ルイガノ旅日記

あちこち出かけた場所で目にとまったもの、
心惹かれたものを紹介しています。
よかったらおつきあい下さい。

ふじの寺 ~ 吉祥寺

2009年04月26日 | 北九州
八幡西区香月にある吉祥寺。
「ふじの寺」としてその名を知られており、この季節、訪れる人が後を絶たない。
ふじ棚が続く境内は、今が盛りの藤の花で覆い尽くされている。


これまで、こんな見事な藤を見たことがなく、ただただ感動・・・・。
誰もが、腰を屈めながら、見事な風情のふじ棚を鑑賞している。
これだけの藤が集まると、香りも華やかだ。


原木から伸びる枝がふじ棚の四方に広がる様は、奈良興福寺の阿修羅像を髣髴とさせる。

(ちなみに、興福寺の阿修羅像は、7月から2ヶ月間、大宰府の九州国立博物館
で展示されます。興福寺では正面からしか見ることができない阿修羅像ですが、
この時は、ガラスケースなしで全周から鑑賞できるそうです)

これも初めて見る真っ白な藤・・・・・・。


境内から更に階段を上がってふじ棚を見下ろすと、こんな風景が広がる。
山頂から雲海を眺めているような不思議な感じ・・・・・。


こじんまりとした庭では、境内とは異なる種類の藤が見頃を迎えていた。


桜で言えば「八重」のような、幾重にも重なった花弁が可愛らしい。


吉祥寺の裏手から延びる遊歩道の先には、公園や展望台が整備されている。
地面にシートを広げて、弁当持参で寛ぐ人も・・・・。気持ちよさそう。


昨夜の雨で、ツツジの花びらも瑞々しく艶やか。


裏山の竹林で顔を覗かせる筍。
ふじ棚に使われる竹は、この竹林から切り出すのだそうだ。



寺の前では、大きく、甘く熟した朝採り「あまおう」が販売されていた。


前夜の雨で、藤の花も少なくなり、
色あいも薄まってしまったとのアナウンスがありましたが、
まだまだ鑑賞に堪える見事なふじ棚に、すっかり感動しました。
コメント (4)
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