民主主義を破壊しようとする腐ったりんごを探し出せ。 - 河上満栄のブログ
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投稿者 pochi 日時 2012 年 5 月 04 日 09:03:21: gS5.4Dk4S0rxA
河上満栄のブログ
民主主義を破壊しようとする腐ったりんごを探し出せ。
2012-05-03
一週間前の無罪判決で、我が国の議会制民主主義は首の皮一枚で命を繋いだ。
有罪判決が下されていれば、国民は国会と共に集団自殺し、法治国家は死するところであったが、この間、不甲斐ない国会を当てにせず、権力の暴走を自らの手で阻止しようと、あらゆる手段を講じて闘った民衆の執念、そして民衆の熱意に後押しされる形で、検察審査会の実態解明を求める法務委員会秘密会開催を衆参両議長に要請した約140人の国会議員の土壇場の行動が効を奏し、最後の最後に国家権力の暴走を辛うじて阻止することが出来たと感じている。お天道様は見ていてくれた。
しかし、民主主義を破壊しようとする裏切り者との本当の闘いはこれからだ。今回の判決で、民主政治を再生する若干の猶予と、最初で最後の稀少なチャンスが与えられたと思うべきだ。報告書捏造の田代検事をまだ捕まえないみたいだが、私は判決前日、健全な法治国家のために声をあげる市民の会代表・八木啓代氏に取り纏め頂き、佐久間達哉元特捜部長、大鶴基成元次席、木村匡良元主任検事、斎藤隆博特捜副部長、吉田正喜元副部長を偽計業務妨害、田代政弘検事を偽証、堺徹特捜部長、斎藤隆博特捜副部長を犯人隠避で、告発状を最高検に、同時に既に告発済みの田代政弘検事の虚偽公文書作成および行使に関して、告発事実補充書を東京地検に提出した。全国から125人の告発人が集まったそうだ。法治国家を守るため、率先して粉骨砕身奮闘して頂いている八木氏はじめ、会有志のみなさんに心からの感謝と敬意を表したい。
最高検察庁宛告発状
http://shiminnokai.net/doc/kokuhatsujo_20120425.pdf
健全な法治国家のために声をあげる市民の会
http://shiminnokai.net/
法治国家において唯一人を裁くことを許された司法の場で下された判決を否定し、さもヤメ検や御用弁護士によるコメント判決が、司法判決より優位であるかのごとく仮想有罪判決が公共の電波を使って垂れ流されているが、愚劣で極めて悪質な人権侵害であり、洗脳行為だ。不快で不適切だとお感じのみなさんは、効き目があるかどうかは別として、是非放送倫理に関する第三者機関・BPOにご意見をお送り頂きたい。(BPO 電話03-5212-7333 FAX03-5212-7330 メールwww.bpo.gr.jp)
国会では判決直後から自公党首ら野党と、何故か仲間であるはずの一部の与党議員が説明責任を果たせと、何とかの一つ覚えをいまだ唱え続けている。彼らは裁判を通じて浮かび上がった検察行政と検察審査会の問題には興味がないようで、小沢氏を政治的に抹殺できなかったことに歯軋りしているだけにしか見えない。立法府の一構成員としての自覚と責任があれば、直ちに判決文で指摘された検察の組織ぐるみの不祥事についての実態解明と、現行法下における運用の限界と不備が指摘された検察審査会制度について国政調査権を発動し、行政改革に取り組むのが道理である。本分をわきまえず、保身の党利党略に走り、憲政の常道から逸脱する無用の長物議員にはいち早くご退場願うしか他ない。私たちが真っ先に為すべき事のひとつが、次の国政選挙でこのような『政治稼』の落選運動を積極的に展開し、国家国民を守る真の『政治果』を選び、国会を再生することである。
われわれ国民が国会に期待するのは、いつまでも小沢氏を政争の具にして、政治ゴッコに明け暮れ貴重な審議時間を浪費することではなく、今回100頁に及ぶ判決文で指摘された法の不備と限界を改善すべく、検察審査会制度の是非、取調べの全面可視化、公判での全証拠開示についての早急な議論ではないか。特に取り調べの全面可視化については3年前の民主党マニフェストで約束している司法改革の最重要課題だ。腐敗し、暴走し続ける検察のあり方についても厳しく検証すべきだ。
