3.11の直後から、(多少大袈裟にいえば)それこそ世界中で、日本のためのチャリティー・コンサートが開かれています。なかでも話題性が高かったのは、ズービン・メータ指揮N響の「第九」公演でした。当日の感動的な演奏は、今でも余韻さめやらず、といったところでしょうか。わたしは残念ながら聴きに行くことはできませんでしたが、東条先生をはじめ多くのかたのブログで、その感想を共有しました。
それにくらべると地味かもしれませんが、来たる6月5日(日)にはケント・ナガノが青山学院大学の学生オーケストラを振って、チャリティー・コンサートを開くそうです。チケットは昨日から発売されています。メータ&N響は高額なチケット代でしたが、こちらは1,500円(!)だそうです。
曲目は渋くて、思わず唸ってしまいました。
(1)バッハ:フーガの技法(野平一郎編曲)
(2)ベンテュス編曲:3つの日本歌曲(ソプラノ:中村恵理)
(3)ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」
中村恵理さんはバイエルン国立歌劇場で歌っているので、その縁で出演するのでしょう。
念のため、ケント・ナガノの公式ホームページを見てみました。たしかに5月下旬から6月上旬まではスケジュールが空いています。そこを使って、今秋のバイエルン国立歌劇場の来日公演のプロモーションのために来日し、あわせてチャリティー・コンサートを開くようです。
スケジュールを見て、圧倒されました。欧米各地を飛び回っているのは当たり前として、驚異的だと思うのは、演奏曲目が多岐にわたり、しかも大曲が並んでいることです。これだけの曲目をレパートリーに入れ、しかも短時間で仕上げていくのは、(月並みな表現ですが)たいしたものです。
Wikipediaによると、ケント・ナガノは日系4世(※)だそうです。昔、日本語は話せないという記事を読んだことがあります。もっとも、奥さまが日本人なので、今では話せるかもしれません。ともかく、英語で育った人です。けれどもその演奏には、意外なほどに日本的な繊細さが感じられます。
わたしはケント・ナガノと同い年です。そのせいもあって、このような感性の持ち主が、西洋音楽の世界で(あるいは、押しが強くて、タフな神経が必要な音楽ビジネスの世界で)どこまで成功するかを、興味深く見守っています。
(※)「チケットぴあ」の紹介記事によると日系3世。
それにくらべると地味かもしれませんが、来たる6月5日(日)にはケント・ナガノが青山学院大学の学生オーケストラを振って、チャリティー・コンサートを開くそうです。チケットは昨日から発売されています。メータ&N響は高額なチケット代でしたが、こちらは1,500円(!)だそうです。
曲目は渋くて、思わず唸ってしまいました。
(1)バッハ:フーガの技法(野平一郎編曲)
(2)ベンテュス編曲:3つの日本歌曲(ソプラノ:中村恵理)
(3)ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」
中村恵理さんはバイエルン国立歌劇場で歌っているので、その縁で出演するのでしょう。
念のため、ケント・ナガノの公式ホームページを見てみました。たしかに5月下旬から6月上旬まではスケジュールが空いています。そこを使って、今秋のバイエルン国立歌劇場の来日公演のプロモーションのために来日し、あわせてチャリティー・コンサートを開くようです。
スケジュールを見て、圧倒されました。欧米各地を飛び回っているのは当たり前として、驚異的だと思うのは、演奏曲目が多岐にわたり、しかも大曲が並んでいることです。これだけの曲目をレパートリーに入れ、しかも短時間で仕上げていくのは、(月並みな表現ですが)たいしたものです。
Wikipediaによると、ケント・ナガノは日系4世(※)だそうです。昔、日本語は話せないという記事を読んだことがあります。もっとも、奥さまが日本人なので、今では話せるかもしれません。ともかく、英語で育った人です。けれどもその演奏には、意外なほどに日本的な繊細さが感じられます。
わたしはケント・ナガノと同い年です。そのせいもあって、このような感性の持ち主が、西洋音楽の世界で(あるいは、押しが強くて、タフな神経が必要な音楽ビジネスの世界で)どこまで成功するかを、興味深く見守っています。
(※)「チケットぴあ」の紹介記事によると日系3世。