長梅雨の後は連日の猛暑です💦
わが家は今、外壁塗装工事の真っ最中。この炎天下の作業は本当に大変だと思いますが、黙々と仕事に打ち込んでおられる姿に頭が下がります。
さて、7月に観た映画(備忘録)です。先月は6本とちょっと低調でしたが、内容は濃かったです。初めてApple TV+も利用しました。(一部ネタバレを含んでいますのでご注意ください)
①『アップグレード Upgrade』ローガン・マーシャル=グリーン、 ベティ・ガブリエル(2018年)
AIが発達した近未来、妻と平穏な生活を送っていたグレイ。ある日、乗っていた車の制御を奪われ何者かに襲われます。妻アシャは殺され自身も全身麻痺となりますが、最新のAIチップ「STEM」を脳に埋め込む実験を受け入れ、その制御により人間離れした身体能力を手に入れます。グレイは自分の頭の中でSTEMと意思疎通しながら事件の真相を追求。妻を殺害し、自分を廃人に追い込んだ組織に復讐を始めます。
STEMがグレイを制御したときの体の動きは超人的。キアヌ・リーブス主演の「マトリックス」を思い出しました (^-^)ゞ
②『グレイハウンド GREY HOUND』トム・ハンクス(2020年)
2次大戦、アメリカがヨーロッパ戦線に大量の人員・物資を輸送することになり、米海軍将校ジョージ・クラウスがその船団を護送するグレイハウンド艦長に任命されます。大船団を率いてわずか数隻の戦闘艦を指揮し、ナチスドイツの潜水艦Uボートとの熾烈な戦いに挑むクラウス艦長。経験未熟で悩み、苦悶しながらも艦長としての任務を全うするために奮闘する姿が描かれています。
この映画は、当初ソニーが2020年の目玉作品として6月19日に公開する予定だったのですが、新型コロナの感染拡大のあおりを受けて劇場公開が中止されました。その後、米配信サービス大手の間で争奪戦が繰り広げられ、最終的にはApple TV+が推定7000万ドル(約75億円)の高値で落札したという、いわくつきの映画です。
③『ナイロビの蜂 The Constant Gardener』レイフ・ファインズ、レイチェル・ワイズ(2005年)
ケニアのナイロビに駐在する外交官ジャスティンとその妻テッサ。弁護士で人権活動家のテッサは、ある日、謎の死を遂げます。ジャスティンはその事件を追求していく過程で、テッサが自らの信念でケニアにおける製薬会社の非人道的な治験(人体実験)を調査していたこと、そのために製薬会社や政府が絡んだ陰謀に巻き込まれていたことを知りました。危険な調査に夫を巻き込まないために秘密を通していたテッサの愛情にも気づいたジャスティンは、身の危険を顧みず真実を求めて戦いを挑みます。
④『僕のワンダフル・ライフ A Dog's Purpose』ブライス・カイザー、デニス・クエイド、ペギー・リプトン、ジョシュ・ギャッド(2017年)
ゴールデン・レトリバーの子犬ベイリーは、自分の命を救ってくれた少年イーサンと固い絆で結ばれますが、やがて寿命を終えてしまいます。愛するイーサンに会いたい一心で生まれ変わりを繰り返したベイリーは、3度目でようやくイーサンに出会えました。イーサンはこの犬がベイリーだとは知らず「バディ」と名付けましたが、遂にはベイリーの生まれ変わりであることに気づきます。そこに若き日の恋人ハンナが登場し……。
主人公の犬ベイリーの声は、ディズニーの「アナと雪の女王」でオラフの声を演じたジョシュ・ギャッドだそうです。
続編の『僕のワンダフル・ジャーニー』が今年公開されました。
⑤『ハドソン川の奇跡 Sully』クリント・イーストウッド(監督)、トム・ハンクス、アーロン・エッカート(2016年)
2009年1月15日、乗客乗員155人を乗せたUSエアウェイズ1549便はニューヨークのラガーディア空港を離陸。巡航高度に到達する前に鳥の群れと衝突し(バードストライク)、両エンジンの推力を失います。機長のチェズレイ・“サリー”・サレンバーガーは、ラガーディアに引き返すことも他の空港に着陸することも不可能と判断し、眼下のハドソン川への着水を決心。十分な高度がなく対処の余裕がない中、サリー機長は困難な着水を成功させ、その後も浸水する機体から乗客を誘導し、奇跡的な全員生還を果たしました。