判決の是非についての様々な法解釈論議がネット上でも展開されており、市民レベルの問題意識の高揚には大いなる力強さを感じるが、大メディアの煽りを受け、私たち一小市民が判決の法解釈に傾倒し過ぎることは、小沢問題の本質を矮小化せしめる危険性があることも自覚すべきだ。結論は無罪であり、力尽くの有罪誘導も不可能だったという揺るがない厳粛な結論だ。我々は追及の矛先を見誤ることなく暴走する権力の本質を見極めなければならない。いわゆる小沢問題の本質は、平成21年、政権交代を阻止しようとした自民党麻生政権が仕掛けた政治捜査であり、2度の不起訴の後、小沢排除を目論む民主党菅政権によって引き継がれ、検察審査会制度を悪用して丁稚上げられた権力闘争だといわれている。
莫大な血税を自在に操り、議会民主政治を破壊しようとする悪徳国会議員たちをブレインに冠し、検察と検察審査会を手足に民主政治の権化である小沢氏抹殺の為、有罪ありきで描かれた虚構であるということを忘れてはいけない。
4月26日、判決直後に国会内で開かれた小沢裁判報告会に出席した日本一新の会代表・平野貞夫元参議院議員より、2009年大久保秘書逮捕の前、麻生政権当時の森英介法務大臣に脅されたことがあるとの爆弾発言があり、日本一新の会メルマガ通巻第107号「日本一新運動」の原点107号に『森英介法相「大久保逮捕は私が指示した」との話を聞いていた財界人の懺悔』と題した平野氏による記事がある。(以下転載)
4月26日(木)小沢無罪判決の夕刻、参議院議員会館で「真の民主主義を確立する議員と市民の会」が開かれた。集会は興奮の内に終わった。私が廊下で市民の人たちと懇談していると旧知の財界人が話しかけてきた。私は久しぶりの遭遇に驚いて「どうしてここに?」と問うと、「実は小沢さんのことが気になって、ずっと心が痛んでいたのです。無罪となって、やっと心の刺がとれました」とのこと。この人物こそ、平成21年3月3日の大久保秘書逮捕について、麻生内閣の森英介法法務大臣から「大久保秘書逮捕は私が指示した」と直接に聞いた人である。この件の詳報は「メルマガ・日本一新」を創刊する直前、The JOURNALの、平成22年5月22日に掲載されたが、以下要点を採録する。
私は大久保秘書逮捕の2日前、「堂本知事さん、この平野という人物は平成になって日本の政治を混乱させた人で、小沢一郎も問題があり悪人だが、この人が小沢さんよりもっと悪人なんですよ」などと、陸山会事件を予告するかのような警告を受けていた。その後、この財界人は「こんなことがあって、真っ当な政治ができるはずはない」と、激しく森法務大臣を批判していた。私は、日本の民主政治のためにも、2人で森法務大臣の言動を公表するよう協力を要請した。がしかし、財界人の立場もあり実現しなかった。この人物の「心に刺さった刺」とはこのことであった。私はしかたなく、朝日ニューススターで森法相へ抗議したことがあり、この映像は、有志の手により「爆弾発言」として今でもネットに流されている。
陸山会事件で、小沢氏の政治的道義的責任を問うなら、まずは私とこの財界人を国会に招致し、証言をさせることが喫緊の国会の責務ではないか。さらに、森元法務大臣をはじめ、当時の検事総長や特捜部の責任者など、すべての関係者の証人喚問を行い、真相の究明を行うべきである。政権交代という国民主権の行使を担保した憲法の基本権を、検察権力を悪用して犯罪を捏造し、阻止しようとしたことは許されることではない。
私や財界人の証言だけではなく、東京地検特捜部で捜査に当たった前田元検事も、小沢氏の裁判で検察の不条理な捜査を証言している。その背後に政治権力の指示があったことは容易に推定できる。
わが国の議会民主政治を崩壊させたのは麻生自公政権であり、そのための責任をとるのは自公両党である。それを解明し国民の目に晒すことが国会の権能である。さらに検察が二度も不起訴にした小沢氏を、強制起訴にもっていった菅民主党政権の「法曹マフィア」たちの疑惑も議会民主政治の問題として究明すべきことである。
また日本一新の会発行メルマガ・日本一新第89号「日本一新運動」の原点96(臨時増刊号)によると、香川保一元最高裁判事が社団法人を私物化していたことが事業仕分けで明らかになった際、民主党鳩山政権当時の千葉景子法務大臣が民主党政権の弁護士資格を持つ有力閣僚に相談の上不問に付したとの情報があり、当該議員が最高裁に貸しを作ったことが民主党代表選挙と同日の2010年9月14日に開催されたとされる検察審査会での起訴議決に繋がったのではないかとのことだ。詳しくは2012年2月20日発行当ブログのバックナンバー『社団法人「民事法情報センター」の香川保一理事長スキャンダルもみ消し疑惑を国会は糾明せよ。』を参照されたい。