観音經功徳鈔 天台沙門 慧心(源信)・・16/27
観音經功徳鈔下目録
一、三十三身の総釋の事
二、祇陀末利の事
三、三十三身の義の事
四、十九説法の事、同依報をも化し玉ふ事、布施の事。
五、禅那維那の姫の事
六、観音罪人の苦に代り玉ふ事、千眼の事。
七、聖観音の事
八、摂折二門の事
九、感應同時の事、定業轉不轉の事。
十、慈童仙人と成る事、持地の十法の事。
十一、自在の業 . . . 本文を読む
業に「三世四業」「因果四報」の種類がある。「三世四業」には 順現業・順次業・順後業・順不定業がある。・順現業とは、現世に善悪業因をなして現世にその賞罰を受けるもの。・順次業とは、現世に善悪業因をなして次の世にその賞罰を受けるもの。・順後業とは、現世に善悪業因をなして三回目以降の世にその賞罰を受けるもの。・順不定業とは、つよい善悪を造ってないため、報いを受ける時期が定まっていないもの。「因果四報(結 . . . 本文を読む
三代実録 / 元慶五年(881)十一月廿六日庚午条
「廿六日庚午 皇太后、太上天皇の奉為に 染殿宮に於いて 周忌の御斎会を設け 諸大寺の高僧を延べて法華経を講ずること五日訖を限る。 親王公卿及び五位已上は畢く会す。 京中の貧窮者を鴨河辺に召集し 之に賑給す。」
・天皇は陽成天皇。皇太后は清和天皇后藤原高子。太上天皇は清和天皇で元慶四年に薨じています。
・昔は皇族は . . . 本文を読む
「日本書紀・天武九年680十一月」「丁酉(26日)、天皇、病したまふ。因以て百僧を度せしむ。俄に癒へたまふ。」
丁度、11月12日には皇后不豫で薬師寺の建立を始め皇后が平癒されたばかりでした。この薬師寺建立と百僧度と相まって天皇の不豫は俄かに癒えたのかもしれません。 . . . 本文を読む