金八先生は説教っぽい。
そのメッセージ自体は素晴らしいのだが、ドラマとしてはどうか?
メッセージの押しつけはよくない。
さりげなく視聴者がお説教だと気づかないくらいに伝え、時は考えてもらうようなドラマにしてもらいたい。
生徒たちも全員、金八先生の授業で納得してしまうのもよくない。
そこで作品で取り上げられた金八語録だけを取り上げて書きます。
★第4話……思春期とは?
「子供というのは父と母に愛され、守られて成長します。
そして、その成長の証として、今度は見知らぬ人を愛するようになる。
これが、“思春期”です。
ここから人生のルールががらりと変わります。
そう、サッカーからラグビーが生まれたように、ここからは新しいルールになって、新しい試合が始まります。
そのホイッスルが鳴り響くとき、それが今、“思春期”です。
ここから君たちは、青春の門をくぐります。
父、母に愛され『守られる存在』ではなくて、今度は人を愛し『守ろうとする存在』になります。
人を愛し、守り抜くことが試されます」
※大人になるとは『愛され守られる存在』から『愛し守る存在』になること。
思春期はその通過点。
しかし愛することはそんなに簡単ではない。
どうしてもエゴが入ってくる。
その辺を金八っつあんは言い忘れない。
「しかし、愛というのは非常に困難な大事業でしてね。
その難しさとか厳しさを知ればこそ、お父さんはつい、口やかましくなったり無口になったりするんじゃないかなぁ」
★第5話……自分の問題を見つけなさい。
成績が悪い光也の夢は先生になること。
クラスメイトたちはそんな光也をバカにするが。
「光也の問題は、なんですか?『先生になれるかどうか』。これが、光也の持つ問題です。
問題さえ見つかれば、あとは簡単なんです。
難しいのは『問題をどうやってみつけるか』なんですよ。
光也が「先生になりたい」と言ったことを笑ったクラスの皆さん、みなさんは光也みたいな“自分だけの問題”をちゃんと持っていますか?
問題のない人、これは大変ですね。
こういう人たちは、自分を作り変えることができません。
自分を成長させることができませんので、中学校3年生のまま、大人になることになりますよ!?
問題がない限り、答えは見つかりません」
※『こう生きたい』『こんな職業について他の人に貢献したい』という想いを人はどれだけ持っているだろうか?
自分を見つめることをせず、ただ流されて生きていないだろうか?
『自分の問題』を見つけられた人は幸せだ。
なぜならその問題解決のために考え、力を注げるから。
これらの言葉は僕の自戒でもある。
これらの言葉をもっと先に知っていたら、僕の人生も変わっていただろう。
もっともこういう言葉が心に響いて来るのは、年をとってからなのだが。
若い時はともかくエネルギーがありあまっていて、欲望があって、やりたいこと楽しいことがいろいろあって、なかなか自分を見つめようとしない。
※追記
『自分の問題』を見つけられた人は幸せだ。
なぜならその問題解決のために考え、力を注げるから。
金八っつあんはアインシュタインの例を出して、このことを説明した。
劣等生だったアインシュタイン。
しかし『光とは何か?』という問題の答えを純粋に知りたいと思った。
物理学をひたむきに勉強して相対性理論を構築した。
相対性理論とは
E=MC2という数式らしいが、これだけで原子力を生み出し、ブラックホールや宇宙の始まりが説明できるという。
不思議だ。神秘的でもある。
宇宙の中には真理がある。
中世の錬金術とは案外この様なものかもしれない。
それがルネッサンスを経て科学となって。
説明できないものが神秘となり、説明できるものが科学となる。
そのメッセージ自体は素晴らしいのだが、ドラマとしてはどうか?
メッセージの押しつけはよくない。
さりげなく視聴者がお説教だと気づかないくらいに伝え、時は考えてもらうようなドラマにしてもらいたい。
生徒たちも全員、金八先生の授業で納得してしまうのもよくない。
そこで作品で取り上げられた金八語録だけを取り上げて書きます。
★第4話……思春期とは?
「子供というのは父と母に愛され、守られて成長します。
そして、その成長の証として、今度は見知らぬ人を愛するようになる。
これが、“思春期”です。
ここから人生のルールががらりと変わります。
そう、サッカーからラグビーが生まれたように、ここからは新しいルールになって、新しい試合が始まります。
そのホイッスルが鳴り響くとき、それが今、“思春期”です。
ここから君たちは、青春の門をくぐります。
父、母に愛され『守られる存在』ではなくて、今度は人を愛し『守ろうとする存在』になります。
人を愛し、守り抜くことが試されます」
※大人になるとは『愛され守られる存在』から『愛し守る存在』になること。
思春期はその通過点。
しかし愛することはそんなに簡単ではない。
どうしてもエゴが入ってくる。
その辺を金八っつあんは言い忘れない。
「しかし、愛というのは非常に困難な大事業でしてね。
その難しさとか厳しさを知ればこそ、お父さんはつい、口やかましくなったり無口になったりするんじゃないかなぁ」
★第5話……自分の問題を見つけなさい。
成績が悪い光也の夢は先生になること。
クラスメイトたちはそんな光也をバカにするが。
「光也の問題は、なんですか?『先生になれるかどうか』。これが、光也の持つ問題です。
問題さえ見つかれば、あとは簡単なんです。
難しいのは『問題をどうやってみつけるか』なんですよ。
光也が「先生になりたい」と言ったことを笑ったクラスの皆さん、みなさんは光也みたいな“自分だけの問題”をちゃんと持っていますか?
問題のない人、これは大変ですね。
こういう人たちは、自分を作り変えることができません。
自分を成長させることができませんので、中学校3年生のまま、大人になることになりますよ!?
問題がない限り、答えは見つかりません」
※『こう生きたい』『こんな職業について他の人に貢献したい』という想いを人はどれだけ持っているだろうか?
自分を見つめることをせず、ただ流されて生きていないだろうか?
『自分の問題』を見つけられた人は幸せだ。
なぜならその問題解決のために考え、力を注げるから。
これらの言葉は僕の自戒でもある。
これらの言葉をもっと先に知っていたら、僕の人生も変わっていただろう。
もっともこういう言葉が心に響いて来るのは、年をとってからなのだが。
若い時はともかくエネルギーがありあまっていて、欲望があって、やりたいこと楽しいことがいろいろあって、なかなか自分を見つめようとしない。
※追記
『自分の問題』を見つけられた人は幸せだ。
なぜならその問題解決のために考え、力を注げるから。
金八っつあんはアインシュタインの例を出して、このことを説明した。
劣等生だったアインシュタイン。
しかし『光とは何か?』という問題の答えを純粋に知りたいと思った。
物理学をひたむきに勉強して相対性理論を構築した。
相対性理論とは
E=MC2という数式らしいが、これだけで原子力を生み出し、ブラックホールや宇宙の始まりが説明できるという。
不思議だ。神秘的でもある。
宇宙の中には真理がある。
中世の錬金術とは案外この様なものかもしれない。
それがルネッサンスを経て科学となって。
説明できないものが神秘となり、説明できるものが科学となる。