先日、近くのスーパーのワイン売り場をのぞいていたら、サン・ジミニャーノという文字が眼に入りました。サン・ジミニャーノとはイタリアのトスカーナ地方の町の名前です。これは懐かしい!ということで、一本買ってきました。ワインの名前はヴェルナッチャ。飲んでみると、のどごしがいい上品な白ワインでした。
もう何年も前ですが、年末年始の休みを利用して、サン・ジミニャーノに行ったことがあります。ミラノから汽車でフィレンツェに行き、そこからバスで入りました。
この町は、当時、ある新聞に連載されていたイタリア紀行のコラムで知りました。あの頃はヨーロッパの田舎に滞在するのが楽しくて、あちこち訪ねたものです。
サン・ジミニャーノは、中世の面影を色濃くのこす町でした。昔の建物をそのまま使ったホテルに泊まって、朝、だれもいない薄暗い食堂でパンとコーヒーの簡素な食事をとったときの光景を覚えています。窓の外には深い朝靄のかかった丘陵が広がり、ロマンチックな気分になりました。
今ではこの町は世界遺産に登録されているそうで、月日の移り変わりを感じます。
大晦日にはバスでフィレンツェに戻り、汽車でスイスのルガノに行きました。着いたときにはもう夕方。暖かかったサン・ジミニャーノとはちがって、冷たい雨が降っていました。ホテルの近くの食料品店で夕食とワインを買い込んで年を越しました。
翌朝、眼がさめたら、外は雪で一面真っ白でした。
こんな年越しもありました。
みなさんは、いかがお過ごしですか。
では、良いお年を。
もう何年も前ですが、年末年始の休みを利用して、サン・ジミニャーノに行ったことがあります。ミラノから汽車でフィレンツェに行き、そこからバスで入りました。
この町は、当時、ある新聞に連載されていたイタリア紀行のコラムで知りました。あの頃はヨーロッパの田舎に滞在するのが楽しくて、あちこち訪ねたものです。
サン・ジミニャーノは、中世の面影を色濃くのこす町でした。昔の建物をそのまま使ったホテルに泊まって、朝、だれもいない薄暗い食堂でパンとコーヒーの簡素な食事をとったときの光景を覚えています。窓の外には深い朝靄のかかった丘陵が広がり、ロマンチックな気分になりました。
今ではこの町は世界遺産に登録されているそうで、月日の移り変わりを感じます。
大晦日にはバスでフィレンツェに戻り、汽車でスイスのルガノに行きました。着いたときにはもう夕方。暖かかったサン・ジミニャーノとはちがって、冷たい雨が降っていました。ホテルの近くの食料品店で夕食とワインを買い込んで年を越しました。
翌朝、眼がさめたら、外は雪で一面真っ白でした。
こんな年越しもありました。
みなさんは、いかがお過ごしですか。
では、良いお年を。