★湯川学というキャラクター
第6話では湯川(福山雅治)のキャラクターが掘り下げられる。
言うまでもなく湯川は理性、理論の人。
それに対して内海薫(柴咲コウ)は言う。
「人の気持ちは物理みたいに割り切れるものじゃない。人にはバカげていると思いながらどうにかしてあげたいと思う時がある」
湯川批判。
それに対して湯川。
「心の問題なら僕の守備範囲じゃない」
湯川らしいリアクションだ。
しかし一方でこんなことも言う。
船の中に閉じこめられた時のことだ。
「物理学者は数字や記号と向き合うのが仕事、単調な実験を何度も繰り返す。そんな物理学者でも喜びの瞬間がある。数式を解いた瞬間、この瞬間に物理学者は人と繋がる。物理学者は決して人間嫌いじゃない」
彼は物理という世界での引きこもりだったんですね。
物理を媒介にして世界と繋がっている。
物理を通じてコミュニケーションをしている。
直接、人と触れ合うことがなく、自分の心に他人が入ってくればハリネズミの様に針を立てる。
先程の「心の問題なら僕の守備範囲じゃない」のせりふもそうだ。
ラストの合コンは「相対性理論について話せる女性なら」というせりふもそうだ。
★薫との関係
そしてさらに一考。
湯川は薫に自分にないものを見ている。
薫は心で動く人間。
湯川はおバカだけれど、心で動くアナログの人間・薫のことが気になっている。
惹かれている?
なぜなら彼は薫になら心を開けるからだ。
そんな湯川の想いは次のようなやりとりから感じる。
「本気で誰かのためにがんばったことないでしょう?」と問う薫。
湯川は何も答えないが、客観的に見てみると彼は薫のためにがんばって事件を解決している。
物理的関心ということで薫に誤魔化しているが、彼が事件に関わる理由には薫だからというのもある。
そんな湯川の想いに気がつかない鈍感さも薫らしくていい。
このふたり、今後どうなって行くのだろう?
やはりドラマは(推理ドラマでも)人間関係が近くなったり遠くなったりするのがいい。
※追記
引きこもりと言えば「リモート」の引きこもり刑事を思い出す。
女刑事との関係や壁に何かを書いて解決する所など、よく似ている。
第6話では湯川(福山雅治)のキャラクターが掘り下げられる。
言うまでもなく湯川は理性、理論の人。
それに対して内海薫(柴咲コウ)は言う。
「人の気持ちは物理みたいに割り切れるものじゃない。人にはバカげていると思いながらどうにかしてあげたいと思う時がある」
湯川批判。
それに対して湯川。
「心の問題なら僕の守備範囲じゃない」
湯川らしいリアクションだ。
しかし一方でこんなことも言う。
船の中に閉じこめられた時のことだ。
「物理学者は数字や記号と向き合うのが仕事、単調な実験を何度も繰り返す。そんな物理学者でも喜びの瞬間がある。数式を解いた瞬間、この瞬間に物理学者は人と繋がる。物理学者は決して人間嫌いじゃない」
彼は物理という世界での引きこもりだったんですね。
物理を媒介にして世界と繋がっている。
物理を通じてコミュニケーションをしている。
直接、人と触れ合うことがなく、自分の心に他人が入ってくればハリネズミの様に針を立てる。
先程の「心の問題なら僕の守備範囲じゃない」のせりふもそうだ。
ラストの合コンは「相対性理論について話せる女性なら」というせりふもそうだ。
★薫との関係
そしてさらに一考。
湯川は薫に自分にないものを見ている。
薫は心で動く人間。
湯川はおバカだけれど、心で動くアナログの人間・薫のことが気になっている。
惹かれている?
なぜなら彼は薫になら心を開けるからだ。
そんな湯川の想いは次のようなやりとりから感じる。
「本気で誰かのためにがんばったことないでしょう?」と問う薫。
湯川は何も答えないが、客観的に見てみると彼は薫のためにがんばって事件を解決している。
物理的関心ということで薫に誤魔化しているが、彼が事件に関わる理由には薫だからというのもある。
そんな湯川の想いに気がつかない鈍感さも薫らしくていい。
このふたり、今後どうなって行くのだろう?
やはりドラマは(推理ドラマでも)人間関係が近くなったり遠くなったりするのがいい。
※追記
引きこもりと言えば「リモート」の引きこもり刑事を思い出す。
女刑事との関係や壁に何かを書いて解決する所など、よく似ている。