そうなるとせめて女の子以上に体力をつけようというので、体育会系への関心が高まったのだろう。だから中学へ入ったとき柔道部にはいったぐらいだ。あるいは女の子の面倒見の良さに女好きの素地ができたのか(笑)。

 そのように小学校位までの経験が、その後の成長の種をすりこんでくれる。それが教育心理学上どんな概念だったかは、教員免許は取ったけど一度も中学・高校の先生の仕事をしなかったし、既に教科書は捨ててしまったのでわからない。

 そして回りの環境からの影響を受けて羅針盤の針のようにぐるぐると回り出す子供の好奇心が、どこに針が定まるかは、その後の数多くの経験で紆余曲折して決まってゆくのだろう。

 

沖縄県渡嘉敷島知志

OLYMPUS E-M1、M,ZUIKO DG FISHEYE8mm/F1.8

 ISO200, 露出補正-0.7,f/3.2,1/250 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Nikon Freak174. 架空の話だが・・・

2018年09月21日 | diving

 架空の話だが・・・

 先日の私のブログで1万人の基礎データのモデル量が131KBだと書いた。であるとすれば国民全体で1億2千万人で計算すれば1,572,000KBとなり、1.5GBとなる。たった1.5GBなんてUSBメモリーに入る程度の量だ。実際はもう少し多くの情報(納税や年金の記録)なども加わるが。

 するとポケットにも入るUSBメモリーを庁外に持ち出すのは簡単だよね。悪意さえあれば簡単に売り飛ばせる。といってたいした金額にはならないが。ということはすでに国民の情報はすべて海外へ(CIAあるいは北朝鮮などに)漏れていると判断した方がよさそうだ。そんななかで個人情報を云々しても、それは民間同士の事であり、国家レベルとしては後の祭りかもしれないなぁ。それが今の社会構造なのだろう。

 大枠で海外に国民の個人情報は既に漏洩しており、それでは国民がうるさいので個人情報保護法でガス抜きをするというのが文科系社会なのだろう。

 すでに全部海外へ漏れている可能があるのにもかかわらず、やたらと自治体は個人情報云々と騒ぎ立てるわけだ。もちろんその程度の情報ではビックデータといえないから、Amazanなどの購買履歴やカード会社の履歴で趣味がわかり、病院の診療記録で健康の度合いも加えて、過去10年ぐらいの経年変化で蓄積しても15GBから20GB(デジタル一眼レフオリンパスE-M1には32GBのSDカードを入れているが)程度。それでもUSBメモリーにも入る程度のボリュームだから、もちろんビックデータというほどのものではない。

 工学系の人間が考えれば、そんな架空の話あるいは推論が考えられる。

 そうすると、某国と険悪な関係にある日本政府は予備自衛官徴兵制度を設け自衛隊組織の拡充をしだしたと仮定する。そこで国民データを多変量解析にかけて類型化し(その程度なら私のMacでもできるが)、趣味がトライアスロンでアルバイト収入か・・、などといった具合に体育系の口説きやすい候補者をセレクトして自衛隊+予備自衛官の武装集団をつくりだしたりして・・・。

 あるとき70歳の爺さんが予備自衛官に徴兵されたりして。なにしろ日経MJ9月17日版をみると、シニアのインフルエンサーが台頭し、70歳のダンサーや57歳のアイドルユニットができるぐらいだから、まあハイテク装備で固めればシニアの兵隊もありか・・・。

 そうなると険悪な関係にある某国は、それら何十万人の軍隊を一度に撃退できる効率の良い兵器開発をしだしたりして・・・。

 そんな風に国民の情報が漏洩しているとする話はいくらでもできるのだが。肝心な事は、漏れていないのか、漏れているのか、という事実が国民や行政には、わからないわけ。その不明なところが一番の要なのかもしれない。

 ともかく情報は、一カ所に集めれば漏洩するしハッカー達の標的になる。だから情報を分散ストックするのがコンピュータ社会ではあるが・・・。

 

沖縄県慶良間諸島男岩

NikonW300、NIKKOR 5X OPTICAL ZOOM4.3-21.5mm、F2.8-4.9

 ISO200,焦点距離21.5mm、露出補正0,f/4.9,1/30 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Nikon Freak173. 今、期待の徳島県

2018年09月20日 | diving

 少しニコンW300からの画像でも。前機種のAW130と比べるとバッテリーの管理が合理的になった。いつもは消えているがスイッチを押すと直ちに起動するので、いつもつけっぱなしで2ダイブまでしか持たないということはなさそうだ。多分3ダイブまで持ち1日使えそうだ。