機長は国民的英雄として称賛されながら、その判断を巡って国家運輸安全委員会(National Transportation Safety Board:NTSB)の厳しい追及を受けます。NTSBがシミュレーションした結果、1549便はラガーディアにも他の空港にも着陸可能であり、サリー機長の判断は乗員乗客を危険に陥れる無謀な賭けだったと結論づけたのです。国民の英雄、一転して事故の容疑者となったサリー機長が、事故の状況と自身の判断、シミュレーションと現実との乖離を、公聴会の場で冷静かつ抑制的に主張する姿が印象に残りました。
すべての可能性、原因を追究するあまり、事故の調査というのは往々にしてそのような結論を導きがちです。事故調査においてサリー機長や副操縦士が置かれた立場や不安に苛まれる様子に身をつまされる思いでした。ちなみに原題の「Sully」は、私のニックネーム「Duke」と同じく、サレンバーガー機長のニックネームです(^^♪
⑥『ラストレター』松たか子、広瀬すず、森七菜、福山雅治、神木隆之介、豊川悦司(2019年)
前作『Love Letter』に続く岩井俊二監督の作品です。
高校3年で転入した乙坂鏡史郎は同学年の遠野未咲に一目惚れ。未咲の妹 裕里は同じ生物部に入部してきた鏡史郎に密かに恋心を抱きます。大学卒業後小説家となった鏡史郎は、未咲への思いを『未咲』という小説に託しますが、いつのまにか二人は疎遠になってしまいました。
それから歳月が流れ、不幸な結婚で傷つき病気がちだった未咲は自殺。未咲宛てに同窓会の案内状が届き、姉の死を知らせるため、同窓会に出席した裕里は初恋の相手、鏡史郎と再会しました。姉の死を伝えきれず、未咲と誤解されたまま鏡史郎と裕里の文通が始まるのですが、鏡史郎が未咲の実家宛に返事を出したことから、その手紙が未咲の娘 鮎美と裕里の娘 颯香に届いてしまいます。鮎美と颯香は未咲の代わりに鏡史郎に手紙を出すことに……。
主人公 裕里を松たか子、未咲の娘 鮎美と高校生時代の未咲を広瀬すず、鏡史郎を福山雅治、高校生時代の鏡史郎を神木隆之介が演じています。
新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかかりませんね。昨日は全国で1,500人以上の新規感染者が発生。私が住む福岡県を含め、各地で新たな感染者が過去最多を更新しています。改めて油断を戒め、気を引き締めて暮らしていきたいと思う今日この頃です。
わが家は今、外壁塗装工事の真っ最中。この炎天下の作業は本当に大変だと思いますが、黙々と仕事に打ち込んでおられる姿に頭が下がります。
🍀
さて、7月に観た映画(備忘録)です。先月は6本とちょっと低調でしたが、内容は濃かったです。初めてApple TV+も利用しました。(一部ネタバレを含んでいますのでご注意ください)
①『アップグレード Upgrade』ローガン・マーシャル=グリーン、 ベティ・ガブリエル(2018年)
AIが発達した近未来、妻と平穏な生活を送っていたグレイ。ある日、乗っていた車の制御を奪われ何者かに襲われます。妻アシャは殺され自身も全身麻痺となりますが、最新のAIチップ「STEM」を脳に埋め込む実験を受け入れ、その制御により人間離れした身体能力を手に入れます。グレイは自分の頭の中でSTEMと意思疎通しながら事件の真相を追求。妻を殺害し、自分を廃人に追い込んだ組織に復讐を始めます。
STEMがグレイを制御したときの体の動きは超人的。キアヌ・リーブス主演の「マトリックス」を思い出しました (^-^)ゞ
②『グレイハウンド GREY HOUND』トム・ハンクス(2020年)
2次大戦、アメリカがヨーロッパ戦線に大量の人員・物資を輸送することになり、米海軍将校ジョージ・クラウスがその船団を護送するグレイハウンド艦長に任命されます。大船団を率いてわずか数隻の戦闘艦を指揮し、ナチスドイツの潜水艦Uボートとの熾烈な戦いに挑むクラウス艦長。経験未熟で悩み、苦悶しながらも艦長としての任務を全うするために奮闘する姿が描かれています。
この映画は、当初ソニーが2020年の目玉作品として6月19日に公開する予定だったのですが、新型コロナの感染拡大のあおりを受けて劇場公開が中止されました。その後、米配信サービス大手の間で争奪戦が繰り広げられ、最終的にはApple TV+が推定7000万ドル(約75億円)の高値で落札したという、いわくつきの映画です。
③『ナイロビの蜂 The Constant Gardener』レイフ・ファインズ、レイチェル・ワイズ(2005年)
