ながらで東京入りして、今回のお目当てのひとつであるディズニーリゾートライン乗り潰しへと向かう。本来ディズニーランド来園の際に乗車すべきモノレールだが、この手のテーマパークや遊園地はあまり好かない私としては(乗り物好きの癖して遊園地の乗り物は嫌い)ディズニーランドを訪問する機会もないので、とりあえず乗り潰しのためだけにモノレールに乗りに来た。珍しい来訪者は昼間に乗ると目立つので早朝から乗って、そそくさと帰る施策を取り、そのためにムーンライトながらの指定を取り、早朝の京葉線に乗って舞浜まで出向いた。ディズニーリゾートラインとゆりかもめをセットにして乗り潰す計画を立てて、6時00分発始発モノレールに乗車してディズニーランド周辺を1周する。早朝なのに家族連れが乗車しているのはさすがはディズニーランドと言ったところだが、日本屈指のテーマパークも朝の6時からは動き出しておらず静かなものだ。とりあえず乗ったということで舞浜駅に戻り、続いてゆりかもめの乗り潰しへのため新木場経由で豊洲へと出向く。
7月31日関東方面遠征のために夜、もったいないと思いながら18きっぷで茨木駅から大垣へと向かった。定期列車廃止後のムーンライトながらへの乗車は今回が初めてとなる。仕事を早く切り上げて帰宅してからの再出発だけに慌しく、少々疲れながら223系新快速に高槻から乗り込む。12連運転のため、後ろ寄りの車両は高槻で立ち客がパラパラ程度の乗り具合で、京都から席にありつけた。米原までゆっくり居眠りしながらと思いうつらうつらしていると野洲手前で列車が急停車した。ホームの非常ボタンが押されたとかで人が倒れた云々で列車は10分ほど野洲手前で抑止を食らった。米原での東海道線接続及び大垣からのムーンライトながらの接続確認を行うという車掌のアナウンスがあり、当然ながら?接続待ちをしてくれるものと高をくくって、米原まで悠々と空いた車内で過ごし、米原停車直前に東海道線との接続が取れたとのアナウンスが入り、あったり前やろと心の中で突っ込みを入れる。米原から117系8連の普通に乗り、ここでもゆったり座れて大垣まで落ち着いた道中となる。ムーンライトながらの乗り継ぎでは以前にも新快速が遅れて冷や汗をかいたことがあるが、さすがに2度目なので慣れてしまった。JR西の遅れが原因でムーンライトながらの定期運転を取り止めたのではないかというほどJR西の遅れは多い。無事大垣に着いてながらの入線を待つ。発車直前まで入線して来ないのは相変わらずで臨時だから仕方ないところだろう。183系(189系?)使用は臨時運転で何度か乗車しているので慣れたもので、とりあえず新生ながらをカメラに収め、車内へ。撮影している間に発車時間が来た。私は窓側を指定していたが、通路側には既に老婦人が座っており、前を失礼して席に荷物を下ろして、とりあえず用を足してから席へとついた・・・と思ったら件の老婦人から席を交代してくれとの要求が。通路反対側には老婦人の旦那様が同じくお願いモードとなっており、座るに座れずやむなく交代してあげた。正直通路側は人の行き来で目を覚ますことが多く、今までの経験上から出来るだけ避けたいところだったが、眠るとは言え、気まずい時間を過ごすのも返って嫌なので渋々ながらも席を代わった次第である。ながらでの席替えはこれが2度目で、究極的には日本海で下段寝台から上段寝台への交代を余儀なくされたこともある。一人旅の弱さに付け込まれてよく席交代をさせられたものだ。不本意ながら通路側の席について、とりあえず落ち着いて眠ることにする。目を閉じて停車駅を聞いていると岐阜、名古屋、豊橋、浜松、静岡、沼津、横浜、品川と定期時代や以前の臨時に比べて停車駅が大幅に削減されていることに気づく。以前は名古屋から最終代わりに利用する酔っ払いがよく乗り込んでいたが、今回はそのようなこともなく、短距離利用が大幅に減ったこと、さらには定期運転がなくなり、特別感が増したこともあり、終始落ち着いた車内環境が維持されていた。これだけ落ち着いた車内なら通路側でもよく眠れるというものだ。ながら復活はもはやあり得ないところだが、高速1000円に対抗するためにもこの手の夜行を存続して言って欲しいところだ。