 それで1.5cmぐらいのクリスマスワームのマクロ撮影。ニコンは遠景はあかんが、こうしたマクロ撮影は旨いのだ。

 さて、このブログ(2018年9月15日、時間泥棒)で「ホントにあの徳島県人達には暢気すぎてつきあいきれない」、と書いたら徳島県生まれのブロガーから書き込みがあった。

 私がブログで書いた徳島県人とは徳島県に本社があるJUSTシステムのことだが、私は徳島嫌いと思われているだろうな。といって特にフォローする必要はない。というのも・・・・・

 実は徳島県は、あることで先進的な実践例を私達の前に示してくれたからだ。

 徳島市から車で50分ぐらい山間部へはいったところに神山町がある。この町をケーススタディして、全国的人口減少に悩む過疎地域再生の方法を探る研究をしようと考えたからなのだ。そこで科研費に応募しようと準備中である。

 というのも徳島県は、既に大容量の光ファイバーを県内全域に敷設している。このおかげで神山町には、東京のIT企業16社が既存の民家を改修してサテライトオフィスを開設したのである。古い民家はリデザインされて生まれ変わって現代風のワークスペースとなり、ワーカー達がこの町に移り住んだり、市内から通ってきたりしているのだ。田舎だからこそロスがなく、コンピュータを使った仕事を田舎の町でおこなう価値が大きい事に社会が気がつきだした。つまり新しい価値の創造だ。そうしていると今度はアーティストが移り住んだりして文化を持込み、そしてカフェができたりして、少しずつ町が活性化しだしたのである。

 なんとなく私の頭にあった理論が、現実のものになりつつあるわけだ。古い言葉でいえばニューローカリズムなのである。これはすこし研究して、全国の人口減少に悩む町村を活性化させる具体的な方法になるのではなかろうか。

 それは働き方の大きな意識改革だといってもよい。企業誘致ではなく人材誘致という新しい考え方でもある。東京で働くばかりが私達の人生ではない。そんなことを徳島県移住PR映像「東京のこどもと徳島のこども」(注)をみると、うーーんやったな!、と思うほど説得力の高い映像である。それはいろんなことを教えてくれる映像でもある。

 そんな本気度100%の徳島県の施策をみていると、今後に続く自治体が登場するだろう。そんなムーブメントが数多く集積すると、東京一極集中という今の都市構造が少しは変わってくるのかもしれない。だから今、期待の徳島県なのである。

 

(注)

徳島県:徳島県移住PR映像「東京のこどもと徳島のこども」

http://www.vs-tokyo.jp/archives/4/

 

沖縄県儀志布島自津留水路

NikonW300、NIKKOR 5X OPTICAL ZOOM4.3-21.5mm、F2.8-4.9

 ISO125,焦点距離11mm、露出補正0,f/4.4,1/400 

 

コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

PEN LIFE1568. ビッグデータ

2018年09月19日 | diving

 ビッグデータというのは、一般的なソフトやコンピュータでは扱えないぐらいの大規模なデータという概念だ。コンピュータには、エクサバイト(注)以上のデータは扱えないとするコンピュータ上のMaxの限度があり、我々の仕事はこの範囲内で行っている。だからエクサバイト以上のデータ量がビッグデータということになる。

 研究の世界で課題になるのは、こうしたエクサバイト以上のデータを扱う量子力学をはじめとする巨大科学と呼ばれている分野だ。複数のコンピュータをつなぎ並列処理でやらなければならないほどのデータを解析することになる。

 ただどんな場合でも、現在及び過去のデータしか入力できないという宿命がある。だから未来は過去データから予測式をたてるほかないわけであり仮説でしかない。過去のデータいかんでは予測式次第でいくらでも未来の仮説が描ける。それって予測というのだろうか。そう考えれば、コンピュータが貴方の未来を決める、ということは論理的にありえない話だ。

 それに異種の大量のデータを組み合わせることによって、母集団という概念を外れて偏った解析結果をはじきだし、それに我々の生活が従わなければならないとしたら、どう考えても不愉快な話だ。多分文科系自治体はなにもわからないから、そんな非合理的で非科学的なことをやらかすかもしれない。研究者からみれば不適切なデータ配列と解析にはあまり意味がないとみているが、それを住民行政に当てはめる・・おおっ、それは、こちらとしては迷惑な話だ。

 さてその自治体のダミーデータを簡単に作成してみた。6桁のコードナンバー、,氏名、生年月日、年齢、性別の基本データのみとしてて10万人分作成。そしたら容量は131KBだった。実際にはもう少しデータが加算されるが、それでも人口10万人の自治体の住民データ量だとWEBメールで簡単に送れる程度だ。国民全体なら外付けハードディスク1台に納まるんではないですか。だからその程度ではビッグデータではない。

