EXPRESS DIARY~鉄人日記~

鉄道に関することを日々徒然なるままに書いて行こうと思います。

近鉄南大阪線

2007年09月01日 | 近畿

051203kin260002  近鉄南大阪線に初めて乗ったのは学生時代に南海高野線に乗りに行って、河内長野から近鉄長野線に乗り、そのまま古市をスルーしてあべの橋まで乗った時だ。この頃は近鉄に対して大した知識もなかったので、南大阪線は大阪線や奈良線に比べてローカルな路線だという印象があり、昼間は空いているというイメージを持っていた。ところが実際乗ってみると編成両数が少ないこともあってか、長野線内から立ち客が出て、古市からは満員の状態、さらに藤井寺、河内松原などに停まり、超満員になってあべの橋に着く有様だった。夕方近い下校時間帯に差し掛かる時間だったので、高校生や大学生の利用が多かったのだろうが、イメージとのギャップに驚いたものだ。あべの橋のロケーションが問題視されるところもあるが、南大阪線は列車頻度も比較的高く、利用者も結構多いという印象を持つようになった。

 その後古市以東にも乗り、御所線、吉野線などの乗り潰しの際にも利用しており、何度も乗るようになった。長野線直通の準急は古市での時間調整が気になったり、上りあべの橋方面はあべの橋に近づくにつれて先行の普通にあたることが多く、ゆっくり走ることが多いのには少しストレスがたまるところだ。夕方ラッシュ時などは下りでも準急は頭打ち運転になっており、列車密度の高さが仇になっているところがある。ダイヤは大阪線と比べると比較的パターン化されており、10~20分サイクルの準急・普通と30分サイクルの特急・急行を組み合わせたダイヤはそれなりに便利だ。但し、長野線が15分サイクルとなっており、準急は長野線へ4本、橿原神宮前方面へ2本の運転となるため、どうしても古市で運転を切らざるを得ないようになっており、長野行き準急は古市で長時間停車する。この間に増解結をすることも多いので、停車時分が長いのは気にしなくてもよいのかもしれないが、利用者としては少々煩わしい停車と言える。

 近年近畿圏の私鉄では料金不要の特急の停車駅が増えたり、急行の停車駅が増えたりしているが、近鉄南大阪線については停車駅は増えていない。あべの橋を出て古市までノンストップとなる急行はなかなか爽快な走りをするので、停車駅が多い阪急や京阪の急行とは違った急行を体感できる。