EXPRESS DIARY~鉄人日記~

鉄道に関することを日々徒然なるままに書いて行こうと思います。

富山地方鉄道上滝線

2007年08月03日 | 北陸

070728kamidaki10036  富山地鉄上滝線には07年7月28日の富山地鉄遠征で初乗車している。上滝線とワンセットになっている不二越線については市内軌道線乗り潰しの時に、南富山~電鉄富山間を先行して乗り潰しているが、南富山以南の上滝線については乗っていなかった。立山線を乗り潰しての帰りに岩峻寺から上滝線に乗って電鉄富山へ戻っている。立山線では往復とも10030系でそろそろ地鉄オリジナル車の登場を期待…と思って岩峻寺駅に降り立ったが、向い側を見ると見慣れた京阪3000系の車体があり、またしても10030系だった。利用者は少なく岩峻寺を出てからも大量に乗ってくるという駅はなかった。パラパラっと高校生が乗り降りするぐらいで、地元利用者は南富山でなんぼか乗ってきたぐらいだった。上滝線沿線は岩峻寺寄りは田畑が広がる長閑なところで、沿線人口もあまり多くないと思われる。富山の中心部へはクルマ移動という人も多いだろうが、それ以前にあまり中心部へ出る機会が少ないという人も多いのではないかと思う。そういった中で利用者を増やすのは容易ではないが、南富山近辺では結構住宅があり、新しい宅地もなんぼか行われているので、市内軌道線のリンクあるいは相互直通なども視野に入れて改善を進めていけば、利用者を増やしていける素地はあると思われる。現在のように60分毎の悠長な運転では利用者が少なくて当然ともいえる。市内軌道線の電車が直接乗り入れてくれば、富山市内中心部へのアクセスも良くなるし、運転頻度も高くなる。反面不二越線へ悪影響を及ぼす可能性もあるが、あちらでも運転頻度を高めれば相互に利用者を増やしていけるのではなかろうか。安易な発想ではあるが、運転頻度の向上とスピードアップ、車内や駅の美化というのは利用者を増やすための基本アイテムと言える。富山は鉄道の再生に積極的な都市である。その施策に乗って上滝・不二越線、市内軌道線も改善を進めていってほしいものだ。