JR武豊線は学生時代に東京遠征のため、ムーンライトながら乗車前に行きがけの駄賃として乗車している。初乗りの時には既にキハ75系に置き換わっており、名古屋直通の区間快速が設定されたり、中京圏の勢いがある路線の一つという印象が残っている。しかし、乗った列車は東海道本線のようにサクサク走るわけではなく、トロトロ走っている車両だけは新しいローカル線という感じだった。終点武豊(競馬ファンとしては思わず駅名板を撮影してしまう駅だ)まで行って、名鉄に乗り換える計画をしながら、行き帰りとも武豊線に乗り、帰りはすっかり爆睡して、ムーンライトながらでの睡眠不足を事前に補う形となった。学生時代はとにかく列車内で眠ることが多く、昼でも夜でも景色が見られようが、暗かろうが眠っていたことが多い。何とももったいないことだが、今はその反動からか、眠たくても我慢して車内では大概起きている。さすがに夜行列車では起きていないが…学生時代ぐらいまでは夜行列車で眠るということの方が逆に苦手だった。
武豊線からはしばらく遠ざかっていたが、ホームページ作成にあたっての写真の撮影などを兼ねて再訪問したのが、05年10月15日のことだ。鉄道の日記念のフリーきっぷを利用して東海地区へ日帰り鉄をしに行った時に乗ったものだが、朝から天候が思わしくなかったが、樽見鉄道、城北線などでは何とか小ぶり程度で済んでいた天気が武豊線に乗る頃には見事に崩れて帰りの道中は土砂降りとなった。何とか撮影をすることはできたが、晴れた時にもう一度じっくり乗ってみたいものだ。