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平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

篤姫 第28回「ふたつの遺書」

2008年07月14日 | 大河ドラマ・時代劇
 気持ちをどこに持っていっていいのか迷ってしまった。
 人がドラマを見るのって、泣きたいから、感動したいから、笑いたいから、怒りたいから、そして考えたいから。
 今回はどう見ても「泣き」。
 篤姫(宮崎あおい)、家定(堺雅人)の恋愛物語の一番の見せ場ですからね。
 ハンカチをもってテレビに向かった人も多いはず。
 史実として御台所が将軍の死の床に立ち会えないのは仕方がないかもしれないが、ふたりが最期に会う機会はあったはず。家定が召し出せばいい。
 幾島(松坂慶子)のことや斉彬の死の知らせが邪魔をして滝山(稲森いずみ)がなかなか言い出せないというのは視聴者をハラハラさせる作劇としてありだが、結局、家定と会えず仕舞いでは欲求不満が残るだけ。
 あるいはよくある手法だが、死んだ家定が篤姫の枕元に現れて話をするというエピソードを加えてもいい。
 ドラマとして盛り上がりに欠く家定の死だった。
 あざとく押してほしかった。

 原因は斉彬(高橋英樹)の死といっしょに描いてしまったことでしょうか?
 斉彬の死を描くために家定の死を描く時間がなくなってしまった。
 斉昭(江守徹)と慶喜(平岳大)の話も井伊(中村梅雀)の台頭の話も今回は不要。
 今回は中盤のクライマックスとなるエピソードだけに家定の死に特化して描いてほしかった。


コメント (2)
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