昔はダイエーのスーパーが入っていたジュンク堂のビル裏の道から1mにも満たない路地を入ってゆくと、もうポロ屋といいたくなるゲストハウス月光荘にゆく。
ナイクブ古墳群に面しているので、そこだけ緑が多い都心とは異なる空間だし、これに面して立ち並ぶ民家群が、もう台風の風雨と時間の経過で、次の台風で飛ばされそうなボロ屋ばかりである。その一角にゲストハウス月光荘がある。もちろんリーズナブルな料金で泊まれるゲストハウスだが、泊まるのには割り切りと覚悟がいる。
月光荘の路地向かいに半屋外の居酒屋がある。半屋外はこの地方の気候を考えれば、適切な作り方であるが、やはり見事にボロだ。
ポロ屋であるまでは我慢の限度だが、一気に幻滅したのは路地沿いに山積みのゴミが放置されていることだ。やはり衛生面では問題もある。こういうところこそ市はせっせとゴミ清掃に勤めればよいのだが、あまり行われておらず、なにかしらのいきさつがあるのだろうか。こうした不潔感にリュウキュウアオヘビが出没するだって!、もうやってられないよと思うけどな。
沖縄は、台風が頻繁に訪れ湿度も高いので、概して木造の建築回りはジメジメしている。だから建物の傷みも早いし見事なポロ屋も多い。そりでいて人が住まなくなると、一気に旺盛な植物が建物を覆い隠してしまう。沖縄は、なんともワイルドなところだ。
そんな那覇市街地の戦前の風景模型でも。こうしたジオラマは、結構昔の街のイメージがよく伝えられて面白い。いっそ全国の博物館でこんなジオラマ模型を制作展示したらと思う。というのも日本の大半の町は戦災で焼けてしまったので、精密な模型で往事をイメージできてる体験は貴重だと思われるが。
さて昨日は、台風24号チャーミーの影響を、那覇市内琉球新報のライブ画像をYouTubeでつけっぱなしにしてみていた。まともにライブが見られたのはこれぐらい。後はアクセスが集中してパンクしたか?、それとも停電か?。それともカメラが飛ばされたか?。8箇所設置してある宜野湾市のライブカメラに至っては全く見られない。災害時には役立たない自治体WEBサイトだ。
昨晩から台風の進路予報を観察していると、進路が東へ東へと微妙に動いていることがわかる。それは上空の偏西風と高気圧が西から東へ動いているためである。昨日22時時点では、紀伊半島あたりに上陸し大阪府、滋賀県を通過してゆくコースが予想されている。それは天気図にみる気圧配置が東へ30km位で移動しているから、予報よりもう少し東側に進路をとるのではないかと私は推測した。それは和歌山県から奈良県、三重県、名古屋を抜け長野県を袈裟懸けする伊勢湾台風コースだ。
本来ならば大いに東へ押し流されて太平洋側の海上を進んで欲しいのだが、今朝時点の予報ではその可能性はなく東にも流されていない。つまり四国の一部、大阪府南部、滋賀県を通過する室戸台風コースに近い。つまり関西直撃コースが濃厚。伊勢湾か室戸か、あるいは関西か中部圏かとする微妙な角度のずれで進路が違うわけだ。
スマホが京都市内に緊急速報を流し始めた。なんとスマホを手に取ると情報が消えてしまうではないか。全く役に立たない緊急速報だね。そんなときにiOSのバージョンアップだってさ。もう大笑い、バージョンアップ中だから、避難速報流しても届かんよ。
戦前の那覇の市街地:那覇市立博物館蔵
2018年9月4日、沖縄県那覇市沖映画通り裏
NikonF3、AiAF Nikkor50mm/F1.4、RDP2
デュープ機材:Canon EOS1DsMark3、EF macro50mm/F2.8