山陰本線長門市~下関間には98年夏の中国地方遠征で制覇している。この時はムーンライト九州で門司まで行って、当時はまだ門司まで乗り入れていた山陰本線気動車に乗って、長門市まで乗っている。山陰本線は益田以北が景色がいいイメージがあったが、下関~長門市間もなかなか海沿いを走るところもあり景色が良かった印象がある。長門市で少々ブレイクタイムして、時間の都合で乗れなかった仙崎支線の終点仙崎を見るだけ見て長門市まで戻り、長門市からキハ23非冷房車に乗って益田まで行っている。益田からは山口線に入り、津和野で途中下車して津和野観光をして、夕方の列車で小郡まで出て宿泊している。
翌日は小野田線などに乗り、美祢線で再び長門市まで出て、前にも書いたが、前日のキハ23非冷房車に参った経験を活かし?今度は快適にキハ181系いそかぜに乗って益田まで行っている。18きっぷ利用だったので、別料金を支払って乗っているが、貧乏学生には痛い出費ではあったが、今となってはキハ181系いそかぜに乗っておいてよかったと思える。益田からはこちらも貴重なキハ58系快速石見ライナーで江津まで行っている。
山陰本線下関口には後1回美祢線の乗り直しと仙崎支線の乗り潰しをした03年8月30日に訪問している。この時もムーンライト九州に乗り、下関で降りて山陰本線気動車に乗って長門市まで行っている。雨の中の道中で景色を楽しむにも土砂降りだった印象があり、さらに途中山間部にて、毛虫が線路を占拠して車輪が空転して勾配を上れないという事態になり、何度もエンジンを吹かして上りきろうとするものの、何度も失敗して、30分ぐらい立ち往生して、何とか山を登り切り、30分遅れで長門市に着いた。長門市での仙崎支線との連絡は時間に余裕があったが、到着時には既に出発時刻を過ぎており、連絡待ちがなければ乗れない状況だったが、ここは同じJR西日本だけに融通を利かしてくれて連絡待ちしてくれていた。98年に乗れなかった仙崎支線のリベンジを果たして、折り返し長門市まで戻り、長門市から美祢線の乗り直しをして山陽筋に出ている。全国津々浦々鉄旅行をしてきた中で何番目かに数えられるほどのピンチを迎えた山陰本線の道中であった。