EXPRESS DIARY~鉄人日記~

鉄道に関することを日々徒然なるままに書いて行こうと思います。

JR肥薩線

2007年08月13日 | 九州

040724hisatsu1402125izaburoshinpei  JR肥薩線には3度乗車している。97年春の第1次九州遠征、99年春の第2次九州遠征で、いずれも宮崎から急行えびのに乗り、1回目は人吉で当時アクアエクスプレス用の車両を使用していた急行くまがわに乗り換え熊本まで乗っている。2回目は熊本まで急行えびのを通しで乗っている。急行えびのはキハ58、65系のアコモ改造車が充てられており、アコモ改造車の中にもグリーン車の座席を使用したものと普通車のリクライニングシートの座席を使用したものがあり、1回目の乗車ではグリーン車用の座席の車両に当たりかなり快適に過ごせた。2回目は1回目の頭があったので、当然グリーン車用の座席で来るだろうと思っていたら、普通車用のリクライニングシート車に当たったので落胆したのを思い出す。普通車用でもボックスシートに比べれば断然快適であるのは間違いないが、グリーン車用の座席があまりにもよかったので、その印象が強く残ってしまっていた。但し、どちらの車両も改造車のため窓割りが合わないので、景色が見えにくい位置が出てくるという欠点はあった。

040724hisatsu1402066hayatonokaze2  1回目に乗った急行くまがわはアクアエクスプレス用車両の当初香椎線のリゾート用として造られたジョイフルトレインで、1-2の配置のクロスシートで、2列側の一部シートは座席が窓側に向くようになっており、定期列車用としては異例の車両だった。私のあやふやな記憶では球磨川を望みながらの道中だったはずなので、窓向きになる座席に座って肥薩線の旅路を楽しんでいるはずだ。

 3回目の肥薩線乗車は04年7月24日、25日の九州遠征で、九州新幹線の初乗りのついでに、久しぶりに肥薩線に乗ろうと計画を立てた。鹿児島中央から日豊本線で隼人まで出て、隼人から肥薩線の旅を楽しんでいる。隼人~吉松間は第1次、第2次九州遠征の際にも乗っていない乗り残し区間だったが、02040724hisatsu185kyusyuodantokkyu3 年8月の九州遠征で隼人~吉松~都城のルートで乗り潰しをしている。隼人から吉松までキハ58系普通列車に乗り、吉松で待ち時間中に特急はやとの風の入線などを撮影して、それに連絡する上りしんぺいに乗って3度目の大畑ループ線を楽しんでいる。人吉~吉松間の普通列車で愛称が付く列車は下りがいさぶろう、上りがしんぺいとなっている。この頃はまだいさぶろうしんぺい用の気動車は指定席のみで、自由席にはキハ31系などがぶら下がっていた。上りなのでキハ31系が先頭になっていたので、私は自由席の先頭車に陣取ってかぶりつきを堪能した。途中真幸、矢岳、大畑では長時間停車時分が取られ、ホームに降りて駅を見物できるだけの時間が取られていた。他の定期列車はそこまで時間が取られていないと思われるが、いざぶろう、しんぺいに関しては地元利用を度返しにした観光用のダイヤが組まれている。現在では自由席車も専用車両に置き換わっており、ますます観光色が強くなっていると言える。九州新幹線が全線開業すれば熊本や新八代経由で肥薩線沿線への観光需要も増える見込める。観光列車の素地を整えているという点では現状の肥薩線は将来的にも観光路線で生き残っていくという方向性が見えているので廃止云々の話は今のところ出てくることはないだろう。040724hisatsumasaki8