 もっと正確にやるならば戸籍謄本の記述部分をデータ化してモデルを作成してみればよい。それとてせいぜい外付けHD程度のデータ量ではないですか。

 昨日のファンドマネージャーの話にあった予測(過去の投資データの推移程度のデータ量)では、とてもビックデータではないし人工知能というほどのものでもない。

 どうもビックデータとか人工知能という言葉が一人歩きしているようだ。そもそもコンピュータで単独処理できる1エクサバイト以下のデータは、ビッグデータではなく普通のデータでしかない。だから店舗のポスレジ程度のデータを経年的に蓄積したところで、その程度ではビックデータにはならんでしょう。ホントにメカ音痴が多くて困ったもんだ。

  コンピュータの並列処理というのは、私達の3DCGのレンダリングではよく行う方法であり、大学時代でも複数の最速マシンをつないで3DCGを制作したことがある。だからこのソフトには、大概並行処理ができるコマンドがついている。まあ、その方が一晩かかるジョブが3時間程度でできるのだから早いわけである。

注:1エクサバイト=10の18乗バイト=1,073,741,824GB、約10億GB

 

沖縄県渡嘉敷島知志

OLYMPUS E-M1、M,ZUIKO DG FISHEYE8mm/F1.8

 ISO400, 露出補正-0.7,f/1.8,1/60 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

PEN LIFE1567. 颱風と泡盛

2018年09月18日 | diving

 超大型颱風が方向転換したおかげで沖縄ではほぼ毎日潜れた。

 本当は、沖縄で超大型颱風が通過する前提で予定をたてていたし、1日ダイビングはお休みにしていたぐらいだ。

 もし沖縄本島を直撃したらどんなだったろう。

 多分ホテルの建物が揺れるぐらいの風が吹いた。沖縄の家の大半はコンクリート造だし、台風慣れしているのでテレビで映画を見ながらすごしていたか、あるいは台風の猛威の中をゆきつけのスナックにしけこみ、朝までお酒をのんでたわいない会話で盛り上がるどこか非日常的な時間の過ごし方がをしていたかもしれない。

 実際沖縄では、台風が来ると会社や学校は休みだから、飲み屋にしけ込んで朝までお酒を飲んでいるという話はよく聞いた。つまり颱風と泡盛というわけだ。もちろん、それは颱風に対する構えができているから心に余裕があるわけだが。

 それにひきかえ関西の都市は情けないところがある。関空は浸水で閉鎖され、大阪市内では民家の屋根が飛ばされ壁が被害を受けていたのを目撃したし、不在にしていた我が家のテレビアンテナは横倒しとなり、颱風通過の時間を楽しむどころではなかった。

 昔、私の実家は戸建ての民家だったから、台風接近というと雨戸に釘を打ち付けて飛ばされないようにし、屋外のモノは室内に入れ、停電に備えて蝋燭や食べ物を用意し、颱風がやってくると雨戸がガタガタと音を立て建物は揺れ、子供心に飛ばされやしないかと心配し、どこか不安で暗い時間だった。だから早々に寝てしまった。翌日眼が覚めると青い空が輝いていた。

 今は住宅の居住性能も高いので備えあればの颱風は、その自然の鼓動を感じるよい機会のはずだ。土地によっては警戒するばかりが颱風ではないだろう。こういうときマンション住まいは楽だよね。

 そんな幼少期の暗い体験があるから、今は颱風通過の特別な時間を楽しみたいと思うのかもしれない。

 

沖縄県渡嘉敷島知志

OLYMPUS E-M1、M,ZUIKO DG FISHEYE8mm/F1.8

 ISO200, 露出補正-0.7,f/3.2,1/200 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

PEN LIFE1566. 人工知能!?

2018年09月17日 | diving

 証券会社のセールスマネージャーから電話があった。もちろん新しいファンドがあるので今が買い時だからいかがですか?、という内容だった。

 そのときに人工知能!?をつかって予測しているんですよという話だった。はて!、その人工知能とはどんなものだろうかと思っているときに、タイミングよくNHKスペシャル「人工知能:天使か悪魔か、2018未来がわかる、その時あなたは」( 18.09.15放映)があったのでYouTubeでみていた。まあそれで天候予測や犯罪予測や心臓手術の患者を決めるという内容であった。

 でっ、その方法が・・・なになに!、ビッグデータを幾つかのパターンに分けて、目の前にある現象がどのパターンに該当するかをプログラム化したものだというTVの説明を聞いていると、あら!、それってクラスター分析とか主成分分析そのものではないですか・・・。つまりアイテム・カテゴリーを設定し、ビッグデータを多変量解析を用いて類型化や主成分毎に仕分けし、目の前の現象のサンプルがどのパターンに該当するかを付加した一連のプログラムではないですか。当然その過程は、計算式だし人間が知る必要もないので無視されるからブラックボックス化されるよね。

