平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

自民党・武藤貴也議員が驚くべき発言!~人権より滅私奉公を礼賛! もはや自民党は極右政党だな

2015年08月02日 | 事件・出来事
 またまた自民党の若手議員が驚くべき発言!

 今度は、武藤貴也衆議院議員。
 武藤氏は自身のブログで<国民主権>や<基本的人権><平和主義>に疑義を語り、ほとんど否定している。

 日本国憲法によって破壊された日本人的価値観~武藤貴也オフィシャルブログ

 たとえば、基本的人権については次のように持論を展開。

 次に「基本的人権の尊重」について。私はこれが日本精神を破壊した「主犯」だと考えているが、この「基本的人権」は、戦前は制限されて当たり前だと考えられていた。全ての国民は、国家があり、地域があり、家族があり、その中で生きている。国家が滅ぼされてしまったら、当然その国の国民も滅びてしまう。
 従って、国家や地域を守るためには基本的人権は、例え「生存権」であっても制限されるものだというのがいわば「常識」であった。もちろんその根底には「滅私奉公」という「日本精神」があったことは言うまでも無い。だからこそ第二次世界大戦時に国を守る為に日本国民は命を捧げたのである。
 しかし、戦後憲法によってもたらされたこの「基本的人権の尊重」という思想によって「滅私奉公」の概念は破壊されてしまった。


 なるほど、武藤議員にとっては、「基本的人権」より「滅私奉公」の方が大切なんだ?
 基本的人権は制限されるのが当然で、お国のために滅私奉公しろってか?
 完全に戦前回帰だね。
 安倍さんは徴兵制を否定しているけど、武藤議員の考え方に拠れば、十分にあり得る。

 武藤議員は「国家が滅ぼされてしまったら、当然その国の国民も滅びてしまう」と書いているけど、そんなことはありません。
 70年前、大日本帝国は滅びましたけど、日本人はしっかり存在しています。
 逆に大日本帝国が国民に苦しみを与え、300万人もの人間を死に追いやった。
 国なんてそういうもの。

 武藤貴也議員はツイッターでこんなことも言っている。
 戦争法案に対して反対の声をあげている学生集団、SEALDs(シールズ)に対するツィートだ。

 SEALDsという学生集団が自由と民主主義のために行動すると言って、国会前でマイクを持ち演説をしてるが、彼ら彼女らの主張は「だって戦争に行きたくないじゃん」という自分中心、極端な利己的考えに基づく。利己的個人主義がここまで蔓延したのは戦後教育のせいだろうと思うが、非常に残念だ。

 おおっ、「戦争に行きたくない」って叫ぶのは極端な利己主義なのか。
 人間として当然のことだと思うけど。
 だって殺されたくないし、他人を殺したくないし。頭のおかしい国家主義者や戦争によって儲けたいやつらのために死にたくないし。
 それにSEALDsは<戦争反対>だけでなく、<自由>や<民主主義>のために声を挙げている。
 武藤さん、あなたが所属している政党は<自由民主党>ですよね?

 それにしても、今の自民党は本当に恐ろしい政党だね

・マスコミを懲らしめろ発言の、大西英男議員。
・スポンサーにならなければいい発言の、井上貴博議員。
・沖縄の新聞は左翼にのっとられている発言の、長尾敬議員。
・法的安定性は関係ない発言の、磯崎首相補佐官。

 いずれも安倍首相に近い人たちだ。
 もしかして安倍さんも彼らと同じ考えなんじゃないの?

 ちなみに今回の発言をした武藤貴也議員も、マスコミを懲らしめる発言で問題になった文化芸術懇話会のメンバー。つまり大西、井上、長尾議員らの仲間。
 最近話題になっている「日本会議」や、安倍首相が会長を務める「神道政治連盟国会議員懇談会」にも所属する議員でもある。

 まあ、別に武藤議員がどのような思想信条を持っていてもいいんですよ。
 憲法はそれを保障しているんだから。
 でもね、滅私奉公を言うのなら、国会議員として、国民のためにしっかり仕事をしましょうね。

 話に拠ると、あなたは、政治活動0件、議案提出0件で何の仕事もしていないそうじゃないですか?

コメント (6)
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