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平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

冬のソナタ 第15話

2007年11月18日 | テレビドラマ(海外)
 第15話「過去への旅路」

★記憶
 記憶をめぐる対照的なふたつの想い。
 記憶を取り戻そうとするミニョン(ペ・ヨンジュン)。
 記憶を消そうとするサンヒョク(パク・ヨンハ)。

 ミニョンはユジン(チェ・ジウ)との記憶を取り戻したい。
 ふたりの空白の時間を埋められるから。
 チュンサンとの思い出を大事にしているユジンと想いを共感できるから。
 ミニョンは言う。
 「君のためにチュンサンに戻りたい」
 記憶を求めてチュンチョンへ行くふたり。

 一方サンヒョク。
 ユジンが失われた今、彼女との思い出はもはやつらいものでしかない。
 ユジンとの思い出はつらいものが多かったけれど、輝いていた瞬間もあった。
 レストランで婚約指輪をはめた時。
 病院で看病をしてくれた時。
 車の中でふざけ合った時。

 記憶、思い出というのは人と人をつなぐ絆。
 それが失われれば絆はなくなってしまうし、愛し愛された記憶、思い出が積み重なれば強くなる。
 今回は絆をなくすために思い出をなくしてしまおうとするサンヒョクが哀しい。
 「僕は君との記憶を消そうとしている。もう行って。二度とチュンサンを失わせたりしないから。もう(僕と会って)優しく話しかけたり泣いたりしないで」

 作品中では記憶を呼び起こすいくつかの小道具が提示される。
 手袋。ユジンが寒いだろうと言って貸してくれたもの。
 ユジンの授業中に書いた手紙。昔の自分に再会する。
 その時の光景が脳裏に甦る。
 これらの道具はタイムマシーンの様なもの。
 これらを手にした瞬間、過去にタイムスリップできる。
 
 そして記憶に関する結論。
 すべてを思い出せないチュンサンにユジンは言う。
 「思い出を探すのはやめましょう。愛しているのは記憶の中のチュンサンではなく、目の前のあなただから」
 過去は絆を考える上で大切なものだが、何より大切なのは『今を生きること』『未来に生きること』。
 これが記憶に関する結論。

 しかし物語のオチも用意している。
 大晦日、会うはずだったチュンサンがユジンに伝えたかったこと。
 これを現在のチュンサンは思い出す。
 「愛してる……」
 ベタだけどこれでドラマが締まる。 

※追記
 記憶を取り戻すために塀越えのシーンを再現するふたり。
 ユジンがチュンサンの上に乗っかって、チュンサンいわく。
 「昔もこんなに重かった?」(笑)

 雪のない昔ふたりがキスをした場所。
 「ここは何をした場所?」と聞くユジンは結構ダイタン。
 チュンサンが思い出せないでいると、キスをした場所と教える。
 こうなるとチュンサンは男。顔を近づけて
 「どんなふうに? こんなふうに?」
 と言ってキス。
 
 それにしてもユジンはよくバスで寝る女性だ。
 チュンチョンに向かうバスの中でも居眠りをした。
 ここまで再現したのか?


コメント
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