リビアの資源利権を入手した国際核兵器密売人
長年、米国の経済制裁で経済危機に陥ってきたリビアで、米国が原油、天然ガスの開発を再開した。
リビアのカダフィ大佐が、反米的な政策を取り止め、米国に屈服し従うと確約したために、再開となった。しかし、カダフィは面従腹背である。
長い経済制裁の間にも、リビアは米国の「目を盗み」、原油を国際市場で販売し、生計を立ててきた。当然、密輸であり、こうした密輸原油のような「出所の知れない」原油を売買する国際市場が、スポット市場として「キチント」整備されている。このスポット市場を創立したのが、国際核兵器・核エネルギー(ウラン)密輸マフィア=マーク・リッチである。
リッチは、米国の経済制裁下で、このリビアの密輸石油を売買し、リビアを「助け」、引き換えに国際市場より安価なリビア原油を入手して来た。
面従腹背のカダフィは、リビアの原油、天然ガス開発の再開に際し、長年「世話になった」リッチに、最大の開発利権を与えた。
カダフィにより、リビアのエネルギー開発の主役として指名されたのは、リッチの出身母体コノコ・フィリップ石油と、リッチの部下=ノーベル「平和賞」受賞者アル・ゴアのオクシデンタル石油である。この利権入手が、原油密輸の長年の「報酬」である。
もちろんリッチのもう一人の部下が米国のチェイニー副大統領であり、リビアへの米国政府の経済制裁は、リッチ=チェイニーの「自作自演」であり、この自作自演によって、リッチはリビアの安価な密輸原油を長年、入手し、現在は、リビアのエネルギー利権を入手する事になった。
国際政治とは三文脚本家と三文役者の自作自演の「シロウト演劇」である。