Enoの音楽日記

オペラ、コンサートを中心に、日々の感想を記します。

「あんやたん」写真展

2009年05月04日 | 身辺雑記
 この連休は穏やかな天気が続いていますが、皆さん、いかがお過ごしですか。
 私は、とくに予定もなく、毎日のんびり過ごしています。
 昨日は、横浜に行ったついでに、日本新聞博物館に寄って「あんやたん」写真展をみてきました。沖縄タイムスの創刊60周年を記念する事業で、敗戦直後からアメリカ占領時代をへて本土復帰、そして現在にいたる沖縄の歩みを報道写真でたどったものです。
 「あんやたん」とは沖縄の言葉で「あんなだった」という意味だそうです。

 写真展をみながら、戦後の沖縄の歩みは、やはり特別なものだと思いました。もちろん日本のどこも大変だったわけですが、沖縄の場合は戦争末期に地上戦の舞台になったことと、アメリカの占領を経験したことによって、日本の負の部分を一身に引き受けたからです。

 私がはじめて沖縄を訪れたのは1975年3月、復帰後3年目の年でした。まだ学生でしたのでおカネがなく、東京から那覇まではフェリーで2泊だった記憶があります。泊まった民宿で泡盛をご馳走してくれて、酔っ払って突然天井がグルグルまわりはじめ、そのまま意識を失ったことが、今では良い思い出です。

 あれから何度か訪れていますが、私が沖縄のためになにかをしたかといえば、残念ながらとくにありません。昨日は、売店に「1フィート運動」の会(多くの人の募金によって沖縄戦の記録フィルムを買い取り、それを子供たちに伝える会)のDVDがありましたので、半分カンパのつもりで買ってきました。
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