 その程度の人工知能なら、10万円で販売されているIBMのブログラムを使えばよいし、それは私のMacにもSPSSが入っているから簡単にできることだ。それに個別毎のデータとの比較ができればよいわけだから今の速度の速いPCで再解析すれば、個別データがどのタイプに属するかということと、サンプルスコアがでますよね。それからあとは単純統計とインターフェースの世界だから、つまり、なんだあ・・・、の世界だったわけである。

 ビッグデータを、どのようなアイテムカテゴリーで仕分けるかが重要なポイントであり、そこがうまくスルーできれば結構使える解析方法ではある。というのも現象は常に何らかの関係性をもっている、あるいは持っていない、というのが前提にある。

 その程度のことで、天使か悪魔とか、未来がわかるとか、そのときあなたは、なんて大げさなタイトルをつけたり、ブラックボックスなどというあたりが、いかにも文科系の放送局だ。ブラックボックスというのは、人間がそのプロセスを認識しなくても済む、あるいは認識する必要がない、ということからプログラム化し表示されないということだろう。

 まあ犯罪予測につかうのはいいけどさ、仮に犯罪者が犯罪の成功率という逆視点からデータをいれてパターン化したらどうなるんだい。どういう条件の時に犯罪が起きるかということは、逆視点でみれば、どういう条件の時に銀行強盗は成功するのか、という見方も成り立つよね。つまり警察データの反対側の概念だ。そうなると結果として警察といたちごっこではないですか。

 社会やメディアがいうところの人工知能というのは、その程度のものだったかと工学系の人間には笑える世界だ。私は多変量解析を多用して学術論文を書いてきたから、いまさら新しい知識ではない。まったくもう文科系というのは、センセーショナルな言葉ではしゃぎ回るんだね。うがったみかたをすると現在の人工知能というのは、ソフト会社の販売戦略用語なんだろう。それに、踊らされないことだとは思うが、他人のビジネスの邪魔はしたくないので、この話題はこのあたりでおいとま。

 それにしても海中洞窟はずいぶん暗いよな。ライトをつけていてもISO1600で絞り開放でシャッター速度1/50だからね。ライトがなければ全く映らないだろう世界だ。明るい魚眼レンズというのは、結構便利なんだよね。はやくニコノスで・・・。

 このブログも書きためようとしたら、昨日は2日分まとめてアップしてしまった。まあいいか。

 

沖縄県渡嘉敷島知志

OLYMPUS E-M1、M,ZUIKO DG FISHEYE8mm/F1.8

 ISO1600, 露出補正-0.7,f/1.8,1/50 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

PEN LIFE1565. "ニコノスと魚眼レンズ"

2018年09月16日 | diving

 海底の洞窟のなかは、プランクトンや浮遊物があるので、ライトを使う限り、小さな白い泡状のモノが光に反射して映り込んでしまう。精々ライトの向きを帰るぐらいで、これをかわすしかないだろう。ひどいときには、浮遊物にピントが合ってしまうぐらいだ。つまり海中は浮遊物が大変多い。だから海水が思わず口に入ると、ゲッ!、しょっぱくてまずいと感じる。

 沖縄の海は、本土と比べれば格段に透明度が高いが、それでも見える範囲は30m位だろうか。だからコースの全貌が見えることはない。そんななかをコンパスをたよりにゆくわけであるから、インストラクターがいなければ迷子になる。迷子になったら安全停止をして浮上し、自分達のボートを探すほかない。まあそんな不幸は滅多にないが、見えない世界を探検している気分ではある。

 どんな場合でも水中では、魚眼レンズが風景を容易に納めやすいので水中のスタンダードレンズといえ、オリンパスブルーは大変綺麗だが、いかんせん1種類の機材とハウジングでしか使えないというのは、もう困りもの以外の何物でもない。それでいてハウジングのシステムといえるのだろうか?。

 こちらは大きな機材を無理無理もってゆくのであって、本来ならもっと小さな機材に魚眼レンズという組み合わせで持って行きたい。それが今のオリンパスでは不可能なのだ。いくら青い色が綺麗でもシステムが不適切なら使えない。だから私のオリンパス・システムは見切り処分にして、小さなニコンW300にするわけ。ただしこれは中景から遠景の画質や色が悪く今ひとつなのだ。だからミスター・ニコン!!、はやく小さく高性能な"ニコノスと魚眼レンズ"(水中の透明度を知るためにも距離表示が欲しいが)、そんなのを出してくださいとせつに願うばかり。

 

沖縄県渡嘉敷島知志

OLYMPUS E-M1、M,ZUIKO DG FISHEYE8mm/F1.8

 ISO400, 露出補正0,f/1.8,1/60

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする