さぁ!いよいよ最終戦です。。。この場では土花吉の「引退、インタイ」と書いてはいますが実は
我らがチーム・カメラータのエースライダーでもある相棒「バンさん」もこれで暫くは休止?かもで、お互い
「有終の美」を飾るべく土花吉たちが到着後、暫くしてバンさんも到着。
持ち込んだ石油ストーブの前で陣取り、気になるは天候の空を眺める土花吉の妻。
今回は参加台数も多分、過去最高のGPクラス:58台 オープンクラス:29台の総勢87台。
人とバイクで賑わう中、いつものようにライダースミーティング後、GPクラスをゼッケン順に二つに割り
曇り空の下、路面ウェットのフルコースサーキットでの予選開始。
先ずは土花吉がcamerataGP11に履かせたレインタイヤの具合と久しぶりに火入れをした
マシンの調子を観ながら6ラップほど流す。
初のレインタイヤの感触とギアがシフトしないような抜感があることを伝えバンさんと交代。
バンさんも6ラップほど流し、土花吉より少し速いタイムを出し、残り時間は有るものの早めに
予選を切り上げる。
そして、予選結果。。。ななっ何とPP!(当然、チーム初)。偶然が作り出した産物とは言え
嬉しいものでやっぱ、バンさんは「持ってます」。。。ねっ。(笑)
嬉しさの余り、サイティングラップ前のピットレーンの先頭で記念撮影。
そんな30台近くを引き連れての圧巻の先頭でのサイティングラップをこなした後、いよいよル・マン式スタート。
一歩遅れた分、#93(APE100)に先行を許すも、他車をこの2台が引き離しレースが始まる。
2ラップ目のバックストレートでスリップに入りかけるも抜けない・・・。ピットウォールで叫ぶ「イケ---!」
(後で分かったのですが#37さんから見せて頂いた動画で1ラップ目オープニングラップでした。)
そんな次の周、#56がメインストレートに戻って来ない・・・。コース奥の方では黄旗。
暫くして、バンさん自力で緊急ピットイン。奥の第5ターン、左コーナーでスリップダウンにより転倒したらしい。
(そう言えば、サイティングラップ後に第2と第5コーナーでマシンが滑ると言ってたバンさん)
予選はレインタイヤだったものの決勝は路面が乾き出して来たためドライタイヤへ急遽交換。
しかし、路面は未だハーフウェット・・・それが裏目に出たか・・・。
しかぁ~し、ここでも「持ってます」バンさん。バンさんも怪我もなく、マシンもほぼ無傷でステップ
ベグの手での増し絞め程度で再スタートを切れる状態を確認。そして、ピットアウト。
追い上げに掛かるバンさん。。。
そして、1回目のライダー交代で未だハーフウエット状態のコースをマシンを倒せず、いつものフォームで
何とか周回を重ねる土花吉。
しかし、前方にマシンが現れると火が点いちゃいます。
そして、交代でバンさんの走り。
少しコースも乾いて来たためタイムも伸びて来る。。。
そして、最後のライダー交代。。。バンさんに「最後の走り、気を付けて楽しんで。」と送り出される。
楽しみます。。。
気ぃも付けます 。。。
でも、やっぱ「楽しいぃ---!」
ってな、調子こいてると残り5分ぐらいのところで雨が・・・それも本降り。
そして突然、カメが吹け上がらない・・・。でも何とか、なんとか、この左手に掲げられたチッカーフラッグ。
ここには辿り着かなければ・・・。
そして。。。タイムを相当落としレインシァワーも浴びながら、吹け上がらないカメと這うように辿り着く。。。
「無事、完走ですっ!」
これで昨年の6月、初めて「under99」にjust100で挑んで以来、全戦完走!
思い起こせば、ノーマル50ccエンジン、ライトチューンのcamerataGP(通称:カメ)でよくここまで
戦えたと思います。参戦2戦目からは無理にバンさんをチームに引き込んだ感もありますが
バンさんのお陰で土花吉自身のライディングも変わったと思うし、タイム的には及ばないものの
少しづつタイムを縮めることも出来ました。今回のラストランにあたりサーキットで「引退なんて」って
お声を掛けていただいたみなさん。本当にありがとうございました。
みなさんのお陰で良い経験もでき、楽しい思い出もいっぱい残すことが出来ました。
今の2輪業界ならびにモータースポーツ界において「under99」のようなサンデーレースが
重要なところに位置することを思い知らされました。
ヒトと競うレースという場では色んなことが学べます。自分の身を任せるマシンの安全性、信頼性
については普段、町で乗るバイクのメンテにも繋がることで、自身の完全は元よりそれを怠る
ことでヒトに迷惑を掛けてしまう場合も有るということ。コースを走る上でのマナーもそうだし、
何と言っても危険なモノと一般的には思われがちな二輪をいかに自身の技量で操るか
又、操るためにはどうしたら良いのか。それを学びスキルを上げ一般道の走行にも役立てる。
そこに、サンデーレースの役割があると実感しました。
ミニバイクレース。草レース。たかがサンデーレースですが「されど」サンデーレース。
最後にレース主催者をはじめレース運営の方々やスタッフの方々。オフィシャルの人達。みなさん
「本当にありがとうございました。」
「under99」の益々の発展と2輪業界への今後も変らぬ貢献を願いまして「参戦最終記事」といたします。。。土花吉