EXPRESS DIARY~鉄人日記~

鉄道に関することを日々徒然なるままに書いて行こうと思います。

近鉄橿原線

2007年08月28日 | 近畿

061202kinnishinokyo4  近鉄橿原線には学生時代に初めて乗車している。大阪線で大和八木まで行って、大和八木から大和西大寺の間橿原線に乗って、西大寺で京都線に乗り換えて京都まで行っている。暇つぶしに思いつきで乗ってみようと出かけ、初乗りで乗って乗り越せばいいという気で大阪線電車に飛び乗って八木まで行った。その時の無知な私は近鉄でも大回り乗車が可能だという認識を勝手に持っており、京都で精算すればことが済むと思っていた。ところが橿原線内で私鉄では珍しい車内検札があり、京都までの運賃どころか、それ以上の運賃を取られた。乗ったのが鶴橋だったのが、八木経由と言われても近鉄に乗り慣れていない身にはぴんとこず、家に帰って時刻表を見返してからやっと大回り乗車できないことに気づいた。その時の橿原線の印象は結構乗っているという印象で、ロングシートに座ってあまり景色が楽しめないぐらいの乗り具合だったように記憶している。

061202kin220003  大回り不可ということで、その後その反省からケチな私はあまり橿原線には乗らなくなった。再び橿原線に乗ったのはスルッと関西から発売されている3DAYチケットを活用して近畿圏の私鉄を乗り回しをするようになってからだ。このチケットは今でも発売されており、5000円で3日間乗り放題というお得なカードとなっている。自動改札に通せるし、南海や近鉄がスルっとのエリアに入ってから、和歌山や東は青山町までの区間まで利用できるようになりお得感が増してよく利用している。橿原線は京都線や奈良線から大阪線、南大阪線方面へ抜けるのに有効な路線だ。このため、元を取るために乗りまくるという鉄根性を持つ私はよく利用させてもらっている。何回か乗って気づいたのは各線とのフィーダーの役割をするということもあり、西大寺や八木での時間調整がやたら長いということだ。とりわけ八木での時間調整は大阪線との連絡の意味もあるのだろうが、西大寺から橿原神宮前方面へ乗り通す時には停車時分がやたら長く感じる。京都、奈良方面からの利用よりも大阪方からの利用の方が多いのかもしれないが、京都、奈良方面や橿原線沿線から橿原神宮方面への所要時分が長いのは考えものだ。と言っても根本的な解決策はなく、橿原線は各線の時間調整を行う路線という状態は今後も続いていくことだろう。