倒れてきた木材。
ミニョン(ペ・ヨンジュン)をかばったユジン(チェ・ジウ)。
★第7話「冬の嵐」はユジンの中にいるチュンサンがテーマ。
まずサンヒョク(パク・ヨンハ)がミニョンを助けたユジンについて言う。
「ユジンは誰でも助けた」
「ユジンがかばったのは別の人(チュンサン)です。あなたが負い目を感じる必要はありません」
このふたつのせりふ、矛盾しているが、言いたいことは「ユジンが助けたのはミニョンだからではない」ということ。
矛盾しているが故にサンヒョクの必死な気持ちが伝わる。
さてミニョン。
過去に生きるユジンに対し言う。
「あなたこそ影の国の住人だ。世界は美しいのに孤独の国に生きるつもり?」
ミニョンの言葉はすべて問いかけだ。
「僕といっしょにいるのはイヤ?」
「いつまでも死んだ人を思うの?」
「彼が生きていたら居間でも愛し合っていたと思う?美化しているだけじゃないの?」
これでユジンを揺さぶる。
そしてユジンが大いに揺れた所で断定する。
「僕は愛を知らないと君は言ったけど、君こそ愛を知らない。故人を思うのは愛なのか?現実を見るんだ」
なぜ、そんなことを言うのかと問うユジンに対してはこう答える。
「好きだから」
ミニョンは「好き」という言葉を安易に使わない。
ここという時に使う。
ミニョンは恋の達人だ。
こうしてユジンの中からチュンサンを追い出そうとするミニョン。
この点はサンヒョクと対照的。
サンヒョクは、チュンサンがユジンの中にいることを容認している。
サンヒョクの優しさとミニョンの強引さ、ユジンはどちらを選ぶか?
ユジンは『容認している』サンヒョクを『一番の理解者』だと思っている様だが。
★あとは名セリフと小道具
ミニョンはユジンに言う。
「花を持って女性を待つのは初めてだ」
「好きな理由が多すぎる。本当に好きなら好きな所を言えないはずだ」
小道具はタロットカードとピアノ曲「初めて」。
タロットカードはユジンが運命の人であることをミニョンに知らしめる。
唯物論者のミニョンが信じてしまう所が面白い。
それにユジンはよく物を落とす(笑)。
それがストーリーを展開させているのだが。
ピアノ曲「初めて」は効果的だ。
ミニョンはなぜかこの曲を弾ける。「僕は天才かなぁ」とミニョンは言う。
ミニョン=チュンサンではないかという暗示。
もしユジンが、この曲を弾くミニョンを見たらどう思うだろうかと視聴者に思わせる。
効果的な小道具だ。
あとは小道具ではないが状況設定。
雪で閉ざされた山頂のロッジ。ふたりだけの世界。
これは高校時代の山登りで、ユジンが道に迷い、チュンサンとふたりきりになった時と同じ。
作者は同じ手を二度使ったが、お互いの気持ちを接近させるにはふたりきりの時間は必要な様だ。
ミニョン(ペ・ヨンジュン)をかばったユジン(チェ・ジウ)。
★第7話「冬の嵐」はユジンの中にいるチュンサンがテーマ。
まずサンヒョク(パク・ヨンハ)がミニョンを助けたユジンについて言う。
「ユジンは誰でも助けた」
「ユジンがかばったのは別の人(チュンサン)です。あなたが負い目を感じる必要はありません」
このふたつのせりふ、矛盾しているが、言いたいことは「ユジンが助けたのはミニョンだからではない」ということ。
矛盾しているが故にサンヒョクの必死な気持ちが伝わる。
さてミニョン。
過去に生きるユジンに対し言う。
「あなたこそ影の国の住人だ。世界は美しいのに孤独の国に生きるつもり?」
ミニョンの言葉はすべて問いかけだ。
「僕といっしょにいるのはイヤ?」
「いつまでも死んだ人を思うの?」
「彼が生きていたら居間でも愛し合っていたと思う?美化しているだけじゃないの?」
これでユジンを揺さぶる。
そしてユジンが大いに揺れた所で断定する。
「僕は愛を知らないと君は言ったけど、君こそ愛を知らない。故人を思うのは愛なのか?現実を見るんだ」
なぜ、そんなことを言うのかと問うユジンに対してはこう答える。
「好きだから」
ミニョンは「好き」という言葉を安易に使わない。
ここという時に使う。
ミニョンは恋の達人だ。
こうしてユジンの中からチュンサンを追い出そうとするミニョン。
この点はサンヒョクと対照的。
サンヒョクは、チュンサンがユジンの中にいることを容認している。
サンヒョクの優しさとミニョンの強引さ、ユジンはどちらを選ぶか?
ユジンは『容認している』サンヒョクを『一番の理解者』だと思っている様だが。
★あとは名セリフと小道具
ミニョンはユジンに言う。
「花を持って女性を待つのは初めてだ」
「好きな理由が多すぎる。本当に好きなら好きな所を言えないはずだ」
小道具はタロットカードとピアノ曲「初めて」。
タロットカードはユジンが運命の人であることをミニョンに知らしめる。
唯物論者のミニョンが信じてしまう所が面白い。
それにユジンはよく物を落とす(笑)。
それがストーリーを展開させているのだが。
ピアノ曲「初めて」は効果的だ。
ミニョンはなぜかこの曲を弾ける。「僕は天才かなぁ」とミニョンは言う。
ミニョン=チュンサンではないかという暗示。
もしユジンが、この曲を弾くミニョンを見たらどう思うだろうかと視聴者に思わせる。
効果的な小道具だ。
あとは小道具ではないが状況設定。
雪で閉ざされた山頂のロッジ。ふたりだけの世界。
これは高校時代の山登りで、ユジンが道に迷い、チュンサンとふたりきりになった時と同じ。
作者は同じ手を二度使ったが、お互いの気持ちを接近させるにはふたりきりの時間は必要な様だ。