EXPRESS DIARY~鉄人日記~

鉄道に関することを日々徒然なるままに書いて行こうと思います。

南海汐見橋線

2007年11月12日 | 近畿

070526shiomibashi  南海汐見橋線は南海高野線の岸里玉出~汐見橋間の別称で、本来であれば南海高野線とすべきところだが、南海高野線の電車は全て岸里玉出から戸籍上南海本線の専用線でなんばまで運転されているので、運行系統が分離されている岸里玉出~汐見橋間は汐見橋支線と名付けられている。汐見橋は大阪市の秘境とも言うべきところで、ターミナルの立地が悪いこともあり、高野線から分離された形になっているのだろう。その日教に初めて訪れたのは就職活動をしていた時期だ。不況の中大阪市内を走り回り、ついでに乗り鉄を楽しみながら暗い時代を過ごしていた。ちょうど大正近辺に訪れた時に歩けば近そうということで汐見橋まで歩いて、汐見橋から汐見橋線に乗って岸里玉出まで行き、岸里玉出から天下茶屋まで戻り、天下茶屋から堺筋線で帰宅した記憶がある。夕方間近だったが、汐見橋から岸里玉出へ向かう電車は異様なほど空いていた。その後汐見橋線には昼間に2度乗っているが、どちらも非常に空いており、存在価値があるのかと疑問を抱くほどの路線になっている。最初乗った時はまだ20分毎程度に運転され運転本数もそれなりにあったが、最近は30分毎に減便されており、とても大阪市内の路線とは思えないほどの惨状となっている。今後もこのまま放置されていくのだろうが、線路際などを見ていると荒れ放題で、メンテにも力が入ってなそうだし、状況的にはいつ廃線になってもおかしくない。南海としてはなにわ筋線が開業する時には汐見橋線を流用したアクセス路線を考えているのだろうが、なにわ筋線自体が実現するかどうか微妙なところだけにそれより先に汐見橋線が廃止されてしまう可能性は高いのではないかと思う。