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平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

SP

2007年11月05日 | 職業ドラマ
 警察ドラマもテロがモチーフに。
 そこでSPという職業の登場だ。

 迫る銃口。
 記者会見のテーブルの上を走っていき身を挺して守る主人公。
 その際のカットバックとスローモーション。
 映像としても面白い。
 企画が今の時代に合っている。
 いつまでも昔ながら刑事、おばさん探偵、崖ではないだろう。

 土曜日の11時という事で冒険も出来る。
 主人公はSF仕立て。劇画タッチ。
 五感から相手の様々な情報を得る能力、“シンクロ”という能力が井上薫(岡田准一)にはあるらしい。
 この点でオカルト・SF素材だが、現実(化学・物理学)に根ざした「ガリレオ」とも違う。

 切り口も本広監督作品だけに「踊る大捜査線」のテイスト。
 SPの仕事は要人を護ることであり、犯人を捕まえることではないと厳しく叱責される。→縄張り争い。本庁と所轄の対立みたいなもの。
 井上はスーツをナイフで切られ、経費で落とせないかと交渉する。
 
 全編を貫く謎もある。
 メールでテロを支援する男・組織?は何か?
 「探偵学園Q」みたいな悪の設定。
 同じ枠で言えば、ライアーゲーム事務局みたいな設定。 

 そしてドラマに欠かせないキャラクター。
 井上のとぼけた感じがいい。
 冒頭の見合い(合コン)シーン。
 岡田君のイメージとは違うダサい男で登場。
 しかし能力”シンクロ”を使って相手の女の子の嘘を見破る。
 普段はゆるいキャラでありながら、実際のSPシーンではきっちり決める。格好良くなる。
 このメリハリ。
 係長・尾形総一郎(堤真一)とのコンビネーション。
 笹本絵里(真木よう子)とのかけ合いも期待できそうだ。

 土曜11時、ぜひ尖った作品にして欲しい。


コメント
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