ケニアのナイロビに駐在する外交官ジャスティンとその妻テッサ。弁護士で人権活動家のテッサは、ある日、謎の死を遂げます。ジャスティンはその事件を追求していく過程で、テッサが自らの信念でケニアにおける製薬会社の非人道的な治験(人体実験)を調査していたこと、そのために製薬会社や政府が絡んだ陰謀に巻き込まれていたことを知りました。危険な調査に夫を巻き込まないために秘密を通していたテッサの愛情にも気づいたジャスティンは、身の危険を顧みず真実を求めて戦いを挑みます。
④『僕のワンダフル・ライフ A Dog's Purpose』ブライス・カイザー、デニス・クエイド、ペギー・リプトン、ジョシュ・ギャッド(2017年)
ゴールデン・レトリバーの子犬ベイリーは、自分の命を救ってくれた少年イーサンと固い絆で結ばれますが、やがて寿命を終えてしまいます。愛するイーサンに会いたい一心で生まれ変わりを繰り返したベイリーは、3度目でようやくイーサンに出会えました。イーサンはこの犬がベイリーだとは知らず「バディ」と名付けましたが、遂にはベイリーの生まれ変わりであることに気づきます。そこに若き日の恋人ハンナが登場し……。
主人公の犬ベイリーの声は、ディズニーの「アナと雪の女王」でオラフの声を演じたジョシュ・ギャッドだそうです。
続編の『僕のワンダフル・ジャーニー』が今年公開されました。
⑤『ハドソン川の奇跡 Sully』クリント・イーストウッド(監督)、トム・ハンクス、アーロン・エッカート(2016年)
2009年1月15日、乗客乗員155人を乗せたUSエアウェイズ1549便はニューヨークのラガーディア空港を離陸。巡航高度に到達する前に鳥の群れと衝突し(バードストライク)、両エンジンの推力を失います。機長のチェズレイ・“サリー”・サレンバーガーは、ラガーディアに引き返すことも他の空港に着陸することも不可能と判断し、眼下のハドソン川への着水を決心。十分な高度がなく対処の余裕がない中、サリー機長は困難な着水を成功させ、その後も浸水する機体から乗客を誘導し、奇跡的な全員生還を果たしました。
機長は国民的英雄として称賛されながら、その判断を巡って国家運輸安全委員会(National Transportation Safety Board:NTSB)の厳しい追及を受けます。NTSBがシミュレーションした結果、1549便はラガーディアにも他の空港にも着陸可能であり、サリー機長の判断は乗員乗客を危険に陥れる無謀な賭けだったと結論づけたのです。国民の英雄、一転して事故の容疑者となったサリー機長が、事故の状況と自身の判断、シミュレーションと現実との乖離を、公聴会の場で冷静かつ抑制的に主張する姿が印象に残りました。
すべての可能性、原因を追究するあまり、事故の調査というのは往々にしてそのような結論を導きがちです。事故調査においてサリー機長や副操縦士が置かれた立場や不安に苛まれる様子に身をつまされる思いでした。ちなみに原題の「Sully」は、私のニックネーム「Duke」と同じく、サレンバーガー機長のニックネームです(^^♪
⑥『ラストレター』松たか子、広瀬すず、森七菜、福山雅治、神木隆之介、豊川悦司(2019年)
前作『Love Letter』に続く岩井俊二監督の作品です。
高校3年で転入した乙坂鏡史郎は同学年の遠野未咲に一目惚れ。未咲の妹 裕里は同じ生物部に入部してきた鏡史郎に密かに恋心を抱きます。大学卒業後小説家となった鏡史郎は、未咲への思いを『未咲』という小説に託しますが、いつのまにか二人は疎遠になってしまいました。
それから歳月が流れ、不幸な結婚で傷つき病気がちだった未咲は自殺。未咲宛てに同窓会の案内状が届き、姉の死を知らせるため、同窓会に出席した裕里は初恋の相手、鏡史郎と再会しました。姉の死を伝えきれず、未咲と誤解されたまま鏡史郎と裕里の文通が始まるのですが、鏡史郎が未咲の実家宛に返事を出したことから、その手紙が未咲の娘 鮎美と裕里の娘 颯香に届いてしまいます。鮎美と颯香は未咲の代わりに鏡史郎に手紙を出すことに……。
主人公 裕里を松たか子、未咲の娘 鮎美と高校生時代の未咲を広瀬すず、鏡史郎を福山雅治、高校生時代の鏡史郎を神木隆之介が演じています。
新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかかりませんね。昨日は全国で1,500人以上の新規感染者が発生。私が住む福岡県を含め、各地で新たな感染者が過去最多を更新しています。改めて油断を戒め、気を引き締めて暮らしていきたいと思う今日この頃です。